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市場レポート

2009年2月25日 (水)

◇090225 米国株概況◇

*米国株大幅反発-FRB議長の発言を好感し、金融株に買戻しの動きが強まる。

NYダウ   7350.94(前日比+236.16)

ナスダック  1441.83(前日比+54.11)

昨日の米国株式市場は、NYダウは4日ぶり、ナスダックは7日ぶりに反発して取引を終えた。取引前半は経済指標の悪化を受けてもたつく場面も見られたが、午後の取引はバーナンキFRB議長の発言を好感し、銀行株中心に買戻し圧力が強まりほぼ一本調子の上昇となった。

定例議会証言でバーナンキFRB議長は、米経済は危機的な状況(年前半は景気下振れリスクの方が大きい)に直面していることを指摘した上で、景気回復には金融システムの安定化が必要不可欠であるとの認識を示し、「金融システム安定化へ向けて強固な行動で補完する」と発言、何らかの追加的施策がとられるのではないかとの期待感を誘った。そして、市場参加者が警戒していた大手銀行の国有化の可能性については、その必要性を明確に否定した。こうした一連の発言を受けて、銀行株への買戻しの動きが活発化し、午後になるとNYダウは上げ足を速めて、ほぼ前日の下げ分を取り戻すこととなった。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発。FRB議長の発言をきっかけに米国株が急反発したことを受けて、買い先行の展開となった。96円台後半まで円安が進展する場面では一段高となった。結局、7470円(前日比+290円、大証終値比+180円)で取引を終えた。本日の高値は7555円、安値は7150円だった。

2009年2月24日 (火)

◇090224 米国株概況◇

*米国株大幅下落-金融株は反発するも、景気悪化懸念根強く、売りが優勢の展開に。

NYダウ   7114.78(前日比▲250.89)

ナスダック  1387.72(前日比▲53.51)

昨日の米国株式市場は、NYダウは3日続落、ナスダックは6日続落して取引を終えた。NYダウは11年9ヶ月ぶりの安値に沈み、株価は一向に下げ止まる気配を見せていない。

早朝に米政府とFRBは「金融機関への資本支援制度」に関する共同声明を発表した。金融システム不安の高まりを受けて、株式市場が混乱することを回避するために取られた異例の早朝記者会見と思われる。政府・当局が積極的に金融支援に取り組む姿勢を示したことで、大手銀行株を中心に買戻しが入り反発して取引はスタート、NYダウは一時75ドルほど上昇した。しかし、政府の思惑通りに市場が動いたのは寄付きから僅か30分間ほどで、その後は下へ下へと株式市場は下げ足を速めていった。素材、電機・ハイテクなどの景気敏感株などが軒並み安となり、ハッキリ言って金融株以外の業種はすべて売られる展開。個人的には金融株が落ち着けば株式市場は一旦冷静さを取り戻すと予想していたのだが、そう甘いものではなかったようだ。安値を更新するなどテクニカル的ポイントをブレイクされたことも下げを加速させる要因となった。(小林)

シカゴ日経平均先物は続落。米国株が急落したことを受けて、売り先行の展開となった。先行き不透明感が強く、終日買いが入りづらい状況が続いた。結局、7180円(前日比▲115円、大証終値比▲200円)で取引を終えた。本日の高値は7490円、安値は7120円だった。

2009年2月20日 (金)

◇090220 米国株概況◇

*米国株下落-景気・金融システムに対する懸念が根強く、売りが優勢の展開に。

NYダウ   7465.95(前日比▲89.68)

ナスダック  1442.78(前日比▲25.15)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに下落して取引を終えた。NYダウは6年4ヶ月ぶりの安値に沈み、株価底割れ懸念が一気に拡がる格好となった。

朝方こそ、値頃感からの買いが入って小高く推移していたものの、徐々に売り物が膨らみ始めて値を消す展開。やはり、市場参加者の間では景気先行きや金融システムに対する懸念が根強くあり、相場の先行きに対して全く自信が持てない状況。象徴的なのが金融株の動き。大手金融株が一向に下げ止まる気配を見せていない。背景には不良債権買い取り価格算出方法など未だに金融安定化策の詳細が発表されていないことに加えて、金融機関の資本規模の適正を測る調査実施に伴い、公的資金の再注入(実質国有化も視野)への警戒感が重石になっているようだ。バンカメやシティグループの株価は5日続落している。

一方、昨日はハイテク株も売りを浴びる格好となった。パソコン大手ヒューレット・パッカードの四半期決算は市場予想を大きく下回る結果となり、同業のデルは勿論のこと、インテルやアップルなど周辺関連銘柄も軒並み売りが先行する展開となった。世界的な景気後退による需要減が加速度的に企業業績を悪化させていることが露呈した。

ここまで何とか相場を下支えしていたオバマ新政権に対する期待感が剥落しかかっている。(小林)

シカゴ日経平均先物は反落。米国株が軟調に推移したことを受けて、弱含みの展開となった。円安が進展したものの下支え要因にはあまり働かなかったようだ。結局、本日の安値圏に近い7540円(前日比▲45円、大証終値比▲30円)で取引を終えた。本日の高値は7705円、安値は7520円だった。

2009年2月19日 (木)

◇090219 米国株概況◇

*米国株ほぼ横ばい-方向感に乏しい展開。金融株は引き続き弱含み。

NYダウ   7555.63(前日比+3.03)

ナスダック  1467.97(前日比▲2.69)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともほぼ横ばい水準で取引を終えた。足元で下落が続いていたこともあって、朝方は値頃感からの買いが入って小高く寄り付いたものの、景気先行きや金融機関の財務に対する懸念は市場参加者の間で根強く、徐々に売り優勢の展開となり、NYダウは一時7500ドルを割り込む厳しい場面があった。その後は買戻しが入って値を戻したが、前日比終値近辺での方向感に乏しい展開が続いた。

米政府は住宅ローン対策を打ち出した。住宅ローンの返済に苦しむ借り手側と貸し手側である金融機関の双方に配慮した包括的な対策といえ、今回の景気後退の震源地である住宅市場のテコ入れを狙ったものだろうが、この日発表された1月の住宅着工件数は過去最低水準まで落ち込むなど、その効果が表れるまでには相当な時間を要しそうだ。実際のところ、相場は反応薄といった感じで、住宅関連株には安いものが目立った。

一方、GMとクライスラーが提出した再建案に対しての評価は、提出したリストラ策について労働組合(暫定合意はしているようだが)や債権者の承認が含まれていないことから、ネガティブと言ったほうが良いだろう。Chapter11の発動も視野に入れて市場は織り込みつつあるように感じられる。GMの株価はこの日も5%程度下落している。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発。米国株は方向感に乏しい展開であったが、値頃感から買いがやや優勢となった感じ。円相場の下落も下支え要因に働いたようだ。結局、7585円(前日比+130円、大証終値比+5円)で取引を終えた。本日の高値は7645円、安値は7455円だった。

2009年2月18日 (水)

◇090218 米国株概況◇

*米国株急落-金融システム不安の再燃で、金融株が大幅安。

NYダウ   7552.60(前日比▲297.81)

ナスダック  1470.66(前日比▲63.70)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに大幅安となった。アジア株、そして欧州株が大幅安となる中、連休明けの米国株市場も寄付きから売りが先行する展開となった。下げを主導したのは金融株。格付け会社ムーディズが東欧で事業展開する西欧金融機関の財務などへの懸念を指摘したことをきっかけに、世界的な金融不安が高まった格好。先週から欧州ではアイルランドの銀行に問題が浮上するなど、金融システム不安が再びクローズアップされていた中で報道されたこのニュースに投資家は敏感に反応することとなった。そして、やはり米政府が金融安定化策の詳細発表まで至っていないことも、引き続き金融株への売りを誘っているようだ。国有化懸念が燻るシティバンクやJPモルガンといった大手金融株が軒並み大幅安となり、相場の足を大きく引っ張ることとなった。また、原油安を受けて指数寄与の高いエネルギー株が下落したことも響いた面もある。

そして相場の下げ足を速める要因となったのは、昨年11月の安値に急接近したというテクニカル的な要因も大きいだろう。更なる下落リスクを警戒したリスクヘッジの動きが、相場の下落を加速させた可能性が高いと思われる。

さて、注目のGMとクライスラーの再建計画であるが、クライスラーは提出期限を守って再建案を提出したが、GMはまだ提出していない模様。ワゴナーGM会長が記者会見を予定しており、その席上で再建計画を発表する可能性は残している。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅安。米国株の大幅下落を受けて朝方から売りが先行し、安値圏での取引が終日続いた。結局、ほぼ本日の安値に近い7455円(前日比▲270円、大証終値比▲185円)で取引を終えた。本日の高値は7780円、安値は7440円だった。

2009年2月13日 (金)

◇090213 米国株概況◇

*米国株まちまち-NYダウ一時250ドル安に見舞われるも、引けにかけて急回復。

NYダウ   7932.76(前日比▲6.77)

ナスダック  1541.71(前日比+11.21)

昨日の米国株式市場は、NYダウは小幅に続落、ナスダックは続伸した。アジア株、そして欧州株が大幅安となるなど地合いの悪さを引きずる格好で、寄付きから売りが先行する展開となった。金融安定化策に対する期待感が失望感へと変わった投資家センチメントの影響は大きく、この日発表された1月の小売売上高は市場予想に反してプラスへと転じたもののほとんど好感されることはなかった。1週間ほど前にはISM景況感指数など市場予想を上回る経済指標の数字にポジティブに反応し、そして雇用統計のあの悪い数字をも跳ね除けていたセンチメントからは様変わりの状況である。日中の動きは、時折押し目買いが入って切り返す場面はあったものの、結局戻り売りを浴びてしまい上値を抑えられるという展開が続き、方向性として明らかに下向きの展開。NYダウは250ドル安近くまで売り込まれることとなった。

ところが、引け1時間前から急速な戻りを見せ始めた。その材料は、政府が住宅ローン支払いに問題を抱える住宅保有者に補助金を出すなどの支援策を検討していると発表したこと。相場全般に突っ込み警戒感のある中で報道された突発的なニュースに、一気に買い戻しの動きが拡がる格好となった。でもそんなに大きな材料なの?個人的には一瞬そう受け止めたのだが、金融機関の救済ばかりに奔走していた政府が納税者救済に主眼を置いた支援策を打ち出した、しかも本丸ともいえる住宅ローン関連の案件に手を差し伸べたことに意義があると市場は判断したようだ。(小林)

シカゴ日経平均先物は小幅高。米国株の下落を受けて朝方から売りが先行し、軟調な展開が続いた。引けにかけては米国株が急速に戻り歩調となったことで、安値から一気に切り返すこととなった。結局、7810円(前日比+5円、大証終値比+60円)で取引を終えた。本日の高値は7950円、安値は7585円だった。

2009年2月12日 (木)

◇090212 米国株概況◇

*米国株反発-金融株は反発したものの、依然警戒感が残る展開。

NYダウ   7939.53(前日比+50.65)

ナスダック  1530.50(前日比+5.77)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックとも反発した。前日に今年最大の下げ幅を演じたNYダウは反発して取引を終えたもののその戻りは鈍く、相場先行きに対して警戒感の残る展開となった。

期待された金融安定化策は理念(不良債権の処理に対する考え方)の説明に終始、ガイトナー財務長官自ら「詳細は後ほどに」と発言するなど、市場はその具体性に欠ける内容に対し、失望感にも近いような厳しい評価を下す格好となって、前日の米国株市場は急落した。そして一夜明けた昨日の米国株市場は若干冷静さを取り戻し、米議会の上下両院が景気対策法案の修正に暫定合意した報じられたこともあって、金融株を中心に自律反発狙いの買いが入り反発した。ただ、全般的に戻りは鈍く、前日の急落ショックを引きずっている様子。また、午後にはガイトナー財務長官が「政府による不良債権の値決めには大きなリスクがある」などと発言したことで、金融システムの立て直しは容易なことではないとの懸念が拡がり、一時NYダウはマイナス圏に落ち込む場面も見られた。

今回発表された金融安定化策、つまり「バッドバンク構想」から「官民共同の投資基金」への切り替えにおいて、市場の失望感を誘った具体性に欠ける点とはいったい何か。一つは不良債権の買い取り価格。政府が不良債権を高額で買い取れば税金の無駄遣いとされ、反対に二束三文で買い取ると本来の趣旨である金融機関救済とはならない。そこで民間投資家の判断に委ねる、つまり市場実勢を重視する意向を示したのであろうが、市場実勢は二束三文に近くなる可能性が高く、結局のところ買い取り価格を調整する必要が生じてくる。また、不良債権売却により毀損した金融機関の自己資本をどの程度まで公的資金を使って補填してくれるのかが見えていない。二つめは、政府のリスク負担割合。体力が弱っている民間投資ファンドがリスクを丸々被るとは思われず、かなりの部分のリスクを政府が補填あるいは保証してやる必要があり、そうしないと民間資金を共同基金へは呼び込めないだろう。そして、そもそも5兆ドルを超えると言われている不良債権額に対して最大1兆ドルの投資基金で足りるのかという疑念もある。金融システムの立て直しの道のりはまだ長いようだ。(小林)

シカゴ日経平均先物は小反発。米国株が自律反発狙いの買いから小確りしていたことでやや落ち着きを取り戻し、前日終値近辺での取引となった。結局、7805円(前日比+25円、大証終値比▲145円)で取引を終えた。本日の高値は7870円、安値は7730円だった。

2009年2月10日 (火)

◇090210 米国株概況◇

*米国株小幅反落-景気対策法案採決や金融安定化策発表を控え、様子見ムード。

NYダウ   8270.87(前日比▲9.72)

ナスダック  1591.56(前日比▲0.15)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックとも小幅に反落した。前週末に大幅高となった反動もあって序盤は利益確定の売りが先行、NYダウは一時100ドル近く下落する場面があった。ただ、政府施策に対する市場の期待感は根強く、徐々に押し目買いが入って持ち直すこととなった。その後は、翌日に上院での景気対策法案採決や財務長官による金融安定化策発表を控えていることもあって全般に様子見ムードが強く、前週末比終値近辺での取引が続いた。個別ではバンカメ、シティといった金融株は総じて上昇する一方、P&Gやホームデポなど消費関連の一角が安くなった。

昨夜の相場は総じて動意薄で、相場の先行き動向を示唆するような内容はなし。まさに投資家は固唾を呑んで翌日の政府発表を見守っている様子だが、実際にその全容が発表されたとしても、材料出尽くし感あるいは内容不十分として相場が下落した場合には押し目買い、反対に一定評価されて相場が上昇した際には戻り売りといった感じで対応してくるのではないだろうか?よほどサプライズ的な内容が盛り込まれない限り、どちらか一方向に相場が大きく振れるようこととはならない感じがする。米国株もボックス相場が続きそうである。(小林)

シカゴ日経平均先物は反落。米国株が政府施策発表を前に動意薄の中、円安の進展に一服感がでたこともあって、利益確定の売りが先行する展開。結局、8185円(前日比▲155円、大証終値比+275円)で取引を終えた。本日の高値は8250円、安値は8005円だった。

2009年2月 6日 (金)

◇090206 米国株概況◇

*米国株反発-売り先行後、金融株の上昇を受けて反発。

NYダウ   8063.07(前日比+106.41)

ナスダック  1546.24(前日比+31.19)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反発した。雇用指標の悪化やバンカメ国有化の噂が燻り続けたこともあって朝方は売りが先行、前日引けにかけての悪地合いを引き継いだまま取引はスタートした。バンカメは一時20%近く急落し、NYダウも100ドル超下落する場面があった。

こうした流れを断ち切り、反転へのきっかけを作ったのが、ドッド上院銀行委員会長によるバンカメ国有化の噂の全面否定だった。また、バッドバンクが買い取る際の不良債権評価方法は、時価会計ほど厳格なものにはならないだろうと報じられたことで、金融株が一気に息を吹き返した。バンカメの株価は▲20%安から+3%高まで急上昇、公的資金を返済する用意があると報じられたゴールドマンやモルガンスタンレーの株価も軒並み上昇することとなった。ここまで相場全体の足かせとなっていた金融株が上昇したことで市場全体に安心感が拡がり、NYダウは大引けまで堅調な展開が続くこととなった。(小林)

シカゴ日経平均先物は続伸。金融株が上昇し米国株が堅調な展開となったことに加えて、円安の進展が大きな支援材料となった。結局、8145円(前日比+70円、大証終値比+215円)で取引を終えた。本日の高値は8220円、安値は7905円だった。

2009年2月 5日 (木)

◇090205 米国株概況◇

*米国株反落-バンカメ国有化の噂をきっかけに、売り優勢の展開に。

NYダウ   7956.66(前日比▲121.70)

ナスダック  1515.05(前日比▲1.25)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反落となった。欧州株が大幅上昇していたことに加えて、朝方発表されたISM非製造業景況感指数やADP雇用統計が市場予想を上回る良好な結果となり、序盤は前日の好地合いそのままに堅調な展開となった。NYダウは一時80ドル超上昇する場面があった。

このまま上昇するのかと思われたが、ウォルト・ディズニーやクラフト・フーズなど市場予想を下回る決算を発表した企業の株価が大幅下落し相場の上値を徐々に重くした。そして、この日売り優勢となる流れを決定づけたのが、バンカメの国有化の噂。モーゲージや企業向けローンの損失がスパイラル的に膨らんでおり、政府支援なくして経営が立ち行かない状況にあるとの内容。真偽の程は定かでないが、既存株主価値がゼロになるのではないかとの懸念から同行の株価が大きく下落、相場全体の地合いを悪化させることとなり、午後からNYダウはマイナス圏での推移となった。

では、株式市場全体が暗かったかというと、必ずしも悲観ムード一色ではなかった感じだ。インテルやサンディスクといった半導体関連銘柄は上昇し、ナスダックが堅調な動きを見せていたことに加えて、素材関連銘柄も上昇するなど景気敏感株を物色する意欲は窺えた。

懸念材料といえば、不祥事によるオバマ新政権の相次ぐ閣僚辞任問題。どこかの国の内閣人事問題を思い起こさせるが、やはり現実の政権運営は一筋縄ではいかない厄介なもの。法案一つを通過させるにしても反対勢力の抵抗にあい、結局妥協の産物のような中途半端な形で着地してしまうケースもある。新政権への期待感が後退してしまうことが、今の株式市場の最大のリスクかもしれない。(小林)

シカゴ日経平均先物は続伸。米国株が軟調な展開となった影響は軽微。円が一時、下落したことが相場の下支え要因となった。結局、8075円(前日比+115円、大証終値比+65円)で取引を終えた。本日の高値は8205円、安値は7990円だった。

2009年2月 4日 (水)

◇090204 米国株概況◇

*米国株大幅高-経済指標の好転を受けて上昇。ただ、金融株は依然軟調な動き。

NYダウ   8078.36(前日比+141.53)

ナスダック  1516.30(前日比+21.87)

昨日の米国株式市場は、NYダウは4日ぶりに反発、ナスダックは続伸となった。午前中は保ち合い状態が続いていたNYダウであったが、午後2時すぎに心理的節目である8000ドルを超えてくると上昇に弾みがついた格好。

12月の仮契約住宅販売指数は市場予想に反して前月比6.3%増加となった。前日に発表されたISM製造業景況感指数も市場予想を上回る結果となったことから、景気に底打ちの兆しが出てきたかもしれないという安堵感(悲観論の後退)が投資家の間で若干漂い始めたようだ。なにせ、足元発表された経済指標はすべてと言っていいほど景気後退を示唆するものばかりであっただけに、2日連続での市場予想を上回る経済指標の好結果はポジティブに受け止められた。

一方、企業決算はというと、好悪まちまちといった感じ。製薬大手メルクの決算は市場予想を上回ったことで株価が上昇する一方、赤字決算と四半期配当停止を発表した通信機器大手モトローラは急落した。また化学大手ダウケミカルも赤字決算となったが、こちらの株価は昨日の好地合いに助けられた格好で何とかプラスで引けている。

さて、昨日もガイトナー財務長官はメディアを通じてリップサービスをした。政府が考えている景気対策は“非常に積極的な”ものになるであろうと発言、株式市場が引けにかけて上昇した要因の一つとなった。しかし、金融株は昨日も軟調に推移するなど、金融株を巡る不安は市場に燻り続けている。来週に予定されている金融安定化策の発表が、相場の先行きを占う一つのヤマ場となりそう。昨夜の上昇はまだアヤ戻し程度に考えていた方がよさそうだ。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発。米国株が堅調な展開となったことを受けて、買い優勢の展開となった。一時8000円大台を回復する場面があったが、結局、7960円(前日比+70円、大証終値比+190円)で取引を終えた。本日の高値は8060円、安値は7815円だった。

2009年2月 3日 (火)

◇090203 米国株概況◇

*米国株まちまち-金融株は続落するものの、ハイテク株が下支え。

NYダウ   7936.75(前日比▲64.11)

ナスダック  1494.43(前日比+18.01)

昨日の米国株式市場は、NYダウは3日続落、ナスダックは3日ぶりに反発となった。欧州株が景気後退の深刻化を受けて続落していたことに加えて、議会との調整が長引き「バッドバンク」設立計画の遅延の可能性が高まってきたことが嫌気され、NYダウは寄り付きから売りが先行する展開となり、終日マイナス圏での取引が続いた。

1月のISM製造業景況感指数が市場予想を上回る改善となったことから(ただし、水準は依然として低く、あまり評価できる内容とは思えないのだが・・・)、ハイテク株中心で構成されるナスダックは堅調な動きを見せたが、12月の個人消費支出は依然として厳しい数字となるなど、景気先行きに対する懸念は燻り続けている。今週末に雇用統計の発表が控えていることあって、昨日も積極的な売買は見送られているのが実状といったところである。

ここにきて「バッドバンク構想」が迷走し始めてきていることも懸念される。投資家サイドもこれを敏感に感じ取っており、金融株の下落傾向が続いていることが株式市場の大きな足かせとなっている。金融機関から切り離す不良債権の買い取り価格の設定など重要な部分についてのコンセンサスが政府内でまだ得られていない様子で、調整が難航しそうな気配。昨日は、一部メディアが来週中に財務省が銀行救済策の概要を発表する予定と報じたことで下げ幅を縮小させることとなり、何とか金融安定化策を巡る期待感は来週まで続くこととなった。「バッドバンク構想」はオバマ新政権の目玉のひとつであるだけに、対応の失敗は許されない状況となってきた。(小林)

シカゴ日経平均先物は続落。米国株が軟調な推移となっていたことから弱含みの展開が続いたが、ナスダックが比較的堅調な動きを見せていたことで下げ幅は限定的だった。結局、7890円(前日比▲5円、大証終値比+20円)で取引を終えた。本日の高値は7960円、安値は7780円だった。

2009年1月30日 (金)

◇090130 米国株概況◇

*米国株急反落-経済指標や企業業績に悪材料が相次ぎ、さすがに堪えきれずに反落。

NYダウ   8149.01(前日比▲226.44)

ナスダック  1507.84(前日比▲50.50)

昨日の米国株式市場は、NYダウは4日ぶり、ナスダックは5日ぶりの反落となった。経済指標や企業業績に悪材料が相次いで、終日軟調な展開が続いた。直近、相場上昇が続いていたこともあって、利益確定の売りが出やすい面もあった。

12月新築住宅販売件数、週間新規失業保険申請件数、そして12月耐久財受注と、昨日発表された経済指標はすべて市場予想を上回る悪化となり、景気の一段の悪化が確認される格好となった。前日は「バッドバンク構想」がすべての悪材料をかき消してくれたが、一夜明けて投資家の景気先行きに対する楽観論の熱は冷めて、現実の世界へと引き戻された。

業績の発表でも下方修正するものが目立った。フォード、コダック、携帯電話技術クアルコム、製薬大手イーライ・リリーなどは売上や利益見通しを引き下げことで、総じて株価は軟調な推移となった。また、今回の決算発表で特徴的なのが、決算数字とともに人員削減などの大型リストラ策を合わせて発表する企業が多いということ。特に人員削減については、既に発表した主要な企業だけでも相当な人数になる。今後、失業率の上昇が懸念材料としてクローズアップされてくる可能性は高い。

そして、もう一つ懸念材料があった。景気対策法案が下院で可決されたものの、法案に対し共和党員はほぼ全員が反対票を投じ、超党派で景気対策に取り組んでいこうとしていたオバマ大統領の思惑からはかけ離れた結果となった。来週には上院での採決が控えている。民主党は両院で多数を握っており、法案の成立は動かないものと思われるが、共和党の出方次第では、ひと悶着ありそうな気配。議会運営の舵取りが、今後の新政権の将来を左右すると言われているだけに重要である。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅反落。米国株が急落したことで、寄付きから売りが優勢の展開となった。前日までに上昇傾向が続いていたこともあって利益確定の売りが出た格好。結局、8080円(前日比▲305円、大証終値比▲120円)で取引を終えた。本日の高値は8395円、安値は8025円だった。

2009年1月29日 (木)

◇090129 米国株概況◇

*米国株大幅続伸-「バッドバンク」設立へ。金融安定化への期待高まる。

NYダウ   8375.45(前日比+200.72)

ナスダック  1558.34(前日比+53.44)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに大幅に続伸して取引を終えた。NYダウの上げ幅は一時230ドル超におよび、強気ムード一色の相場展開であった。

不良債権を買い取る専門銀行いわゆる「バッドバンク」の設立決定が、一部のメディアを通じて報道されたことを受けて、金融市場の安定化へ繋がるとの期待感から金融株が軒並み大きく上昇し、株式市場のセンチメントを強気に傾けることとなった。また、FOMCの声明文も好感された。景気先行きの見通しについては、「過去数ヶ月よりも悪い方向で見ている。デフレに陥るリスクを抱えている」と指摘した上で、政策金利に変更はなかったものの、米国債の買い取りも含め、信用緩和へ向けてあらゆる手段を講じる用意があると発言したことが安心感を誘った。

そして、景気刺激策に対する規模の拡大も、相場の押し上げ要因に働いた。現時点における景気対策の規模は8250億ドルであるが、減税規模を増額して総額9000億ドルまで拡大するという案で調整が続いているとのこと。議会では景気対策の上積み議論が活発化していることから、更なる増額の話も出てくる可能性があるのではないかと、景気回復へ向けた期待感が膨らむ格好となった。

昨日もヤフー、ボーイング、AT&Tなど大幅減益を発表する企業が相次いだ。しかし、投資家の間では企業業績に対する失望感など微塵も見られずに、昨日の相場はほぼ一本調子に上昇した。もはや実体経済悪のことなどすっかり忘れてしまい、次なる景気対策への期待感のみが支配する相場展開となってしまった。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅続伸。米国株が大幅高となった動きに呼応する格好で、買い先行の展開となった。円相場が円安に振れたことも好感された。結局、8385円(前日比+325円、大証終値比+275円)で取引を終えた。本日の高値は8440円、安値は8095円だった。

2009年1月28日 (水)

◇090128 米国株概況◇

*米国株続伸-弱い経済指標の発表はあったものの、金融株の上昇が下支え。

NYダウ   8174.73(前日比+58.70)

ナスダック  1504.90(前日比+15.44)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに続伸して取引を終えた。ケースシラー住宅価格指数が過去最大の下落率となったことや消費者信頼感指数も過去最低水準まで落ち込むなど、この日発表された経済指標も相変わらず厳しいものとなったが、これらに対する株式市場の反応はというと、いたって冷静に受け止めた格好で売り材料としては捉えなかった。

昨日の上昇を下支えしたのが、直近相場の足を引っ張ってきた金融株の反発。アメックスが発表した昨年10-12月期の決算は市場予想を下回る内容であったが、悪材料出尽くしと受け止められて株価は大きく上昇、これが安心感を誘って他の金融株も連れ高となった。金融株が落ち着いた動きを見せると、相場全体に安定感が拡がるという典型的な日だった。

そして、もう一つ相場の下支え要因となったといわれているのが、ガイトナー財務長官の正式就任。いよいよオバマ新政権の景気対策が具体的に動き出すという期待感が拡がって、下値での買いを呼び込んだようだ。

前夕に市場予想を上回る決算を発表したテキサスインスルメンツの株価が当然のように上昇する一方、芳しくない決算を発表したアメックスの株価も悪材料出尽くし感から上昇、そして悪化の一途を辿る経済指標の発表にも冷静に対応するなど、昨日の相場の動きだけを見れば、相場の立ち直る兆しとも受け止められるのだが・・・。(小林)

シカゴ日経平均先物は続伸。米国株が堅調な動きをしていたことを背景に、大証での好地合いそのままに確りの展開が続いた。その後、円相場がやや円高に振れたこともあって引けにかけては伸び悩んだ。結局、8060円(前日比+175円、大証終値比▲20円)で取引を終えた。本日の高値は8215円、安値は8050円だった。

2009年1月27日 (火)

◇090127 米国株概況◇

*米国株小幅上昇-朝高の後、伸び悩み。金融株は軟調。

NYダウ   8116.03(前日比+38.47)

ナスダック  1489.46(前日比+12.17)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに小幅な上昇で取引を終えた。ただ、朝方の上昇の勢いは続かずに、取引後半は息切れの状態でNYダウは一時マイナス圏まで落ち込むなど、方向感の定まらない展開であったといえる。

金融株の上昇を背景に欧州株が大幅高となっていたことに加えて、中古住宅販売や景気先行指数などの経済指標が市場予想を上回る内容となったことを好感し、午前中は買いが先行する展開となった。また、製薬大手ファイザーが大型買収を発表したことで、久しぶりのM&Aのニュースに株式市場は湧くこととなり(ただ、同社は減益決算の発表も同時に行なっており、株価は下落)、NYダウは一時150ドル超上昇した。

個別企業のリストラ策発表については、明暗が分かれる格好となった。業績が比較的好調なIBMや小売大手ホーム・デポのリストラ策に対して市場は好感したものの、業績大幅下方修正のキャタピラーのリストラ策には容赦ない売りが浴びせられる展開となった。業績懸念は引き続き相場の重石となっており、NYダウは値を消し始めて2時過ぎには一時マイナス圏まで下落することとなった。また、シティやバンカメなど金融株も軟調な展開が続いた。新たな売り材料が出たわけではないのだが売りが止まらない状況で、相場全体のムードを暗くした。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発。米国株の上昇を受けて、堅調な展開が続いた。円相場が落ち着いていたことも買い安心感を誘った。ただ、午後になると米国株同様にやや伸び悩みの動きとなった。結局、7885円(前日比+45円、大証終値比+295円)で取引を終えた。本日の高値は7990円、安値は7675円だった。

2009年1月23日 (金)

◇090123 米国株概況◇

*米国株反落-低迷する企業決算や経済指標の悪化を受けて反落。

NYダウ   8122.80(前日比▲105.30)

ナスダック  1465.49(前日比▲41.58)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反落した。前日の急騰劇もつかの間、低迷する企業決算や経済指標の悪化を受けて急反落し、NYダウは一時250ドル超安くなる場面があった。

この日の決算発表で注目を集めたのがマイクロソフト。市場予想を下回る決算数字と大型リストラの発表により、同社株には売りが先行する展開となった。IT業界の雄MSの決算低迷はハイテク業界全般に対する業績不振を連想させて、ハイテク株中心で構成されるナスダックは終日軟調な展開となった(ただ、アップルなど健闘している企業もあるのだが・・)。また、経済指標も悪化の一途を辿っている。この日発表された失業保険新規申請件数や住宅着工件数は軒並み悪化し、景気悪化傾向に歯止めがかかるような兆しが見られず、投資家のセンチメントを弱気に傾けた。

一部の地銀が赤字決算を発表したことを受けて、金融株も急落。先週のバンカメやシティバンクに絡んだニュース以降、金融株は連日ボラタイルな動きが続けている。金融株の落ち着きなくして相場の安定化は望めない状況にあり、ガイトナー新財務長官が前日発言した「数週間以内に発表されるであろう、新たな金融支援の枠組み」に期待したいところである。

こうしたネガティブな材料を受けて寄付きから売りが先行し、NYダウは一本調子の下落を見せていたが、8000ドル割れの水準からは値頃感からか、押し目買いが優勢の展開となり下げ渋る動きとなった(日経平均8000円割れが示現する時と同じような動き)。(小林)

シカゴ日経平均先物は反落。米国株の不安定な動きに連動するかのように、弱含みの展開が続いた。円の高止まりやソニーの赤字決算(同社ADR急落)もネガティブ材料となった。結局、7965円(前日比▲135円、大証終値比▲65円)で取引を終えた。本日の高値は8185円、安値は7785円だった。

2009年1月22日 (木)

◇090122 米国株概況◇

*米国株急反発-前日急落した金融株を中心に反発。

NYダウ   8228.10(前日比+279.01)

ナスダック  1507.07(前日比+66.21)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急反発となった。NYダウは自律反発狙いの買いから上昇して取引がスタート、一旦前日比マイナス圏まで落ちたが、その後は金融株の上昇が相場全体を牽引し、引けまで上昇基調を貫いた。

急反発の要因として挙げられるのは主に2つ。まずは前日発表されたIBMの決算発表。昨年10-12月期の決算に加えて、先行きの見通しも市場予想を上回る内容となり、前日の時間外取引から既に株価は上昇していたが、この日も堅調に推移し指数の上昇に大きく寄与した。市場に蔓延していた企業決算に対する懸念が若干和らぐ格好となって、市場全体に買い安心感を誘うこととなった。そして2つ目の要因としては、次期財務長官の指名を受けているガイトナー氏の発言。同氏は「数週間の内に、新政権は説得力のある景気安定化策の詳細を明らかにするだろう」とコメント、同時に金融安定化策の抜本的な見直しについても言及したことで、前日急落していた金融株が軒並み急反発することとなった。萎みかけていたオバマ新政権に対する期待感が、再び膨らみ始めた。

昨日は株式市場の参加者にとって、為替市場の混乱によりヒヤリとさせられる場面があった。ドル・円相場は一時87円台前半までドルが売り込まれた。ストップロスを巻き込んでの激しい仕掛け合いに、為替市場は一時騒然となった。引けにかけてドルは値を戻して何とか事なきを得たが、もし87円台の水準から戻らなかったらと考えると、正直ゾッとする。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発。米国株の急反発を受けて買い優勢の展開。円相場の急騰により、一時伸び悩む場面があったが、引けにかけては再び盛り返した。結局、8100円(前日比+235円、大証終値比+230円)で取引を終えた。本日の高値は8140円、安値は7800円だった。

2009年1月21日 (水)

◇090121 米国株概況◇

*米国株急落-金融株主導で急落。

NYダウ   7949.09(前日比▲332.13)

ナスダック  1440.86(前日比▲88.47)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急反落となった。

ウォール街の期待に反し、新大統領就任のご祝儀相場と都合よくはいかなかった。寄付きから売りが先行し、ほぼ一本調子の下落に見舞われて、NYダウは8000ドル大台を割り込み二ヶ月ぶりとなる安値に沈んだ。売りを先導したのは金融株。RBSの大幅赤字決算に端を発して欧州株式市場では金融不安が燻る中、連休明けの米国株市場における金融株の動向に注目が集まっていたが、タイミング悪くステート・ストリートが予想外の減益決算を発表し同社株が暴落、ただでさえ脆弱な動きをしていた金融株全体に一気に売りを誘うこととなってしまった。バンカメ、シティバンク、JPモルガンといった主要金融株は軒並み20%超の下落に見舞われるなど、昨年の金融危機時を彷彿させる展開となってしまった。恐怖指数VIXも前週末比10Ptsほど上昇し、下落リスクに対する意識が急速に高まった。

オバマ新大統領への期待感と実体経済悪との綱引きが続く相場展開といわれているが、今週は主要企業の決算発表が多く予定されているなど、ニュースフローとしては実体経済悪の話題の方が先行する可能性が高く、厳しい展開となりそうだ。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅反落。米国株の急落を受けて売りが先行し、8000円大台をあっさり割り込むと、更に下値を模索する展開が続いた。結局、7865円(前日比▲420円、大証終値比▲185円)で取引を終えた。本日の高値は8360円、安値は7805円だった。

2009年1月16日 (金)

◇090116 米国株概況◇

*米国株反発-買戻し主体で切り返す。金融株は依然不安定な動き。

NYダウ   8212.49(前日比+12.35)

ナスダック  1511.84(前日比+22.20)

昨日の米国株式市場は、NYダウは7日ぶりに反発、ナスダックも反発となった。前日までの地合いそのままに、この日も実体経済悪に対する懸念から売りが先行するスタートとなった。朝方発表された新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことで、雇用環境の一段の悪化を懸念した売りが優勢となり、NYダウは一時200ドル超下落し、昨年11月以来となる8000ドル割れを示現する場面があった。注目のJPモルガンの決算は前年同期比▲76%減益となったものの、黒字を確保したということで好感されてもいいような内容であったが、それでも金融株に対する売りは止まらず、お昼前の時点で主要な金融株は軒並み2桁以上の下落率となっていた。

お昼過ぎになると、アルコア、ホームデポ、デュポンなどダウ採用銘柄に押し目買いが入ってきたことがきっかけとなり、下落トレンドに変化の兆しが見え始めてきた。そして、バンカメがTARPから150億ドルの追加融資の援助を受けるとの観測に加えて、シティが政府と国有化について協議しているとの噂を否定する報道が流れると金融株も値を戻し始め、市場は一気に買戻しの動きを強めることとなった。200ドル超下落していたNYダウは1時間余りで前日比プラス圏まで突入した。ただ、NYダウが7日ぶりに反発したとはいえ、買いの主体はあくまで短期筋の買い戻しが中心。金融株も安値からは切り返したものの前日比マイナス圏での引けであり、不安定要素はまだ払拭できていないのが実情である。(小林)

シカゴ日経平均先物は小幅続落。米国株の下落を受けて売りが先行し、一時8000円大台を割り込む場面があった。その後米国株が切り返し始めると、やや値を戻すこととなった。結局、8125円(前日比▲50円、大証終値比+85円)で取引を終えた。本日の高値は8250円、安値は7955円だった。

2009年1月15日 (木)

◇090115 米国株概況◇

*米国株大幅安-経済指標の悪化を受けて売りが先行。金融株が安い。

NYダウ   8200.14(前日比▲248.42)

ナスダック  1489.64(前日比▲56.82)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急落となった。NYダウは昨年10月以来の6日続落となり、ほぼ1ヶ月半ぶりの安値に沈んだ。

朝方発表された12月小売売上高は前月比▲2.7%減(2008年暦年ベースでも史上初の前年実績割れ)となり、市場予想▲1.2%減を大幅に上回る悪化を示したことで個人消費低迷や企業業績に対する警戒感が一段と強まったことで、寄付きから売りが先行した。この日の下落スピードは早く、取引開始から2時間足らずでNYダウは3%超の下落に見舞われることとなった。

下落スピードを加速させたのが金融株。シティが22日に予定していた決算発表を16日に前倒しで行なうと発表。折りしも収益力の高い証券部門の売却を進めていることもあって、市場参加者の間でいろいろな思惑が働くこととなった。大幅赤字計上が発表されるのではないか?あるいは経営難からシティ・グループ自体が切り売り・解体されるのではないか?といった観測がマーケットに飛び交った。少なくとも前倒しで発表される内容はグッド・ニュースではないだろうと判断され、シティ株には売りが先行し▲20%超下落した。また、アナリストが業績下方修正したバンカメやモルガンスタンレーなど他の金融株も軒並み下落した。

そして、昨日のマーケットにはもう一つ悪いニュースが飛び込んできた。カナダ通信機器大手ノーテルが破産法11条適用を申請した。前々から社債利払い不安説などがあったのだが、実際に経営破たんとなるとショックは隠せず、関連銘柄のシスコシステムズなどに売りが入って市場センチメントを悪化させることとなった。(小林)

シカゴ日経平均先物は続落。米国株の急落を受けて売りが先行、終日軟調な展開が続いた。結局、8175円(前日比▲270円、大証終値比▲195円)で取引を終えた。本日の高値は8500円、安値は8075円だった。

2009年1月14日 (水)

◇090114 米国株概況◇

*米国株まちまち-業績懸念くすぶるも、エネルギー関連が下支えし総じて確りの展開。

NYダウ   8448.56(前日比▲25.41)

ナスダック  1546.46(前日比+7.67)

昨日の米国株式市場は、NYダウは5日続落、ナスダックは反発とまちまちの動きとなった。

朝方は前日までNYダウが4日続落していたこともあって買い戻しの動きがやや優勢となり、NYダウは一時50ドル近く上昇する場面があった。しかし、その後は伸び悩みの動きとなり、午後に入ると徐々に売りが出始めて、NYダウは100ドル程下落する展開となった。昨日引け後に主要企業の先陣を切って発表されたアルミ大手アルコアの業績が振るわず株価が下落したことに加えて、アナリストが業績に慎重な見方を示したGEが売り込まれるなど、企業業績に対する警戒感が重石となっているようだ。今後本格化する決算発表を見極めようと様子見ムードが拡がった。

バーナンキFRB議長の講演会での発言も注目材料であった。バーナンキ議長は、FRBは時間軸政策や量的緩和策など多くの政策手段を保有しているとして、金融政策の効果が低下しているのでないかと一部の見方を否定した。ただ一方で、金融機関に対して公的資金の追加的必要性や景気回復時期は依然として不透明であると言及するなど、どちらかというと講演会の内容はネガティブに映った感がある(講演会は午前中に行なわれたが、マーケットはあまり反応しなかった)。

エネルギー関連株の反発などもあって、NYダウは引けにかけて切り返して下げ幅を縮小。マーケット全体における騰落銘柄数で見れば値上がり銘柄数の方が上回っていることから、一旦落ち着きを取り戻したようにも見えるが、まだまだ予断を許さない展開が続きそうだ。(小林)

シカゴ日経平均先物は続落。米国株はまちまちの動きとなったが、全般に弱含みの展開が続き、一時大証終値を下回る場面があった。結局、8445円(前日比▲135円、大証終値比+75円)で取引を終えた。本日の高値は8625円、安値は8345円だった。

2009年1月13日 (火)

◇090113 米国株概況◇

*米国株下落-企業決算悪への警戒感強まる。

NYダウ   8473.97(前日比▲125.91)

ナスダック  1538.79(前日比▲32.80)

昨日の米国株式市場は、NYダウは4日続落、ナスダックも続落となった。市場参加者は今週から本格化する企業決算への警戒感を強めており、寄付きから売りが先行する展開となった。こうした警戒感を象徴する動きとなったのが、主要企業の先陣を切って引け後に決算発表を予定していたアルミ大手アルコアの株価動向。通常取引時間中から業績悪化懸念を背景に大幅安となった。実際に引け後発表された決算は市場予想を上回る赤字幅の拡大であったが、株価としては通常取引時間中に先行して下落していた分、買戻しの動きが優勢となって時間外取引では幾分上昇している。

また、金融株も軟調な展開となった。シティグループが証券業務部門の売却を検討中と報じられ、将来的に利益水準が縮小するとの思惑から売り込まれた。一方で、事業環境も厳しい状況が続いており、WSJ紙が22日発表予定の10-12期決算が市場予想以上に損失が膨らむ可能性があると報じているなど、決算悪に対する懸念が働いたことも株価下落に拍車をかけたようだ。

オバマ次期政権に対する期待感を背景とした上昇分が完全に剥落した格好となってしまったが、厳しい数字を突きつけられる決算シーズンを何とか乗り切ることができるのか、株式市場は今年一回目の正念場を迎えている。しばらくは神経質な相場展開が続きそうだ。(小林)

シカゴ日経平均先物は続落。米国株の軟調な動きを反映して、弱含みの展開が続いた。結局、8580円(前日比▲215円、大証終値比▲270円)で取引を終えた。本日の高値は8770円、安値は8495円だった。

2009年1月 9日 (金)

◇090109 米国株概況◇

*米国株まちまち-小売株が軟調。引けにかけてはショートカバーで切り返す。

NYダウ   8742.46(前日比▲27.24)

ナスダック  1617.01(前日比+17.95)

昨日の米国株式市場は、NYダウは続落、ナスダックは反発とまちまちの動きとなった。日中の相場の動きとしては、前半は弱含み、後半は戻り歩調の展開であった。

朝方発表された12月小売各社の売上高は相次いで市場予想を下回る結果となり、小売セクターの下落が前半の相場全体の下げを牽引する格好となった。特に、小売セクターの代表格ウォルマートの急落が目立った。売上、利益とも市場予想を下回ったことが下げの要因であるが、昨年未曾有の下落を演じた株式市場の中にあって、年間18%程度の上昇率を見せた小売セクターの超優等生も、さすがに昨今の厳しい景気状況をしのいでいくには限界が出始めてきたようだ。NYダウは午前中には100ドル近い下落に見舞われることとなった。

午後になっても安値圏で推移していた株式市場が戻り歩調へと転じるきっかけとなったのが、オバマ次期大統領の講演会での発言。代替エネルギーの開発を推し進める「グリーン・エネルギープラン」の提唱と中間所得層への「1000ドル減税を確約」する発言であった。前日萎みかけた次期政権への期待感が再び盛り上がりを見せて、大引けにかけて急速に株式市場は値を戻していった。ただ、明日に雇用統計の発表を控えていることもあって、あくまでショートカバー中心の取引で、積極的に上値を追うような買いとは思われない。(小林)

シカゴ日経平均先物は小幅続落。米国株の日中の動きにほぼリンクする展開となり、前半は軟調であったが、引けにかけて切り返す動きを見せた。結局、9040円(前日比▲10円、大証終値比+170円)で取引を終えた。本日の高値は9075円、安値は8865円だった。

2009年1月 8日 (木)

◇090108 米国株概況◇

*米国株急落-悪材料重なり、売りが加速。

NYダウ   8769.70(前日比▲245.40)

ナスダック  1599.06(前日比▲53.32)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急反落となった。経済指標の悪化、企業業績の下方修正、そして原油価格の急落と悪材料が重なったことで、年末からの上昇分をほとんど吐き出す格好となってしまった。

朝方発表された民間雇用サービス会社ADPの全米雇用レポートにおいて、非農業部門の雇用者数の減少幅が市場予想を上回ったことで、9日発表予定の12月雇用統計に対する警戒感が拡がったことに加えて(いつものお決まりのパターン?)、アルミ大手アルコアの減産計画及びリストラ策や半導体大手インテルの業績下方修正の発表など、業界を代表する企業からネガティブなニュースが発せられたことで、寄付きから売りが先行しNYダウはあっという間に150ドル超下落する展開となった。

そして追い討ちをかけるように原油先物相場が急落、下落率で見ると実に7年3ヵ月ぶりこと。市場予想を上回る在庫の増加が原因のようだが、緊迫する中東情勢やロシアが天然ガスの供給をストップするなど、資源を巡ってはまだまだ一悶着ありそうで、今後マーケットを揺さぶる要因となる可能性がある。いずれにせよ、指数寄与の高いエネルギー関連銘柄の下落幅が大きくなったことが、NYダウの下げ幅を更に大きくする結果となった。

オバマ次期政権への期待感を背景に、年末から順調に上昇してきた株式市場に急ブレーキが掛かる格好となったが、そのオバマ次期大統領がマスコミとのインタビューで、現在7750億ドルといわれている景気対策費について、規模の拡大については含みを残す発言をしたことが、若干失望感を誘った面もあった。次期政権は1兆ドル超にのぼる財政赤字を引き継ぐことになっており、更なる財政赤字に繋がるような言動は避けたのであろうが、それにしてもこの財政赤字の大きさは懸念されるところである。(小林)

シカゴ日経平均先物は続落。米国株の急落を受けて売りが先行、一時9000円大台を割り込む場面があった。結局、9050円(前日比▲195円、大証終値比▲190円)で取引を終えた。本日の高値は9240円、安値は8990円だった。

2009年1月 7日 (水)

◇090107 米国株概況◇

*米国株反発-景気刺激策への期待感が下支え、NYダウ9000ドル台回復。

NYダウ   9015.10(前日比+62.21)

ナスダック  1652.38(前日比+24.35)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反発となった。

オバマ次期政権に対する期待感を背景とした年末からの上昇相場が継続している感じである。短期的な戻り相場(?)に乗り遅れまいとする投資家の押し目買いが入っている様子で、年初ということもあり投信や年金の買いも加わったようだ。朝方発表されたISM非製造業景況感指数は前月比でやや改善し、事前の市場予想を上回ったことが好感されて寄付きから買いが先行、NYダウは1時間ほどで130ドル程上昇した。その後、仮契約住宅販売指数が大幅悪化したこと受けて値を消す場面があったが、午後になって昨年12月開催のFRB議事録が発表され、金融市場の機能回復(異例な低金利が継続することを容認)や景気下支えに対するFRBの強い姿勢が確認されると再び上昇へと転じた。(小林)

シカゴ日経平均先物は小幅に続落。米国株が堅調に推移していたことを受けて買い進まれる場面があったが、やや伸び悩みの展開。結局、9245円(前日比▲35円、大証終値比+175円)で取引を終えた。本日の高値は9390円、安値は9190円だった。

2009年1月 6日 (火)

◇090106 米国株概況◇

*米国株反落-利益確定の売りが先行して反落。

NYダウ   8952.89(前日比▲81.80)

ナスダック  1628.03(前日比▲4.18)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反落となった。

年末から続伸していたこともあって利益確定の売りが先行、NYダウは4営業日ぶりに反落するなど戻り相場も一旦小休止といったところ。ただ、オバマ次期大統領が景気刺激策の一環として減税を検討しているとのニュースが伝わると、相場全体が急速に下げ渋る動きを見せるなど次期政権に対する期待感は根強く、下値では押し目買いが入る場面があった。

一方、個別銘柄に対するアナリスト予想には厳しいものが目立った。成長鈍化予想から投資判断を引き下げられたAT&T、ベライゾン、モトローラといった通信事業会社が軒並み安となったことに加えて、一部アナリストより利益見通しを下方修正されたJPモルガンなども値を下げることとなった。

次期政権に対する期待感と実体経済悪に対する懸念が交錯する状況となっており、目先はボックス圏での保ち合いが続きそうである。(小林)

シカゴ日経平均先物は反落。米国株が利益確定の売りから反落したことを受けて軟調な展開。ただ、93円台で推移していた円相場の落ち着きなどもあって下げ幅は限定的であった。結局、9280円(前日比▲85円、大証終値比+210円)で取引を終えた。本日の高値は9380円、安値は9215円だった。

2008年12月30日 (火)

◇081230 米国株概況◇

*米国株反落-大型合弁事業の頓挫を嫌気。シュリンクするオイルマネー。

NYダウ   8483.93(前日比▲31.62)

ナスダック  1510.32(前日比▲19.92)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに小幅に反落となった。

ネガティブなニュースの一つは、ダウケミカルとクウェート政府との間で計画されていた合弁事業のキャンセル。原油価格の急落により投資余力が低下したクウェート側からの申し出であるが、ダウ側としては新たな成長分野への投資機会を失ったことに加えて、合弁会社へ設備を売却した資金を当てにして進めていた企業買収の計画も見直しを迫られるといったダブルパンチを喰らう格好となってしまい、同社株は▲20%近い急落に見舞われることとなった。有力な資金の出し手であったオイルマネーが完全にシュリンクしており、前向きなM&Aのニュースが株式市場を賑わすことは当面なさそうだ。

もう一つのネガティブなニュースは、著名投資家カーコリアン氏率いる投資会社トラシンダが保有していたフォードの株式をすべて売却したと発表した。自動車業界は当面業績の回復が見込めないとの判断を下したものと思われるが、自動車株は金曜日大幅高となっていた反動もあって売りが優勢となった。

こうして全般にネガティブなニュースが多かった中、NYダウは一時150ドル超安くなる場面があったが、引けにかけてはよく切り返したという印象。もっとも、市場参加者が少ない薄商いの中でのことなので、小口の売買で値動きが荒くなる分は割り引いて考えなくてはならない。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発。米国株安を反映してやや軟調な取引が続いていたが、引けにかけて米国株が切り返し始めると上昇へ転じた。結局、8870円(前日比+55円、大証終値比+120円)で取引を終えた。本日の高値は8880円、安値は8705円だった。

2008年12月26日 (金)

◇081226 米国株概況◇

現地12/25はクリスマスのため全市場休場でしたので、米国株概況コメントはございません。

2008年12月25日 (木)

◇081225 米国株概況◇

*米国株反発-金融株が確り。NYダウは6営業日ぶりに反発。

NYダウ   8468.48(前日比+48.99)

ナスダック  1524.90(前日比+3.36)

昨日の米国株式市場は、NYダウは6営業日ぶりに、ナスダックは3営業日ぶりに反発となった。この日はクリスマス前日で半日立会い(午後1時までの短縮取引)、そして翌日はクリスマスで終日休場ということもあって市場参加者が極端に少ない中、この日発表された11月の個人消費支出や耐久財受注といった経済指標が市場予想ほど悪くなかったことを好感する買いが先行する展開となった。また、NYダウは前日まで5営業日続落していたこともあって、値頃感からの買いも加わったようだ。しかし反発したとはいえ、実質“お休みモード”とあって上値を積極的に追うような雰囲気はなく、NYダウは前日までの5営業日で500ドル超下落しているが、その内のわずか1割程度を取り戻したに過ぎない。一応、小幅ながらすべてのセクターが値上がりを見せているが、なかでもシティやバンカメといった主要な金融株が上昇率上位に入っている。

こうした中、クリスマスプレゼント的なニュースが一つあった。この日の午後、FRBがGMの金融子会社であるGMACに対して銀行への業態転換を承認した。これにより、GMACは金融安定化法案の公的資金投入の対象となりえる。さて、これを受けて時間外取引におけるGMの株価だが、市場参加者が少ないせいか、今のところは目立った反応は見せていない。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発。米国株が動意薄ではあったものの堅調な展開となったことを受けて、シカゴ日経平均先物も小確りの展開となった。結局、8630円(前日比+65円、大証終値比+80円)で取引を終えた。本日の高値は8690円、安値は8585円だった。

2008年12月24日 (水)

◇081224 米国株概況◇

*米国株続落-GMなど自動車株急落により、市場センチメントが悪化。

NYダウ   8419.49(前日比▲100.28)

ナスダック  1521.54(前日比▲10.81)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに続落となった。NYダウはこれで5営業日続落。

クリスマス休暇で市場参加者が少ない中、小幅反発で取引はスタートした。前日に格付け会社がビックスリーに対して厳しい見解を示しており、その影響が懸念されたところであったが、寄り前に発表された7-9月期GDP確定値が前回発表数値から修正なしであったことが幾分好感されて、一旦値頃感からの買いが優ったようだ。しかし、10時すぎに住宅関連指標が発表されたあたりから、相場は急激に失速し始めた。11月の中古住宅販売と新築住宅販売はともに市場予想を下回る数字となった。住宅市場の厳しい状況は重々承知しているとはいえ、実際にそうした数字を突きつけられると株価はいまだに下落へと反応してしまう。

そして株式市場の上値が重くなってくるにつれ、ビックスリーの株価下落が投資家の目に徐々にクローズアップされてきた。やはり、格付け会社のビックスリーに対するネガティブな見解が、ボディーブローのように効いてきた。「政府より緊急融資を受けたものの、依然として破綻リスクは高い」として、GMの格付けはCCのまま、そしてクライスラーはCCC+からCCに引き下げると発表、ムーディーズ社もフォードの格付け引き下げを行なうなど、緊急融資を受けたにもかかわらず格付け会社からは厳しい評価を浴びせられる格好となったビックスリーの株価は揃って大きく下落することとなり、市場全体のセンチメントを大きく悪化させた。

結局、NYダウはお昼前にマイナス圏に突入すると、午後はジリジリと値を下げていく展開となり、引けにかけて▲100ドル超安くなった。(小林)

シカゴ日経平均先物は反落。ビックスリーの株価下落により米国株が軟調な推移となったことを受けて、弱含みの展開となった。結局、8565円(前日比▲60円、大証終値比▲175円)で取引を終えた。本日の高値は8725円、安値は8500円だった。

2008年12月19日 (金)

◇081219 米国株概況◇

*米国株大幅続落-“広義”の金融機関に悪材料。金融株が安い。

NYダウ   8604.99(前日比▲219.35)

ナスダック  1552.37(前日比▲26.94)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに続落となった。朝方は確りした展開だった。原油先物相場の急落を受けてエネルギー関連株が大きく値を下げるなど上値を抑える要因はあったものの、この日発表された経済指標が予想ほど悪化していなかったことや政府がビックスリー救済計画についての25日までに合意を目指しているとの報道が好感されて、NYダウは一時100ドル近く上昇するなど堅調な動きを見せていた。

しかし、午前中のうちは値保ち良く推移してした株式市場であったが、午後になって格付け会社S&Pが、GE及び金融子会社GEキャピタル両社の格付けを「安定的」から「ネガティブ」に下方修正したことをきっかけに、相場の流れは下向きへと変わってしまった。またひとつ、米国を代表する優良企業とその金融関連会社が「AAA格」を失ってしまう可能性が出てきたことで、金融株を中心に売りを誘うこととなった。加えて、GMの金融関連子会社GMACフィナンシャルにも懸念されるニュースが流れた。運用会社大手ピムコがGMACの債務リストラに参加しない可能性があると報じられた。周知の通り、GMACは公的金融支援を受けるべく、銀行持ち株会社への移行を目指しているが、そのためには債務リストラが必要不可欠。これが不調に終わるとかなり厳しい状況に追い込まれることもあってGM株は急落した。

事業会社の金融子会社という“広義”の金融機関に対する悪材料が重なったことによる下落で、大幅な金融緩和というFRBからの一足早いクリスマスプレゼントの効果はほとんど失ってしまうこととなった。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発。米国株は軟調な推移となったものの、円安方向に為替が振れていたことから小確りした相場展開となった。結局、8835円(前日比+20円、大証終値比+175円)で取引を終えた。本日の高値は8925円、安値は8650円だった。

2008年12月18日 (木)

◇081218 米国株概況◇

*米国株反落-大幅高の反動で利益確定売りが先行。エネルギー関連株が安い。

NYダウ   8824.34(前日比▲99.80)

ナスダック  1579.31(前日比▲10.58)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反落となった。前日大幅高を演じた反動から、利益確定の売りが先行となった。金融株やハイテク株など前日上昇の牽引役であったセクターの下落が目立ち、NYダウは一時前日比▲150ドル近く値下がりする場面があった。しかし、午前中に売りが一巡すると徐々に買戻しの動きが拡がり始めて、午後1時過ぎにはプラス圏まで上昇することとなった。きっかけは、金融株の切り返し。朝方発表されたモルガンスタンレーの決算は市場予想を上回る赤字となったことから売りが先行したが、前日のゴールドマンと同様に悪材料出尽し感から買い戻されて株価はプラスに転じることとなり、他の金融株も下げ渋る動きを見せた。ちなみにゴールドマンも続伸して取引を終えている。懸念されていた大手証券の決算を何とかやり過ごした感じだ。

こうした中、相場の下押し圧力に働いたのがエネルギー関連株。OPECが予想を上回る減産に合意したにもかかわらず、原油先物相場が一時40ドル大台割れとなったことが嫌気されて、エネルギー関連株が大きく下落、指数寄与が大きいセクターだけにこの日の下げに影響した。

結局、心理的節目であるNYダウ9000ドルを突破できなかったことで、大引けにかけては一旦ポジション調整の売りが入って、下落幅をやや拡大させて取引を終えた。

(小林)

シカゴ日経平均先物は反落。米国株の下落を受けてやや売りが先行、円高の進展も嫌気された。ただ、依然として大証終値に対する上方乖離は大きいまま。妙に高止まりしている印象だ。結局、8815円(前日比▲225円、大証終値比+165円)で取引を終えた。本日の高値は9100円、安値は8700円だった。

2008年12月16日 (火)

◇081216 米国株概況◇

*米国株反落-全般的に様子見ムードが強い中、金融セクターが下げを牽引。

NYダウ   8564.53(前日比▲65.15)

ナスダック  1508.34(前日比▲32.38)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反落となった。アナリストによるJPモルガンの投資判断引き下げをきっかけに、大手証券会社の決算発表を目前に控え、金融機関の一段の業績悪化を懸念した売りが出た一方、アップルも投資判断の引き下げを受けて下落、ハイテク株の一角もこれに引きずられる格好で軟調な推移となった。また、この日発表された経済指標は悪化の一途を辿るものばかりだった。市場予想の範囲内ではあったもののNY連銀景気指標や鉱工業生産指数は大きく低下し、NAHBが発表した住宅価格指数は過去最低水準に落ち込んだ。こうした内容を受けて、今後幅広い業種にわたって企業収益が損なわれるとの見方から売りが先行した格好だ。

マドフ元ナスダック会長の運営していたヘッジファンドの巨額詐欺事件というネガティブなニュースもセンチメントを暗くした。損害規模が500億ドル規模に及ぶと伝わっており、損失を被った投資家が換金売りを出すのではないかという懸念があるようだ。

明日開催されるFOMCの結果を見極めようとするムードも強かった。0.5%の利下げが確実視される中、追加的な金融市場安定化策などが発表されるのではないかとの期待感もあって、市場全体に大きく売り込むような雰囲気はなかった感じで、NYダウは一時150ドル超下落する場面があったが、引けにかけては買い戻されて下げ幅を縮小させた。(小林)

シカゴ日経平均先物は小幅続伸。米国株の軟調な動きに呼応する格好で、弱含みの展開で推移していたが、米国株が下げ渋る動きを見せ始めると、引けにかけては反発に転じることとなった。結局、8770円(前日比+55円、大証終値比+140円)で取引を終えた。本日の高値は8795円、安値は8580円だった。

2008年12月12日 (金)

◇081212 米国株概況◇

*米国株反落-自動車株、金融株の下落がセンチメントを暗くした。

NYダウ   8565.09(前日比▲196.33)

ナスダック  1507.88(前日比▲57.60)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反落となった。朝方発表された新規失業保険申請件数が市場予想を大きく上回り、雇用環境の一段の悪化が嫌気される格好となり、売り優勢で取引は開始された。しかし、先週のあのショッキングな雇用統計発表を何とかしのいだ時と同様に、今回も売り一巡後は前日終値近辺まで切り返す動きとなった。相場を下支えしたのは、原油先物相場の上昇を背景としたエネルギー関連株の上昇。原油相場の上昇は、OPECの減産見通しが強まったことに加えて、ドル安の進展により(ドル・円相場は91円台まで円高が進展しており、日本株にとっては嫌な雰囲気である・・・)、商品相場が全般に活気づいたことが要因として挙げられる。

お昼過ぎにNYダウは前日比+50ドル近くまで上昇する場面があったが、上昇もここまで。共和党議員の激しい抵抗に遭って、上院でのビックスリー救済法案可決が難しいのではないかとの懸念が拡がり始めて、GM、フォードなど自動車株が大きく下落したことが投資家のセンチメントを暗くした。また、前日に続いて金融株の下落も相場の足を引っ張ることとなった。USバンコープが多額の処理損失を計上すると発表、またJPモルガンがアナリストの格下げを喰らったりと、金融株は総じて軟調な動きとなった。そして、下落に拍車をかけたのがJPモルガンCEOの「住宅価格の下落は続き、2009年の業績も大変厳しい状況になる」という発言が一部メディアを通じて報じられたこと。この発言を受けて、短期筋を中心に利益確定の売りを急ぐ動きが拡がり、引けにかけて下げ幅を拡大させていくこととなった。(小林)

シカゴ日経平均先物は反落した。米国株の軟調な動きに呼応する格好で、引けにかけては冴えない展開となった。円高の進展も嫌気されたようだ。結局、8450円(前日比▲185円、大証終値比▲240円)で取引を終えた。2009/3月限の終値は8660円。

2008年12月11日 (木)

◇081211 米国株概況◇

*米国株反発-救済法案通過期待から、下値を拾う動き。

NYダウ   8761.42(前日比+70.09)

ナスダック  1565.48(前日比+18.14)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反発となった。ビックスリー救済法案の大筋合意の報道を受けて時間外取引で上昇していた流れそのままに、通常取引でも寄付きから買いが優勢の展開となり、NYダウは一時200ドル近く上昇する場面があった。しかし、昼過ぎになって、共和党議員や一部民主党議員が法案へ反対を声明したと伝わると、法案の議会通過への確信が弱まって、株式市場は一時前日比マイナス圏まで急速に値を消すこととなった。金融安定化法案の審議時と同様に、メディアを通じて要人の発言が伝わるたびにマーケットは揺さぶりを受ける展開となっている。その後マーケットは落ち着きを取り戻して、徐々に下値を拾う動きが見られて上昇へと転じたが、引けにかけての反発力は鈍かった。

さて、騒動の当事者である自動車株の動向は、朝方の上昇分をすべて吐き出す格好となっており、特にGMは前日比マイナス引けとなっている。傘下の金融子会社GMACが銀行持ち株会社へ転向するための基準を満たせなかったことが、別途ネガティブに働いたようだ。また、金融株も総じて軟調な動きを見せていた。アナリストが投資判断を「売り」へ格下げしたアメックスが大幅安となり、AIGが新たな損失懸念から9%の下落に見舞われていた。一方、商品相場の上昇を受けて素材・エネルギー関連株が相場上昇の牽引役となった。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発した。救済法案通過の期待感から米国株が確りした動きを見せていたこともあり、買いが優勢の展開となった。ただ、大きく買い上がって行くようなムードはなく、結局、8635円(前日比+225円、大証終値比+5円)で取引を終えた。この日の高値は8715円、安値は8365円。

2008年12月10日 (水)

◇081210 米国株概況◇

*米国株反落-利益確定の売りが先行し、3営業日ぶりに反落。

NYダウ   8691.33(前日比▲242.85)

ナスダック  1547.34(前日比▲24.40)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反落となった。景気刺激策などを好感して前日までに大幅高を演じていたこともあって、昨日の米国株式市場は寄付きから利益確定の売りが先行する展開となった。前日引け後に物流大手フェデックスが業績下方修正を発表したが、同社の業績は景気動向を敏感に反映しやすいこともあって、景気の厳しさが改めて認識された格好となりネガティブに受け止められた。特に、原油価格の急落というコスト減に繋がるポジティブな要素がありながら大幅下方修正に陥ったことで、投資家はショックを受けたようだ。

ただ、こうした企業業績の悪化が相場全体の売り材料に繋がったとは必ずしも言えないようだ。ハイテク中心のナスダックは、NYダウの大幅安に引きずられて最終的に前日比マイナスで取引を終えることとなったが、どちらかというと日中は堅調に推移していたといえる。前述のフェデックス同様に、業績下方修正を発表した半導体関連銘柄のTIやナショナル・セミコン、そしてノベラスなどの株価は上昇しており、こちらは懸念されたほど悪くない決算見通しと受け止められ、ある程度の下方修正は株式市場でいうところの“既に織り込み済み”であったようだ。昨日の相場下落の主要因は、あくまで利益確定の売りであったと見た方がいいかもしれない。(小林)

シカゴ日経平均先物は反落した。米国株が利益確定の売りから下落したことを嫌気する格好で、売りが優勢の展開となった。ただ、大きく売り込まれることはなかった。結局、8410円(前日比▲85円、大証終値比+10円)で取引を終えた。この日の高値は8585円、安値は8345円。

2008年12月 9日 (火)

◇081209 米国株概況◇

*米国株大幅続伸-景気刺激策及びビックスリー救済への期待感から大幅上昇。

NYダウ   8934.18(前日比+298.76)

ナスダック  1571.74(前日比+62.43)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに大幅に続伸した。先週末にオバマ次期大統領が追加景気刺激策として、1950年代以来最大規模のインフラ投資を計画していると発表したことを受けて、景気後退脱出への期待感からアジア株、欧州株が上昇した流れを引き継いで買いが先行する展開となった。インフラ投資に重点を置いた景気刺激策ということもあって、建設機械や素材関連株を中心に株価は上昇した。

そして、ビックスリー救済策を巡って政府と議会の間で基本合意が週内にも成立する可能性が高まったと報道されたことも上昇に拍車をかけることとなった。経済への影響を考えると大きすぎて潰せない”という観点から、先行き再建の可能性を見極められないままの状況で、結局時間切れという形でつなぎ融資を実行するしかないという結論になりそうである。資金繰りに苦しむリーマンに政府が救済の手を差し伸べることなく破綻に追い込んでしまったことが、その後の金融危機に繋がってしまったという悪夢が政府や議員の脳裏をよぎったのであろうか。いずれにせよ、この報道を受けて自動車株は軒並み大きく上昇し、株式市場上昇の牽引役となった。

NYダウは一時9000ドルを回復する場面があったが、引けにかけては利益確定の売りが若干出たことにより値を下げた。(小林)

シカゴ日経平均先物は急反発。米国株高を受けて、買いが優勢の展開となった。結局、8495円(前日比+480円、大証終値比+125円)で取引を終えた。この日の高値は8600円、安値は8340円。

2008年12月 8日 (月)

081208商品市況(現地1205)

     全体的に下げがきつい

CBOT(シカゴ穀物市場)の穀物先物市場で、主要穀物は2日続落、その幅も大きかった。先週書いた“米国の景気後退という重石”が雇用統計で更に意識された格好大豆と小麦はそれぞれ中心限月の大台が替わった。

ここ10日間の値動き(古い順)。

大豆:(3勝7敗)(単位:セント):▲16.00、+44.00、▲1.00+3.00、▲3.00、▲37.00、▲19.00、+3.00、▲19.00、▲27.50

コーン(2勝7敗1分け)(単位:セント):、▲25.25、+16.00、▲1.00、+0.5、▲4.50、▲17.00、▲0.50、±0.00、▲14.25、▲24.75

小麦:(4勝6敗)(単位:セント):、▲12.75、+38.50、▲3.50、+1.50、+7.00、▲33.25、+0.50、▲8.75、▲33.75、▲10.50

各穀物中心限月先物終値(1ブッシェル)、大豆1月物=7.8350ドル、コーン3月物=3.0925ドル、小麦3月物=4.7550ドル。コメは3日続伸。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物も3日続落、中心限月の2月物は前日比▲13.3ドル安い、1トロイオンス=752.2ドルで引けた。高値773.3ドル、安値741.2ドル。「ここにきて商品市況は株式市場よりも景気減速指標に敏感になっている。

ここ10日間(4勝6敗)の動き(単位:ドル、古い順):、+43.1、+27.7、▲1.0、▲9.2、+7.7、▲42.2、+6.5、▲12.8、▲5.0、▲13.3

他の主要貴金属も弱い。銀は3日続落したがここ8日間で1勝7敗。銅にいたっては6日続落、プラチナは5日続落、パラジウムは2日続落。ロンドンのアルミは6日、ニッケルはついに7日続落となった。

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物相場は6日続落、期近のWTI1月物は前日比▲2.86ドル安い1バレル=40.81ドルとついに40ドルが目前に迫った。高値は44.47ドル、安値は40.50ドル。

ここ10日間(3勝7敗)の動き(単位:ドル、古い順):+0.51、+4.57、▲3.73、+3.67、▲0.01、▲5.15、▲2.32、▲0.17、▲3.12、▲2.86

2008年12月 3日 (水)

081203商品市況

     株高にも関わらず全体でみれば軟調

CBOT(シカゴ穀物市場)の穀物先物市場で、大豆、コーンは続落となったが、小麦は微反発。「前日大きく下げた際に売った向きのカバーが入ったが、全体として方向感のない展開。米国の景気後退という重石は取れない。」

ここ10日間の値動き(古い順)。

大豆:(2勝8敗)(単位:セント):▲4.50、▲5.00、▲41.00、▲16.00、+44.00、▲1.00+3.00、▲3.00、▲37.00、▲19.00

コーン(2勝8敗)(単位:セント):▲5.75、▲1.25、▲15.00、▲25.25、+16.00、▲1.00、+0.5、▲4.50、▲17.00、▲0.50

小麦:(4勝6敗)(単位:セント):▲4.00、▲2.75、▲15.25、▲12.75、+38.50、▲3.50、+1.50、+7.00、▲33.25、+0.50セント

各穀物中心限月先物終値(1ブッシェル)、大豆1月物=8.2700ドル、コーン3月物=3.4825ドル、小麦3月物=5.2850ドル。コメは3日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は反発、中心限月の2月物は前日比+6.5ドル高い、1トロイオンス=783.3ドルで引けた。高値は788.2ドル、安値761.8ドル。「高値が800ドルを奪回できなかったことから分かるように、反発したとはいえ力強さに欠ける展開。」

ここ10日間(6勝4敗)の動き(単位:ドル、古い順):、▲9.3、+3.3、+12.7、+43.1、+27.7、▲1.0、▲9.2、+7.7、▲42.2、+6.5

他の主要貴金属は一昨日に引き続き弱い。銀は5日ぶりに反発したが、銅は3日続落、プラチナ、パラジウムは2日続落、ロンドンのアルミは3日、ニッケルは4日続落となった。

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物相場は冴えない動きで3日続落、期近のWTI1月物は前日比▲2.32ドル安い1バレル=46.96ドルと50ドルを奪回できずに引けた。高値は50.25ドル、安値は46.82ドル。

ここ10日間(3勝7敗)の動き(単位:ドル、古い順):▲0.56、▲0.77、▲4.00、+0.51、+4.57、▲3.73、+3.67、▲0.01、▲5.15、▲2.32

◇081203 米国株概況◇

*米国株反発-ビックスリー救済への期待感もあって、自律反発狙いの買いが優勢。

NYダウ   8419.09(前日比+270.00)

ナスダック  1449.80(前日比+51.73)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反発となった。10月以来最大だった前日の急落から一転、突っ込み警戒感もあって寄付きから買い優勢の展開となった。朝方発表されたGEの四半期決算見通しは1割程度の下方修正となったが、ほぼ市場予想と合致していたことに加えて、配当は現状を維持するということが買い安心感を誘うこととなり、同社株は大きく上昇して相場の牽引役となった。また、ビックスリーの救済策が成立するだろうとの期待感からGM、フォードにも朝方から買いが入っていた。さて、そのビックスリーの再建計画であるが、午前中に先陣を切って、フォードが政府の支援確保のための再建計画を発表した。追加リストラ策の提示とともに、2011年までに黒字化を目指す方針を打ち出したことが一定の評価を受けた。融資枠は90億ドル(約8500億円)を要望し、これは今後不測の事態に陥った場合に限って政府から緊急融資を請うという、あくまでセーフガードの要請であり、足元の資金繰りに窮しているGMとは一線を画していることを強調していた。この時点でNYダウは200ドル超上昇していたが、再建計画発表を前にしてGMが11月の新車販売台数が前年比▲41%減に落ち込むと発表したことで市場センチメントが悪化し、急速に値を消していくヒヤリとする場面もあった。しかし、引け間際になってGMの再建計画が明らかになると、NYダウは再度急上昇し本日の高値圏で取引を終えた。GMの再建計画は前回の焼き直し的部分もあるが、つなぎ融資の返済計画を明確にするなどの進展も見られた。景気後退局面を乗り切れるか確信はまだ持てないのだが、破綻を免れる可能性は高まってきたのではないかとの見方が強まって同社株が上昇に転じたことが、引け際のNYダウ上昇に繋がった。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発。米国株と同様に、前日の大幅安の反動から買いが優勢の展開となり8000円大台を回復した。結局、8075円(前日比+315円、大証終値比+195円)で取引を終えた。この日の高値は8155円、安値は7815円。

2008年12月 2日 (火)

081202商品市況

     軟調

CBOT(シカゴ穀物市場)の穀物先物市場で、主要穀物は大きく下げた。「米国の景気後退は今始まったものではないことは充分分かっているが、株式市場の急落を見て一斉に買いの手が引っ込み、先週買っていた向きの投げも出た。」

ここ10日間の値動き(古い順)。

大豆:(3勝7敗)(単位:セント):+10.50、▲4.50、▲5.00、▲41.00、▲16.00、+44.00、▲1.00+3.00、▲3.00、▲37.00

コーン(3勝7敗)(単位:セント):+5.50、▲5.75、▲1.25、▲15.00、▲25.25、+16.00、▲1.00、+0.5、▲4.50、▲17.00

小麦:(3勝7敗)(単位:セント):▲20.50、▲4.00、▲2.75、▲15.25、▲12.75、+38.50、▲3.50、+1.50、+7.00、▲33.25

各穀物中心限月先物終値(1ブッシェル)、大豆1月物=8.4600ドル、コーン3月物=3.4875ドル、小麦3月物=5.2800ドル。コメも続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において週末に3日ぶりに反発した金先物は急反落。中心限月の2月物は週末比▲42.2ドル下げ、1トロイオンス=776.8ドルで引けた。高値は820.0ドル、安値768.0ドル値幅が急拡大。「時間外で勝負あった。場中はズルズルと上値を切り下げ一時パニック的な売りも見られた。再度の引け値800ドル割れが買い方に与えたショックは大きい。

ここ10日間(5勝5敗)の動き(単位:ドル、古い順):▲0.5、▲9.3、+3.3、+12.7、+43.1、+27.7、▲1.0、▲9.2、+7.7、▲42.2

他の主要貴金属も弱い。銀は大きく4日続落、銅も続落、プラチナ、パラジウムも下げ、ロンドンのアルミは続落、ニッケルは3日続落となった。

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物相場は続落、期近のWTI1月物は週末比▲5.15ドル安い1バレル=49.28ドルと50ドルを割れて引けた。金曜日にプラスで引けた期先物も下落。1月物の高値は54.62ドル、安値は48.62ドル。

ここ10日間(2勝8敗)の動き(単位:ドル、古い順):▲2.09、▲0.56、▲0.77、▲4.00、+0.51、+4.57、▲3.73、+3.67、▲0.01、▲5.15

◇081202 米国株概況◇

*米国株大幅安-世界的な景気悪化を嫌気して急反落。続騰していた反動安の側面も強い。

NYダウ   8149.09(前日比▲679.95)

ナスダック  1398.07(前日比▲137.50)

昨日の米国株式市場は、NYダウは6営業日ぶりに急反落、ハイテク中心のナスダックも大幅安となった。前週末までの5営業日でNYダウは17%近く上昇していたこともあって、利益確定の売りが出やすい環境にあったのは確かだが、それにしても寄付きから売り急ぐ動きが目立った。年末商戦の前哨戦ともいえるブラック・フライデーの結果は、一部の調査機関から前年比7.2%増と発表されるなど予想外に健闘したものとなったようだが市場の反応は鈍かった。

10:00過ぎに11月のISM製造業景況感指数が1982年以来の水準まで悪化したと報道されたが、この時点で既にNYダウは300ドル超下落しており、更なる下落へとは発展しなかった。その後は反発する兆候は全く見られないまま安値圏での取引が続いた。午後になって、全米経済研究所が米国は2007年12月にリセッション入りしたとの判断が発表されると、やや下げ幅を拡大する場面があった。金融株、半導体関連を中心としたハイテク株、そしてエネルギー関連株と全面安商状にあり、引けにかけてはバーナンキFRB議長が講演で「金融市場の混乱の期間については、判断するのは困難」、「米国経済は当面厳しい状況が続く」と発言したことを受けて売りが加速することとなった。(小林)

シカゴ日経平均先物は急反落。米国株の急落、そして円高の進展を嫌気した売りが先行し、8000円大台を一気に割り込んだ。結局、本日のほぼ安値に近い水準7760円(前日比▲755円、大証終値比▲640円)で取引を終えた。この日の高値は8445円、安値は7740円。

2008年12月 1日 (月)

081201商品市況(現地1128)

     総じて小動き

週末、CBOT(シカゴ穀物市場)の穀物先物市場で、小麦は続伸したものの、大豆、コーンは反落した。「ここ3日ほど小動きで大きく買い上げる向きも売り込もうとする向きもいない。小麦の上昇は豪国の降雨が収穫地で続いていることが材料視された。」

ここ10日間の値動き(古い順)。

大豆:(4勝6敗):+2.00セント、+10.50セント、▲4.50セント、▲5.00セント、▲41.00セント、▲16.00セント、+44.00セント、▲1.00セント+3.00セント、▲3.00セント

コーン(4勝6敗):+3.25セント、+5.50セント、▲5.75セント、▲1.25セント、▲15.00セント、▲25.25セント、+16.00セント、▲1.00セント、+0.5セント、▲4.50セント

小麦:(4勝6敗):+16.00セント、▲20.50セント、▲4.00セント、▲2.75セント、▲15.25セント、▲12.75セント、+38.50セント、▲3.50セント、+1.50セント、+7.00セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=8.8300ドル(前日比▲3.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.4950ドル(同▲4.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.4250ドル(同+7.00セント)。コメも反落。

週末のCOMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は3日ぶりに反発。水曜日から中心限月となった2月物は前日比+7.7ドル高い1トロイオンス=819.0ドルで引けた。高値は819.0ドル、安値808.2ドルとこの日も値幅が小さかった

ここ10日間(6勝4敗)の動き(古い順):+37.5ドル、▲0.5ドル、▲9.3ドル、+3.3ドル、+12.7ドル、+43.1ドル、+27.7ドル、▲1.0ドル、▲9.2ドル、+7.7ドル

他の主要貴金属はマチマチの動き。銅は反落、銀は3日続落となったが、水曜日に反落したプラチナ、パラジウムは上昇、ロンドンのアルミは3日ぶりに下落、ニッケルは2日続落となった。

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物相場は、期近のWTI1月物は、前日比▲0.01ドル高い1バレル=54.43ドルで引け小反落となったが、期先物は上昇した。期近物の高値は55.98ドル、安値は51.12ドル。カタールのエネルギー相が「12月の総会まで減産合意はない、と語ったことが伝えられ、早期の減産を見込んでいた向きの売りがザラ場に出た。」

ここ10日間(3勝7敗)の動き(古い順):▲1.20ドル、▲2.09ドル、▲0.56ドル、▲0.77ドル、▲4.00ドル、+0.51ドル、+4.57ドル、▲3.73ドル、+3.67ドル、▲0.01ドル

2008年11月27日 (木)

081127商品市況

     昨日は一転、金弱く他の商品は堅調な動き

CBOT(シカゴ穀物市場)の穀物先物市場で、主要穀物相場は一昨日の利喰い後の動きが注目されたが軒並み反発した。「一昨日の利喰いが小幅な下落にとどまったことと、中国の利下げによる景気刺激策が中国の大豆輸入を想起させ、堅調な動きとなった。」

ここ52日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント、+27.00セント、▲32.00セント、▲21.00セント、▲1.00セント、+2.00セント、+10.50セント、▲4.50セント、▲5.00セント、▲41.00セント、▲16.00セント、+44.00セント、▲1.00セント+3.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント、+8.00セント、▲9.25セント、▲4.75セント、+7.50セント、+3.25セント、+5.50セント、▲5.75セント、▲1.25セント、▲15.00セント、▲25.25セント、+16.00セント、▲1.00セント、+0.5セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント、▲1.00セント、+3.25セント、+9.75セント、+5.25セント、+16.00セント、▲20.50セント、▲4.00セント、▲2.75セント、▲15.25セント、▲12.75セント、+38.50セント、▲3.50セント、+1.50セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=8.8600ドル(前日比+3.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.5400ドル(同+0.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.3550ドル(同+1.50セント)。コメも小反発。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は利喰いで2日続落。「4日連騰後の利喰いが、ここ2日間出ている。穀物から先週金に向かっていた資金の一部が再度穀物に戻った。」昨日から中心限月となった2月物の終値は前日比▲9.2ドル安い1トロイオンス=811.3ドル、高値は824.6ドル、安値809.6ドルと値幅は小さい。

9連敗後のここ54日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル、+12.3ドル、▲13.7ドル、▲14.5ドル、▲13.3ドル、+37.5ドル、▲0.5ドル、▲9.3ドル、+3.3ドル、+12.7ドル、+43.1ドル、+27.7ドル、▲1.0ドル、▲9.2ドル

他の主要貴金属はマチマチの動き。銀は続落、プラチナ、パラジウムも3日ぶりに下落したが、銅は反発。ロンドンのアルミは2日続伸となった一方でニッケルは下落に転じた。

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物相場は反発し、期近のWTI1月物は、前日比+3.67ドル高い1バレル=54.44ドルで引けた。一昨日の下落分を取り戻した恰好。ここ9日間で3勝6敗、12日で4勝8敗。高値54.97ドル、安値50.15ドル。

◇081127 米国株概況◇

*米国株大幅高-経済指標の悪化、テロ懸念などの悪材料をこなして大幅高。

NYダウ   8726.61(前日比+247.14)

ナスダック  1532.10(前日比+67.37)

昨日の米国株式市場は、NYダウは約7ヵ月ぶりに4日続伸を達成、ハイテク中心のナスダックも大幅に反発した。

昨日は悪材料が山積する相場環境であった。まず、発表ラッシュとなった経済指標は軒並み市場予想よりも低調な数字ばかりであった。10月の耐久財受注額、10月の新築住宅販売件数、11月の消費者態度指数、そして10月の個人消費支出とすべてが実体経済の悪化傾向を示す内容であった。

これに加えて、昨日はテロに対する懸念もあった。インドの金融センターであるムンバイで同時多発テロを匂わせる発砲事件が発生した上に、NY地下鉄でのテロの可能性が報じられるなど、市場心理を冷やしかねないニュースが続出した。

ところが、株式市場は朝方こそ安く推移する場面があったが、その後は右肩上がりに上昇し、NYダウは高値引けで取引を終えることとなった。これだけ悪材料が目白押しの中にもかかわらず相場が上昇した背景には、オバマ新政権に対する期待感があるのかもしれない。3日連続となったオバマ次期大統領の記者会見のおおとりを飾ったのが、新たに設立される経済回復諮問委員会の委員長にボルカー元FRB議長を起用するとの発表だった。新政権の重要ポストには実績のある有力者が続々と採用されており、オバマ新政権は未曾有の危機に直面している米国経済にとって救世主になるかもしれないといった楽観的な期待感が先行しているようにも感じられる。ただ、スポーツの世界でもそうだが、ドリームチームが必ずしも優秀な成績を収めるとは限らない。多くのエコノミストが予想する先行きの経済見通しは下方修正が相次いでいる。このNYダウの4日間の上昇が、弱気相場の中での一過性のラリーで終わってしまう可能性も秘めている。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発。米国株の上昇を好感して買い優勢の展開となった。一旦、円高の進展が鈍ったことも買い安心感を与えた。結局、8565円(前日比+230円、大証終値比+425円)で取引を終えた。この日の高値は8605円、安値は8085円。

2008年11月26日 (水)

081126商品市況

     総じて利喰いの日

     金との比較で原油の弱さが目立つ

CBOT(シカゴ穀物市場)の穀物先物市場で、主要穀物相場は一昨日大きく上昇した反動の利喰いが入ったが、小幅な下落にとどまった。

ここ51日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント、+27.00セント、▲32.00セント、▲21.00セント、▲1.00セント、+2.00セント、+10.50セント、▲4.50セント、▲5.00セント、▲41.00セント、▲16.00セント、+44.00セント、▲1.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント、+8.00セント、▲9.25セント、▲4.75セント、+7.50セント、+3.25セント、+5.50セント、▲5.75セント、▲1.25セント、▲15.00セント、▲25.25セント、+16.00セント、▲1.00セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント、▲1.00セント、+3.25セント、+9.75セント、+5.25セント、+16.00セント、▲20.50セント、▲4.00セント、▲2.75セント、▲15.25セント、▲12.75セント、+38.50セント、▲3.50セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=8.8300ドル(前日比▲1.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.5350ドル(同▲1.00セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.3400ドル(同▲3.50セント)。コメも反落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において4日続伸していた金先物は利喰いで5日ぶりに反落したが、穀物同様に下げ幅は微小、12月物の終値は前日比▲1.0ドル安い1トロイオンス=818.5ドル、高値は833.5ドル、安値803.0ドル。

9連敗後のここ53日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル、+12.3ドル、▲13.7ドル、▲14.5ドル、▲13.3ドル、+37.5ドル、▲0.5ドル、▲9.3ドル、+3.3ドル、+12.7ドル、+43.1ドル、+27.7ドル、▲1.0ドル

他の主要貴金属はマチマチの動き。銀、銅は反落したが、プラチナ、パラジウムは続伸。昨日唯一弱かったロンドンのアルミは大きく反発、ニッケルも続伸した。

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で5日続落後に2日続伸した原油先物相場は利喰いで反落、期近のWTI1月物は、前日比▲3.73ドル安い1バレル=50.77ドルで引けた。ここ8日間で2勝6敗、11日で3勝8敗。「金と比べて相対的な弱さが先週来際立っている。」高値54.66ドル、安値50.52ドル。

◇081126 米国株概況◇

*米国株まちまち-金融対策VS実体経済悪。方向感の定まらない展開。

NYダウ   8479.47(前日比+36.08)

ナスダック  1464.73(前日比▲7.29)

昨日の米国株式市場は、NYダウは約3ヵ月ぶりに3日続伸となる一方、ハイテク中心のナスダックは小幅に反落した。

FRBは追加的金融対策として最大8000億ドル(約77兆円)を発表した。今回の措置は個人向け信用収縮緩和を目的とし、住宅ローンや自動車ローンなどを裏付けとして発行された証券化商品(ABS)の買い入れをその柱としている。現在、ローンの焦げ付きから格下げされるABSが相次いでおり、事実上ABS市場はマヒ状態にあって機能していない。そのため、個人に対して新たな融資を行なう際の審査は一段と厳しいものとなっており、個人の消費活動に影響が出始めているといわれている。そこで今回、間接的ではあるが、FRBは個人の資金繰りを支援することにまで乗り出してきたというわけだ。企業が発行するCPの買い入れ措置も既に行なっていることから、今回の措置によってFRBは銀行に対してはもちろんのこと、企業、そして個人の資金繰りにまで介入することとなった。まさに異例中の異例、“形振り構わず何でもあり”の状況となっている。

一方、昨日発表された経済指標は厳しい内容となった。S&Pケースシラー住宅価格指数は、前年同月比▲17.4%と市場予想より悪化し過去最大の下落幅となったほか、7-9月期GDP改定値は前期比年率▲0.5%と速報値▲0.3%から下方修正されるなど実体経済悪を露呈するものとなり、投資家の景気先行きに対する不安感を増大させる結果となった。

株式市場は前述の追加的金融対策を好感する格好で高く始まったものの、その後発表された経済指標の悪化を嫌気して下落へと転じ、日中はどちらかというとマイナス圏で推移している時間のほうが長かった。引けにかけては買戻しが入り前日比プラスまで上昇することとなったが、終日方向感の定まらない展開だったといえる。(小林)

シカゴ日経平均先物は反落。米国株同様に方向感の定まらない展開が続いた。ハイテク株安、円高基調もあって、どちらかというとやや弱含みの状況といえる。結局、8335円(前日比▲135円、大証終値比▲5円)で取引を終えた。この日の高値は8625円、安値は8180円。

2008年11月25日 (火)

081125商品市況

     昨日は株高で全面高

     それでも金以外は買い戻し主体の動きか

CBOT(シカゴ穀物市場)の穀物先物市場で主要穀物相場は金曜日に続落(大豆、コーン4日続落、小麦5日続落)した後に昨日は株高を受けて反発の流れとなった。

ここ50日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント、+27.00セント、▲32.00セント、▲21.00セント、▲1.00セント、+2.00セント、+10.50セント、▲4.50セント、▲5.00セント、▲41.00セント、▲16.00セント、+44.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント、+8.00セント、▲9.25セント、▲4.75セント、+7.50セント、+3.25セント、+5.50セント、▲5.75セント、▲1.25セント、▲15.00セント、▲25.25セント、+16.00セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント、▲1.00セント、+3.25セント、+9.75セント、+5.25セント、+16.00セント、▲20.50セント、▲4.00セント、▲2.75セント、▲15.25セント、▲12.75セント、+38.50セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=8.8400ドル(前週末比+44.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.5450ドル(同+16.00セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.3750ドル(同+38.50セント)。コメも同じ動き。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において先週央に他の商品市況の低迷をよそに一人気を吐いた金先物は4日続伸、金曜日の+43.1ドル高に続いて12月物の終値は前週末比+27.7ドル高い1トロイオンス=819.5ドルと1ヵ月ぶりに800ドルを奪回した。高値は830.1ドル、安値786.2ドル。値幅も大きい。「先週指摘した他の商品市況からの資金流入がここ数日顕著。値幅にそれが表れている。このような状態になった商品は他の商品が安いときも底堅く、他の商品が強いときは、より強い動きとなる。」

9連敗後のここ52日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル、+12.3ドル、▲13.7ドル、▲14.5ドル、▲13.3ドル、+37.5ドル、▲0.5ドル、▲9.3ドル、+3.3ドル、+12.7ドル、+43.1ドル、+27.7ドル

他の主要貴金属も強い。ロンドンのアルミ以外全て上昇した。

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で先週木曜日まで5日続落した原油先物相場は週越しで2日続伸(+0.51ドル、+4.57ドル)し、期近となったWTI1月物は、1バレル=54.50ドルと50ドルを奪回して引けた。ここ10日で3勝7敗。「金曜日は小幅高であったが、安値で48.25ドルをつけるなど依然として軟調な地合い。昨日はさすがに戻したが買い戻しが出たと考えた方が無難。」高値55.30ドル、安値48.80ドル。

◇081125 米国株概況◇

*米国株大幅続伸-政府によるシティ救済策を受けて金融株が大幅高。

NYダウ   8443.39(前日比+396.97)

ナスダック  1472.02(前日比+87.67)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに大幅続伸となった。政府は金融安定化法に基づく公的資金を活用して、シティグループの不良資産の損失の一部を保証することに加えて、200億ドルの追加資本注入を行なうことを発表した。経営不安から足元で株価が急落していたシティの株価はこの救済策を受けて60%近い急騰を演じ、他の金融株にもシティ救済策効果が波及して金融株が相場上昇の牽引役を果たすこととなった。政府は週明けの金融市場を意識して23日深夜という異例のタイミングでシティ救済策を発表したと思われるが、政府の思惑通りにポジティブ・サプライズと受け止められて株式市場は急騰、まさにツボにハマッタ感じである。

もう一つ、オバマ次期大統領が経済閣僚の発表と追加景気刺激策に対する必要性を発表した。こちらのニュースは閣僚の顔ぶれは当初予想通りであった上に、景気刺激策の詳細には触れられなかったこともありサプライズ的な効果は限定的であった。

サブプライム問題で苦しむ金融業界をはじめ、資金繰りに喘ぐ自動車業界ビックスリーなど、いまや何でもかんでも政府・当局による救済および支援策に依存する体質となってしまった米国経済は、大変厳しい状況下に置かれているといえる。あるエコノミストは中央銀行をこれ以上「ゴミ箱」として使うべきではないと苦言を呈しているが、確かにその通りかもしれない。金融危機をしのいでいく過程で、財政赤字の拡大や中央銀行の信任低下など新たなリスクを生み出していることを忘れてはならない。この2日間の株価上昇にあまり浮かれてばかりもいられない状況である。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅続伸。米国株の急騰を受けて買いが先行。ドル高・円安基調となったことも好感される格好となった。結局、8470円(前日比+540円、大証終値比+520円)で取引を終えた。この日の高値は8650円、安値は7765円。

2008年11月21日 (金)

081121商品市況

     原油は今年高値の三分の一

     主要穀物は同二分の一レベルに到達

CBOT(シカゴ穀物市場)の穀物先物市場で主要穀物相場は大豆、コーンは大きく3日続落、小麦は4日続落となった。「そういえば、ここ数ヶ月テレビで穀物を使った代替エネルギー需要についての報道を見ない。」主要穀物は今年の高値からついに50%下落レベルに到達したことになる。

ここ48日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント、+27.00セント、▲32.00セント、▲21.00セント、▲1.00セント、+2.00セント、+10.50セント、▲4.50セント、▲5.00セント、▲41.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント、+8.00セント、▲9.25セント、▲4.75セント、+7.50セント、+3.25セント、+5.50セント、▲5.75セント、▲1.25セント、▲15.00セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント、▲1.00セント、+3.25セント、+9.75セント、+5.25セント、+16.00セント、▲20.50セント、▲4.00セント、▲2.75セント、▲15.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=8.5600ドル(前日比▲41.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.6375ドル(同▲15.00セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.1175ドル(同▲15.25セント)。コメも4日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)においてこの日商品市況で唯一気を吐いた金先物は2日続伸、12月物の終値は前日比+12.7ドル高い1トロイオンス=748.7ドル。高値は753.4ドル、安値732.6ドル。「一昨日、ドル安場面において買いで賑わったこと、また、同日の値幅が大きかったことから商品市況のディーラー資金が金に集中した。穀物からの資金流入も一部で言われた。

9連敗後のここ50日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル、+12.3ドル、▲13.7ドル、▲14.5ドル、▲13.3ドル、+37.5ドル、▲0.5ドル、▲9.3ドル、+3.3ドル、+12.7ドル

他の主要貴金属は弱い。銀、銅、プラチナともに2日、パラジウムは3日続落、ロンドンのアルミ、ニッケルは8日続落を記録

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物相場はついに5日続落で、期近のWTI12月物は、前日比▲4.00ドル安い1バレル=49.62ドルと50ドルを割れて引けた。ここ8日で1勝7敗。「今年の高値レベル150ドルのついに三分の一!!!」高値53.30ドル、安値48.64ドル。「ますます日中高値が切り下がる傾向がハッキリしてきた。

◇081121 米国株概況◇

*米国株大幅続落-自動車業界救済策先送りに失望感拡がる。

NYダウ   7552.29(前日比▲444.99)

ナスダック  1316.12(前日比▲70.30)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに大幅続落となった。世界的な株安連鎖の流れ、経済指標の悪化によるリセッション懸念の高まり、そして米自動車業界救済策の混迷を受けて、寄付きから売りが優勢の展開となった。NYダウはお昼過ぎに一時プラス圏まで切り返す場面があったが、引けにかけては昨日同様に急落する形で取引を終えた。

新規失業保険申請件数の急増や11月の製造業景気指数の悪化など、朝方は昨日と同様に経済指標悪化の発表を受けて売りが先行する展開となった。10-12月期に発表される経済指標は厳しいものになると認識しつつも、実際にその数字を目の当たりにすると、今の相場環境ではどうしても投資家のセンチメントは弱気に傾いてしまう。

経済指標の悪化もそうだが、自動車業界救済策を巡る議会での話し合いが迷走していることが、なおさら相場を不安定な動きへと導いている。金融安定化法における公的資金の一部を使って、資金繰りに苦しむ自動車業界へ“緊急つなぎ融資する”という民主党案は、共和党の激しい抵抗にあって(政権を奪われたことに対する嫌がらせにも見える?)、棚上げされることとなった。その後、超党派の会合実施により妥協案で合意したとの報道を受けてNYダウはプラスに転じる場面があったが、結局それは誤報に近いもので、やはり議会での可決は難しいとして来月に再審議は持ち越しとなった。二転三転する報道に相場は振り回される格好となったが、結果的に救済策を迫る目的でビックスリー首脳自らが口にした経営破綻のリスクだけが市場に晒されている状況となっている。

金融株の下げもきつい状況。金融危機を引き起こした住宅市場の悪化懸念がここにきて再度強まり、金融機関の経営体力への不安が高まりつつある。

そして、昨日はテクニカル的にも重要なポイントがブレイクされた。S&P500の下値抵抗線と見られていた2002年10月安値を割り込んだことで、売りに拍車がかかったと見る向きがある。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅続落。米国株の急落を受けて売りが先行。円高基調、そして日本株ADRが軒並み急落していることもあって、下げ止まる材料には乏しかった。結局、7325円(前日比▲540円、大証終値比▲355円)で取引を終えた。この日の高値は7835円、安値は7270円。

2008年11月20日 (木)

081120商品市況

     金小反発も他の貴金属安い

     ロンドンのアルミ・ニッケル7連敗

CBOT(シカゴ穀物市場)の穀物先物市場で主要穀物相場は一昨日のコピーを見ているような相場で動意に欠け軟調な動きが続いた。「景気減速感が根底にある以上このような状態が当面続くのはしょうがない。大豆も中国の輸入ネタ以降盛り上がりに欠けている。」大豆、コーンは続落、小麦は3日続落。

ここ47日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント、+27.00セント、▲32.00セント、▲21.00セント、▲1.00セント、+2.00セント、+10.50セント、▲4.50セント、▲5.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント、+8.00セント、▲9.25セント、▲4.75セント、+7.50セント、+3.25セント、+5.50セント、▲5.75セント、▲1.25セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント、▲1.00セント、+3.25セント、+9.75セント、+5.25セント、+16.00セント、▲20.50セント、▲4.00セント、▲2.75セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=8.9700ドル(前日比▲5.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.7875ドル(同▲1.25セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.2700ドル(同▲2.75セント)。コメは3日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物はドル安局面で買いが入り3日ぶりに反発。「一昨日の下げが大きかった反動買い。」12月物の終値は前日比+3.3ドル高い1トロイオンス=736.0ドル。高値は764.8ドル、安値731.4ドルと値幅も大きい。

9連敗後のここ49日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル、+12.3ドル、▲13.7ドル、▲14.5ドル、▲13.3ドル、+37.5ドル、▲0.5ドル、▲9.3ドル、+3.3ドル

他の主要貴金属は弱い。銀、銅、プラチナともに反落、パラジウムは2日続落、ロンドンのアルミ、ニッケルは大きく下げてなんと7日続落

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物相場は4日続落、ここ7日で1勝6敗。期近のWTI12月物引け値は前日比▲0.77ドル安い1バレル=53.62ドル。高値55.34ドル、安値52.79ドル。「何も変化の無い相場環境が続いている。」

◇081120 米国株概況◇

*米国株急反落-NYダウは8000ドル割れ、5年8ヵ月ぶりの安値水準に。

NYダウ   7997.28(前日比▲427.47)

ナスダック  1386.42(前日比▲96.85)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急反落となった。経済指標の悪化、シティグループ傘下のヘッジファンド清算や運用会社の経営危機、そしてGM救済策の混迷と悪材料が重なって市場心理を暗くした。昨日も引け間際の下げ方が強烈で、僅か1時間で250ドル超下げ幅を拡大させて、結局この日のほぼ安値で取引を終えることとなった。

朝方発表された10月の住宅着工件数は過去最低水準まで落ち込み、先行指標とされる許可件数も減少傾向が続いた。夏場に一時底打ち感が見られ始めた住宅市場であったが、差し押さえ物件が新たな在庫として積み上がってしまうことで、いくら新築着工の大幅な減少が続いても、一向に需給が改善しないため住宅価格の下落に歯止めが掛からないという悪循環に陥ってしまっている。

金融株も下げを牽引した。シティが傘下のヘッジファンドの清算や経営が厳しくなっていた運用会社の資産を買い取るとの報道を受けて同社株は23%の急落、他の大手銀行も軒並み2桁のパーセンテージで下落した。足元、S&P金融株指数の下落に拍車が掛かってきた。

そしてここにきて、GMなどビックスリーの救済策についても混迷を深めつつある。公的救済を求めて3社首脳は議会での証言を行なってきたが、それに対する反応はいまひとつ。共和党からは破産法11条の申請が最善策などと半ば突き放しているようなメッセージすら聞かれる始末である。一方、救済推進派の民主党も金融安定化法の7000億ドルの一部を使って救済すべきであると主張しているが、金額的にはビックスリーが必要としているものには到底及ばないものである。自動車業界救済に対しては何か完全に別枠の制度が必要であり、そのためには議会での審議など一定の時間が掛かりそうである。早期の救済基金取り付けは困難との見方から、GMの株価は10%安、フォードは25%安と急落した。(小林)

シカゴ日経平均先物は急反落。米国株の急落を受けて売りが先行、日本株ADRが軒並み急落していることもあって、日経平均先物も8000円大台を割り込んだ。結局、本日のほぼ安値圏に近い7865円(前日比▲645円、大証終値比▲405円)で取引を終えた。この日の高値は8470円、安値は7800円。

2008年11月19日 (水)

081119商品市況

     原油3日続落。高値がどんどん切り下がる

     卸売物価の数字が金動向を決定づけた印象

CBOT(シカゴ穀物市場)の穀物先物市場で主要穀物相場は大きな動意がなく軟調な動きとなった。一昨日から裁定解消の動きが一服している小麦は続落、大豆は3日ぶり、コーンは4日ぶりに下落となった。

ここ46日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント、+27.00セント、▲32.00セント、▲21.00セント、▲1.00セント、+2.00セント、+10.50セント、▲4.50セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント、+8.00セント、▲9.25セント、▲4.75セント、+7.50セント、+3.25セント、+5.50セント、▲5.75セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント、▲1.00セント、+3.25セント、+9.75セント、+5.25セント、+16.00セント、▲20.50セント、▲4.00セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=9.0200ドル(前日比▲4.50セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.8000ドル(同▲5.75セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.2975ドル(同▲4.00セント)。コメも2日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は続落。米卸売物価指数▲2.8%の数字で一時売り一色となった。「実体経済における景気後退局面の持続が卸売物価に与える影響を考えれば、長期的に金が買えないことは明らか。」との指摘。12月物の終値は前日比▲9.3ドル安い1トロイオンス=732.7ドル。高値は745.6ドル、安値730.3ドル。

9連敗後のここ48日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル、+12.3ドル、▲13.7ドル、▲14.5ドル、▲13.3ドル、+37.5ドル、▲0.5ドル、▲9.3ドル

他の主要貴金属はマチマチの動き。銀、銅、プラチナは反発したが、堅調さが際立つパラジウムは3日ぶりに下落、ロンドンのアルミ、ニッケルは6日続落。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物相場は3日続落、ここ6日で1勝5敗。期近のWTI12月物引け値は前日比▲0.56ドル安い1バレル=54.39ドル。高値55.98ドル、安値53.96ドル。「引け値もさることながら、高値がどんどん切り下がっている。

◇081119 米国株概況◇

*米国株小幅に反発-引け際に急騰するなど、日中は乱高下の動き。

NYダウ   8424.75(前日比+151.17)

ナスダック  1483.27(前日比+1.22)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反発となった。とはいえ、引け際の急騰に救われた格好で、内容的には決して評価されるものではないと受け止めている。

前日に嫌な引け方をした米国株市場であったが、寄り前に発表されたパソコン大手ヒューレット・パッカードの決算が市場予想を上回る内容であったことが好感されて買いが先行し、NYダウは午前中のうちに200ドル超上昇することとなった。

しかし、ホッと一安心したのもつかの間、アナリストの業績下方修正見通しを受けるなどシティグループの株価が下げ止まらず金融セクター全般が軟調な動きとなると、お昼過ぎからは一転して売りが優勢となり、一気に下落歩調を辿ることとなった。1時に発表された11月の住宅市場指数が集計開始以来の最低を記録し、住宅建設株が急落したことも下げに拍車をかけることとなり、NYダウは前日比150ドル超安、つまり本日の前場につけた高値からは350ドル超安い水準まで売り込まれることとなった。個人消費指標の急激な悪化に象徴されるように景気後退色が強まってきている中では、投資家が下値不安を払拭できずにいるのも無理はない。

と、ネガティブなことをイメージしながら相場を見ていたところ、突然の引け際の急騰劇。NYダウは僅か1時間で300ドル超も切り返す展開。なんじゃこりゃ!と声を上げたくなったが、急騰の要因を探してみたものの明確な理由は見当たらず、短期筋のポジション調整とプログラム売買が重なり合って引き起こされたものではないだろうか。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発。米国株同様に乱高下の動きとなった。米国が売り込まれた局面では一時8100円台まで下落する場面があった。米国が引けにかけて買い戻されたことで、結局、本日のほぼ高値である8510円(前日比+90円、大証終値比+190円)で取引を終えた。この日の高値は8520円、安値は8140円。

2008年11月18日 (火)

081118商品市況

     小麦で裁定解消終了の動き

     原油市場の下落基調継続がG20の市場評価

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物市場で裁定解消の動きが一服した小麦が5日ぶりに反落し、大豆と小麦は続伸した。

ここ45日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント、+27.00セント、▲32.00セント、▲21.00セント、▲1.00セント、+2.00セント、+10.50セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント、+8.00セント、▲9.25セント、▲4.75セント、+7.50セント、+3.25セント、+5.50セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント、▲1.00セント、+3.25セント、+9.75セント、+5.25セント、+16.00セント、▲20.50セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=9.0650ドル(前日比+10.50セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.8575ドル(同+5.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.3375ドル(同▲20.50セント)。コメは3日ぶりに反落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は小反落。「G20終了後の株式動向を見極めるまで大きな動意はなさそう。」12月物の終値は前日比▲0.5ドル安い1トロイオンス=742.0ドル。高値は748.7ドル、安値729.6ドル。

9連敗後のここ47日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル、+12.3ドル、▲13.7ドル、▲14.5ドル、▲13.3ドル、+37.5ドル、▲0.5ドル

他の主要貴金属も週末高の反動で小安い。銀、銅、プラチナは続落、パラジウムは小幅に2日続伸。ロンドンのアルミ、ニッケルはついに5日続落。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物相場は続落、ここ5日で1勝4敗。期近のWTI12月物引け値は前日比▲2.09ドル安い1バレル=54.95ドルと55ドルを割れて引けた。高値58.98ドル、安値54.72ドル。高値も60ドルを奪回できず。「よほどセンチメントが変わらない限りベア・マーケットの地合いは変わらない。投機的な市場の影はなく、原油を売ることが非常に安定的な収益をファンドにもたらしている。

◇081118 米国株概況◇

*米国株続落-金融株主導で続落。

NYダウ   8273.58(前日比▲223.73)

ナスダック  1482.05(前日比▲34.80)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに続落となった。NYダウは先週金曜日の下落幅と合わせると、木曜日の急騰分が帳消しとなる一方、ナスダックは終値ベースで直近安値を割り込んで約5年半ぶりの安値に沈んだ。

金融サミットでこれといった対応策が打ち出されなかったことや、朝方発表されたNY連銀景況感指数が集計開始以来最低の水準まで落ち込んだことなどがあって、景気後退を懸念する売りが先行した。また、シティグループによる全従業員の15%に相当する5万人超の人員削減計画が報じられたことも、ショッキングなニュースとして受け止められた。他の大手金融機関も右へ倣えとなる可能性もあって、雇用情勢の悪化に拍車がかかり、更に個人消費に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念を誘った。

NYダウは午前中に200ドル安超まで売り込まれたが、売り一巡後は値頃感から買戻しが優勢となり、一時プラス圏まで戻る場面があった。その後は前日終値近辺での取引が続いたが、大引けにかけての30分間は、新たな悪材料が出たわけではないのだが急落して終わることとなった。日中の動きは、さながら日本株市場と同じ展開である。時折、値頃感からの買いは入るのだが、悪材料があまりに多く下値不安が根強いなかでは、結局のところ方向感の出ない状況となってしまい、短期的な需給が支配する相場展開が続いている。こうした動きがなおさら、投資家の目に相場の先行きが懐疑的なものに映ってしまうのかもしれない。(小林)

シカゴ日経平均先物は続落。大きく売り込むような展開とはならなかったが、米国株同様に弱含みの展開が続いた。結局、8420円(前日比▲30円、大証終値比▲70円)で取引を終えた。この日の高値は8655円、安値は8295円。

2008年11月17日 (月)

081117商品市況(現地1114)

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物市場は小麦は4日続伸となったが他は小動き。動意に欠ける展開が続いた。

ここ44日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント、+27.00セント、▲32.00セント、▲21.00セント、▲1.00セント、+2.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント、+8.00セント、▲9.25セント、▲4.75セント、+7.50セント、+3.25セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント、▲1.00セント、+3.25セント、+9.75セント、+5.25セント、+16.00セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=8.9600ドル(前日比+2.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.8025ドル(同+3.25セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.5425ドル(同+16.00セント)。コメは2日続伸。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は4日ぶりに大幅に反発。「前日700ドルを安値で割ったところから自律反発を狙った買いが入っており、買い戻しの動きも加わった。」12月物の終値は前日比+37.5ドル高い1トロイオンス=742.5ドル。高値は754.0ドル、安値724.0ドル。

9連敗後のここ46日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル、+12.3ドル、▲13.7ドル、▲14.5ドル、▲13.3ドル、+37.5ドル

他の主要貴金属も金につられて高い。銅は2日ぶり、銀は3日ぶり、プラチナは4日ぶり、パラジウムは5日ぶりにそれぞれ反発。ロンドンのアルミ、ニッケルは4日続落。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で木曜日に3日ぶりに反発した原油先物相場は反落、期近のWTI12月物引け値は前日比▲1.20ドル安い1バレル=57.04ドルとなった。高値59.96ドル、安値55.69ドル。小売売上高の数字で軟化したものの、その後は金の動向や為替の動きにつられる展開で、原油市場としての方向感は出なかった。

2008年11月14日 (金)

081114商品市況

     流れは不変

     原油小反発も商品全般的にかなり弱い地合い

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物市場において、米国株の戻り局面でコーンと小麦が買われたが大豆は3日続落。

ここ43日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント、+27.00セント、▲32.00セント、▲21.00セント、▲1.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント、+8.00セント、▲9.25セント、▲4.75セント、+7.50セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント、▲1.00セント、+3.25セント、+9.75セント、+5.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=8.9400ドル(前日比▲1.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.7700ドル(同+7.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.3825ドル(同+5.25セント)。コメは7日ぶりに上昇。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は3日続落、ポジション整理の恐怖が支配的。12月物の終値は前日比▲13.3ドル安い1トロイオンス=705.0ドル。高値は739.2ドル、安値698.2ドルと700ドルを割り込んだ。あの10/24以来。

9連敗後のここ45日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル、+12.3ドル、▲13.7ドル、▲14.5ドル、▲13.3ドル

他の主要貴金属も総崩れ。銅は反落、銀は2日続落、プラチナは3日、パラジウムは4日続落となった。ロンドンのアルミ、ニッケルも3日続落。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物相場は3日ぶりに反発したが、強さは感じられない。期近のWTI12月物引け値は前日比+2.08ドル高い1バレル=58.24ドル。高値59.58ドル、安値54.67ドル。安値は一昨日の安値よりも低い。

◇081114 米国株概況◇

*米国株急反発-NYダウは史上3番目の上げ幅を記録。

NYダウ   8835.25(前日比+552.59)

ナスダック  1596.70(前日比+97.49)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急反発、4日ぶりの上昇となった。それにしても、なんという値動きであろうか。NYダウの日中幅は900ドル超に及んだ。10月10日以来となる8000ドルの大台を一時割り込んだのち急反発、買いが買いを呼ぶ展開となって時間の経過とともに上昇スピードが加速した。

朝方は、大方の予想通り軟調な展開。前日に失望的な決算を発表したインテルの株価下落、週間の新規失業保険申請件数が市場予想を上回る50万件大台を突破したこと、そしてディスカウントストア最大手ウォルマートの決算は増益となったものの、通期の見通しが下方修正されるなどネガティブな材料が目白押しとなり、午後1時には8000ドル大台を割り込んで下値模索の展開となった。しかし、ここから相場つきが一変。同時点で原油相場も反発へと転じたこともあって、指数寄与の高い石油株が相場を牽引する格好となった。ここまでは、突っ込み警戒感からの押し目買いが入ってきた程度に思っていたのだが、その後も指数はグングン上昇し引けにかけては一段高となった。

正直いって、昨日は500ドル超の上昇に結びつくような明確な理由付けが見当たらない。前日までの下落分を差し引くと今週月曜日の終値近辺の水準に戻っただけで、過去数日間のレンジで見れば別に驚くような水準ではない。ただ、8000ドル割れ水準を見た直後に急反発したことに何らかの意味があるのかもしれず、ひょっとしたら投資家の間で二番底を確認したというような感覚が働いたのかもしれない。自分の中にはまだそうした感覚はなく、明日以降の相場の動きを見ないことには何とも言いがたいというのが率直な意見である。(小林)

シカゴ日経平均先物は急反発。午前中は米国株が軟調に推移していたこともあり、8000円割れ寸前まで売り込まれる場面があった。その後、米国株の急反発とともに大きく上昇、結局、本日の高値圏である8855円(前日比+690円、大証終値比+595円)で取引を終えた。この日の高値は8900円、安値は8030円。

2008年11月13日 (木)

081113商品市況

     原油、2006年レベルが視野

     穀物・貴金属も連日で大きく下落

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物市場において、大豆とコーンが続落。ここのところ相対的に弱含んでいた小麦は裁定のショートカバーで2日続伸。

ここ43日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント、+27.00セント、▲32.00セント、▲21.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント、+8.00セント、▲9.25セント、▲4.75セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント、▲1.00セント、+3.25セント、+9.75セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=8.9500ドル(前日比▲21.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.695ドル(同▲4.75セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.3300ドル(同+9.75セント)。コメも6日続落

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は大きく2日続落。「中国の景気刺激策ネタだけで買い上がるには無理がある。まだ、投機筋のポジション圧縮圧力が潜在していることを市場は懸念している。」12月物の終値は前日比▲14.5ドル安い1トロイオンス=718.3ドル。高値738.4ドル、安値711.5ドル。

9連敗後のここ44日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル、+12.3ドル、▲13.7ドル、▲14.5ドル

他の主要貴金属も続落が目立つ。銀は続落、銅は小反発したが、プラチナは2日、パラジウムは3日続落となった。ロンドンのアルミ、ニッケルもやや大きく続落。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物相場は続落、期近のWTI12月物引け値は前日比▲3.17ドル安い1バレル=56.16ドルと、一昨日再度割り込んだ60ドルさえ遠くに見えるレベル。高値59.50ドル、安値55.62ドル。「高値が60ドルを奪回できなかったことが市場センチメントの全てを表している。」一昨日の安値は昨年春前(3月)レベルであったが、昨日は更に2ヶ月ほど後退。原油相場はいよいよ2006年レベルに戻る過程に入った。

◇081113 米国株概況◇

*米国株大幅続落-消費鈍化懸念強まる。金融株、ハイテク株が安い。

NYダウ   8282.66(前日比▲411.30)

ナスダック  1499.21(前日比▲81.69)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックとも大幅に続落となった。NYダウは終日軟調な展開となったが、下落した大きな理由は2つある。まず午前中の下落の要因は、朝方発表された家電量販店最大手ベスト・バイの業績下方修正や百貨店大手メイシーズの失望的な決算発表を受けて、個人消費に対する懸念が一段と高まったことによるものである。感謝祭からクリスマスにかけてのこの時期に、米個人消費の7割ほどが集中すると言われており、従来から投資家はこの時期における個人消費に関するニュースに対して敏感になりがちである。金融市場の混乱による悪影響が個人消費に明確に出始めたことを嫌気して、投資家は小売株を中心に売りを先行させた格好だ。明日はディスカウントストア大手のウォルマートが決算発表を予定している。小売セクターの中では、常に健闘した数字を出し続けてきた企業であり、もしこの決算がコケてしまうようなことになれば、米消費部門はいよいよ厳しい情勢にあるということだ。

続いて、午後からの一段安を招いた理由は、ポールソン財務長官による金融安定法の運用方針についての発言だった。公的資金の注入対象業種の拡大と金融機関の不良債権買い取りの当面見送るとの内容であった。前段の公的資金の注入対象業種の拡大については、金融子会社を抱える事業会社や消費者ローンなどのノンバンクへも公的資金の注入を検討しているというものであり、この点に関しては金融当局管轄外の業種ではあるが、信用リスク、不良債権問題に苦しんでいる点では金融機関と全く同じであり、何といってもノンバンクといえども現在の米国企業と個人の対して不可欠な信用を提供していることから救済の必要性は高く、ポジティブなニュースといえる。ただ、後段の不良債権買い取りの当面見送りがいけなかった。いわば銀行サイドとしては、とばっちりを受けた格好だ。不良債権を買い取ってもらうことで、バランスシートが改善することが期待されていたが、その道が一旦閉ざされてしまったわけだ。ノンバンクに対しても公的資金を使うことで、銀行等の不良債権買い取りまで行なってしまうと政府の資金繰りがショートしてしまうことになる。保険会社AIGは多大な優遇措置を受けることができたが、いまのところ銀行は恩恵を全く受けることが出来ない状況。こうした状況をネガティブに受け止めた投資家が銀行株中心に売りを出したようで、指数全体の下げ幅が拡大することとなった。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅続落した。米国株急落を背景に朝方から売りが先行し、ほぼ終日を通じて軟調な展開が続いた。円高進展も嫌気された。結局、本日の安値圏である8165円(前日比▲390円、大証終値比▲575円)で取引を終えた。この日の高値は8880円、安値は8135円。

2008年11月12日 (水)

081112商品市況

     原油1年8ヶ月ぶりの安値水準

     穀物・貴金属も大きく下落

    

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物市場において、3日続伸していた大豆が大きく下落、コーンも反落したが、3日続落した小麦にはショートカバーが入り小幅高。「先週から大豆買い、小麦売りを入れていた向きの手仕舞いが主体。この4ヶ月間、盛り上がりに欠けるどころか市場が縮小に向かっていることをヒシヒシと感じる。

ここ42日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント、+27.00セント、▲32.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント、+8.00セント、▲9.25セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント、▲1.00セント、+3.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=9.1600ドル(前日比▲32.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.7425ドル(同▲9.25セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.2325ドル(同+3.25セント)。コメも5日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は3日ぶりに反落、中国の景気刺激策で盛り上がった一昨日の上昇分を吐き出す下落となった。ドルが対ユーロで堅調に推移したことと原油市場が上昇する気配がないことから手仕舞いの回転も早くなっている。12月物の終値は前日比▲13.7ドル安い1トロイオンス=732.8ドル。高値749.9ドル、安値725.5ドル。

9連敗後のここ43日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル、+12.3ドル、▲13.7ドル

他の主要貴金属も総じて安い。一昨日3日ぶりに反発した銀、4日ぶりに反発した銅も揃って下落、プラチナも3日ぶりに下落、パラジウムも続落となった。一昨日4日ぶりに上昇したロンドンのアルミ、ニッケルも反落した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で2日間小幅に上伸していた原油先物相場は早くも息切れ、期近のWTI12月物は前日比▲3.08ドル安い1バレル=59.33ドルと60ドルを割り込んで引けた。高値62.28ドル、安値58.32ドル。安値は昨年春前(3月)レベル。

◇081112 米国株概況◇

*米国株大幅続落-企業業績不振から、景気先行き懸念強まる。

NYダウ   8693.96(前日比▲176.58)

ナスダック  1580.90(前日比▲35.84)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックとも大幅に続落となった。昨日は冴えない企業決算発表やアナリストの投資判断引き下げが相次いだことで寄付きから売りが先行し、NYダウは一時300ドル超の下落に見舞われる場面があった。スターバックスやトール・ブラザーズなど各業界を代表する企業の決算発表が不振を極めたことで、景気先行き懸念が一段と強まる格好となった。そして代表するといえば、米国の全製造業を代表するGMの動向が、いま現在市場関係者の間で最も注目されている事柄である。昨日の東京時間に「オバマ氏がブッシュ大統領に対して自動車業界への緊急支援を要請した」とのニュースが流れたことで、株価反騰への期待感が高まったが株価は下げ止まらず、結局5日続落となり安値を更新して取引を終えている。投資家はGMのことを金融危機時のベアーやリーマンのような位置づけで見ているのだ。GM株を巡る今後の展開が株式市場に与える影響は大きいので引き続き注視していきたい(特に、政府救済の際に既存株主の責任を問うか否かについて)。

こうした悪材料が山積みされる中で、短時間で大きく相場が切り返す場面があった。連邦住宅金融局から「住宅差し押さえを防ぐ対策(ローンの支払いを低減するプログラム)」が発表されて、個人消費の下支え効果に繋がるとの思惑から買い進まれたのだ。ただ、前日に小売大手のサーキットシティが破産申請するなど小売業界を取り巻く環境は大変厳しく、まもなく迎えるクリスマス商戦も苦戦を強いられることが予想される。今晩発表が予定されている百貨店大手メーシーズ、明日予定のディスカウント大手ウォルマートの決算は、市場参加者の間で注目されることとなりそうである。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅に反落した。米国株急落を背景に朝方から売りが先行し、ほぼ終日を通じて軟調な展開が続いた。結局、8555円(前日比▲425円、大証終値比▲225円)で取引を終えた。この日の高値は8805円、安値は8420円。

2008年11月11日 (火)

081111商品市況

     中国の景気刺激策が金と大豆をインスパイア

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物市場において、大豆は3日続伸。コーンも上昇したが小麦は3日続落。農務省の穀物需給がやはり再度の下方修正となったことから穀物市場に安心感が広がったが、先月は同数字の発表で大きく買い上げられてもおかしくなかったものの、結果的に下落したトラウマから発表後は伸び悩んだ。しかし、ここ数週間書いているように、中国の買い付けがテーマとなっている大豆は同国の景気刺激策を素直に好感し3日続伸となった。

ここ41日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント、+27.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント、+8.00セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント、▲1.00セント

各穀物中心限月先物終値、大豆1月物1ブッシェル=9.4800ドル(前日比+27.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.8350ドル(同+8.00セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.2000ドル(同▲1.00セント)。コメは4日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は大きく2日続伸、中国の景気刺激策に敏感に反応した。さすがに(中国、インドなど)金に対する現物需要の強い国の材料だけに寄り付きは売り方の手が見られず堅調な地合いであったが、ドルが強含んだ午後にダレる場面もあった。12月物の終値は前日比+12.3ドル高い1トロイオンス=746.5ドル。高値753.6ドル、安値745.6ドル。

9連敗後のここ42日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル、+12.3ドル

他の主要貴金属も強い。銀は3日ぶり、銅も4日ぶりに上昇。プラチナは2日続伸したが6日続伸したパラジウムはさすがに利益確定の売りで反落。ロンドンのアルミ、ニッケルは4日ぶりに上昇した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油相場は2日上伸、期近のWTI12月物は前日比+1.37ドル高の1バレル=62.41ドルで引けた。高値65.56ドル、安値59.10ドル。「中国ネタで一時盛り上がったが、高値から結果的に3ドル以上下げて引けたことが現在の地合いを表している。」

◇081111 米国株概況◇

*米国株反落-朝高の後、GMが急落の影響から失速。

NYダウ   8870.54(前日比▲73.27)

ナスダック  1616.74(前日比▲30.66)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックとも反落となった。昨日は強弱材料が交錯する展開となったが、結果的に朝高の後、株価は引けにかけて失速していく展開となった。

まずは、好材料から紹介すると、アジア株と欧州株を上昇へと導いた中国政府による総額4兆元(約57兆円)にのぼる景気刺激策。翳りの見える中国経済のテコ入れに繋がれば世界景気に与える影響は大きく、米国市場でも期待感が膨らんだ。そして、もうひとつの好材料は保険大手AIG向けの公的支援見直しの発表。保険会社への公的支援は初となるが、支援額の大幅増額と借入れ金利の大幅引き下げという優遇措置を講じることとなり、従来よりも財務立て直しが円滑に進むとの思惑から、同社株は大きく上昇した。

一方、悪材料はというと、GM問題。先週末発表された決算内容を受けて、アナリストの格下げが相次いだことに加えて、手元流動性が事業を運営していく上でギリギリの水準まで落ち込み、来年2月には手元資金が尽きてしまうとの試算が一部で出た。もはや、政府の支援なしでは立ち行かない状況にあるのだが、ポイントは政府支援を受けた際の既存株主の処遇。昨日、ドイツ銀アナリストはGMの目標株価を“ゼロ”に設定にしたが、これは既存株主が責任を問われることになると予想している。もう一つの悪材料は、GSの株価が10月10日の安値を割り込んで急落したこと。9-11月期決算に対する不安感(上場以来、初となる赤字決算の可能性高い)が売りを誘っているようだが、10月の金融危機がピークを迎えていた時期の株価を割り込んできたことで、金融機関の事業環境の厳しさが改めて浮き彫りとなった。米国の製造業を代表する企業と金融業界を代表する企業に関するニュースが悪材料となる状況では、株式市場が不安定となるのも致し方ないところかもしれない。(小林)

シカゴ日経平均先物は小幅続伸。朝方は前夜の大証での好地合いと米国株市場の上昇を受けて買いが先行したが、徐々に米国株上昇の勢いが衰え始めると、それに呼応する格好で値を消し始めた。結局、8980円(前日比+135円、大証終値比▲140円)で取引を終えた。この日の高値は9375円、安値は8860円。

2008年11月10日 (月)

081110商品市況(現地1107)

     金・原油、微小高

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物市場において、中国の買い付けネタと週明けの農務省在庫による再度の下方修正が予想されている大豆は2日続伸したが、コーン、小麦は続落。

ここ40日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント、+12.25セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント、▲2.00セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント、▲1.50セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.1175ドル(前日比+12.25セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.7550ドル(同▲2.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.2100ドル(同▲1.50セント)。コメは3日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は3日ぶりに小反発、原油相場が株高により小幅高になったことを受けてやや持ち直した。12月物は前日比+2.0ドル高い1トロイオンス=733.2ドルが終値。高値744.9ドル、安値725.5ドルとレンジは前日よりも低い。

9連敗後のここ41日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル、+2.0ドル

他の主要貴金属はマチマチ。銀は2日続落、銅は3日続落。プラチナは1日で切り返し、パラジウムは6日続伸となった。ロンドンのアルミ、ニッケルは3日続落、下げ幅も連続で大きい。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油相場は3日ぶりに小反発、期近のWTI12月物は前日比+0.27ドル高の1バレル=61.04ドルで引けたが、高値62.82ドル、安値59.97ドルと金同様にレンジは昨日よりも低い。安値は1年半以上も前のレベル。再度書く。「参加者も減った。どこまで掘っても世界中に今買い材料は無い。」

2008年11月 7日 (金)

081107商品市況

     英・欧利下げ=ドル高の影響もあり軟調地合い続く

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物市場においてコーンと小麦は続落したが、大豆は期近が買われ期先は売られた。先月来中国の買い付けの動きが大豆のテーマとして存在しているが昨日はその手口が言われた。

ここ39日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント、+2.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント、▲12.25セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント、▲14.75セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.0600ドル(前日比+2.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.7800ドル(同▲12.25セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.2250ドル(同▲14.75セント)。コメは2日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は続落、12月物は前日比▲10.2ドル安い1トロイオンス=732.2ドルで取引を終えた。「欧・英の利下げを受けてドルが上昇、原油も下落するという条件では“上がり目”がなかった。このくらいの下げ幅で終わったことを市場は安堵している。」高値761.3ドル、安値727.5ドル。

9連敗後のここ39日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル、▲10.2ドル

他の主要貴金属は総じて軟調。銀は4日ぶりに大きく下落、銅も続落、プラチナは3日ぶりに大きく下落したが、一人気を吐くパラジウムは5日続伸となった。ロンドンのアルミ、ニッケルは2日続落、下げ幅も大きい。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油相場は大幅に続落、期近のWTI12月物は前日比▲4.53ドル安い1バレル=60.77ドルと60ドル割れ寸前のレベルで引けた。高値65.50ドル、安値0.16ドル。「参加者も減った。どこまで掘っても世界中に今買い材料は無い。」

◇081107 米国株概況◇

*米国株大幅続落-景気後退懸念から売りが先行。

NYダウ   8695.79(前日比▲443.48)

ナスダック  1608.70(前日比▲72.94)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックとも大幅に続落となった。日米に続いて欧州各国が協調利下げに踏み切ったものの、景気先行きに対する不安感は払拭できず欧州株は大きく下落、前日の米国株急落に端を発しアジア株安→欧州株安へと連鎖した流れを受けて、米国株市場も売り先行の展開となった。

昨日は悪材料が重なった。まずは、マクロ経済見通し。IMFの2009年世界経済見通しで日米欧の経済がマイナス成長に下方修正された。3極ともマイナス成長に陥るのは戦後初のことで、景気後退懸念が加速することとなった。

続いて米経済指標。前日に発表されたADP全米雇用レポートに続いて、朝方発表された週間の失業保険新規申請件数も市場予想を上回るネガティブな結果となり、足元の厳しい雇用情勢を鮮明にした。明日の10月雇用統計で非農業部門の雇用者数が激減してしまうのではないかとの懸念がいよいよ強まり景気不安からの売りが続いた。10月雇用統計の注目度は更に増した感がある。

そして、個別企業の決算発表も相場の足を引っ張ることとなった。ネットワーク機器大手シスコ・システムズが前夕発表した決算において慎重な売り上げ見通しを示したことで、IT関連の設備投資が低迷しているとの思惑からハイテク株全般に売りが拡がった。そして、昨日日本で発表されたトヨタの失望的な決算見通しが、米国においてもショッキングなニュースとなった。自動車業界の厳しい経営環境が改めて意識されて、GM、フォードなど自動車株が軒並み下落、さながらトヨタショックの様相を呈することとなった。

大統領選挙が終わった途端に、市場参加者は実体経済における悪い面を穿り出すように探し始めた。昨日も書いたが金融危機の影響を反映して10-12月期が最悪の状況になるとの見通しが今のところ大勢で、別に穿り出さなくてもこの期間の経済指標は悪い数字となるのは当たり前のこと。今の株式市場はこうした悪い経済指標の数字を織り込んでいく調整過程にある。しばらくの辛抱が必要である。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅に続落した。米国株市場が終日軟調に推移したことで、日経平均先物も売り先行の展開が続いた。トヨタのADRが東京終値比で急落していたこともネガティブに働いた。結局、8370円(前日比▲785円、大証終値比▲430円)で取引を終えた。この日の高値は9030円、安値は8320円。

2008年11月 6日 (木)

081106商品市況

     お祭りが終わり貴金属がマチマチであった以外総じて安い

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物は3穀物ともに急反落。一昨日大きく上昇した大豆だけでなく、コーン、小麦も下げ幅が大きい。

ここ38日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント、▲55.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント、▲22.75セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント、▲35.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.0400ドル(前日比▲55.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.9025ドル(同▲22.75セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.3725ドル(同▲35.25セント)。コメも3日ぶりに下落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は3日ぶりに下落、12月物は前日比▲14.9ドル安い1トロイオンス=742.4ドルで取引を終えた。高値770.0ドル、安値735.7ドル。

9連敗後のここ39日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル、▲14.9ドル

他の主要貴金属はマチマチの動き。銀は3日続伸、プラチナも2日、パラジウムは4日続伸となったが、銅は3日ぶりに下落、上昇幅も大きい。プラチナも大きく反発、パラジウムは3日続伸。ロンドンのアルミは3日ぶりに下げ、ニッケルも反落した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油相場は大幅に反落、期近のWTI12月物は前日比▲5.23ドル安い1バレル=65.30ドルと再び70ドルを割り込んだ。高値70.46ドル、安値65.00ドル。

◇081106 米国株概況◇

*米国株急反落-オバマラリーは一旦終了。市場の焦点は再び実体経済に。

NYダウ   9139.27(前日比▲486.01)

ナスダック  1681.64(前日比▲98.48)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急反落となった。事前の予想通り、民主党オバマ氏の圧勝で幕を閉じた大統領選挙であるが、株式市場では政策面での期待値が大きく先行して上昇していたこともあり、昨日は材料出尽くし感から反動安に見舞われることとなった。今後、新政権ネタで株式市場が動意づくケースは、財務長官など主要ポストの人選と追加景気対策に関する報道であろう。ホワイトハウスの奪回と議会で上下両院を制したことで、民主党の政策運営・実行能力が高まったことは事実であり、昨夜は株が下落することとなったが、先行きの展開を考えると今回の選挙結果は株式市場にとってポジティブなものであると思われる。

さて、大統領選挙というお祭り騒ぎよって脇に押しやられていた経済指標の悪化が、昨日から再びクローズアップされることとなった。民間雇用サービス会社ADPが発表した10月の全米雇用レポートで、非農業部門の雇用者数が市場予想以上に減少した。週末発表が予定されている10月の雇用統計への懸念が強まるというお決まりのパターン。事前の悪い数字が相場にとって良いガス抜きになるケースもあるのだが、今回は金融危機の影響が反映され始めて、雇用情勢の悪化を鮮明にする数値となる可能性があるので注意は必要である。また、この日発表されたISM非製造業景況感指数も44.4と調査開始以来最低の数字となった。オバマラリーにかき消される格好となったが、週初に発表されたISM製造業景況感指数も悪かったことからも、やはり実体経済は厳しい状況にあるといえる。もっとも、数字のバラツキは見られるがエコノミストの大方の予想は10-12月期が最悪期と見ており、この期間に出てくる経済指標の数字が悪いのは致し方ないところ。目先の株式市場はこうした足元の実体経済悪を織り込んでいく形で調整し、オバマラリーで上昇した部分が剥落していく展開が予想される。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅反落した。米国株市場が反動安に見舞われる中、日経平均先物も利益確定の売りに押される展開が続いた。米景況感悪化を示す経済指標の発表を受けてドル安・円高に動いたことも弱材料に働いた。結局、9155円(前日比▲430円、大証終値比▲365円)で取引を終えた。この日の高値は9640円、安値は9105円。

2008年11月 5日 (水)

◇081105 米国株概況◇

*米国株大幅高-新政権への期待感から大幅高。

NYダウ   9625.28(前日比+305.45)

ナスダック  1780.12(前日比+53.79)

昨日の米国株式市場は、NYダウは大幅に反発、ナスダックは6日続伸した。大統領選挙という不透明要因が消えて、景気対策進展への期待感が膨らんだことに加えて、LIBORの低下傾向が鮮明となるなど短期金融市場の落ち着き(=金融不安の後退)を好感する買いが入った。NYダウは終日堅調な動きを見せて、本日の高値圏で取引を終えている。

昨日は満遍なく買いが入った格好となっているが、なかでも牽引役となったのがエネルギー関連株とノンバンク株。エネルギー関連株については、原油価格の急騰がストレートに反映された格好で、サウジが減産を開始したことによる需給逼迫感とドルが対ユーロで下落したことが材料視されたが、何よりも原油価格上昇の一番の要因は株高であったのかもしれない。一方、ノンバンク株については、金融安定化策に基づく資本注入の対象にノンバンク系金融機関も加えることが検討されているとの報道を好感して、GEやCIT、そしてMBIAなどが大幅高となった。

大統領選挙と同時に実施されている上下両院選挙でも民主党優勢が伝えられていることで、経済対策への期待感が更に膨らんでいるが、やや期待値というかセンチメント先行の株高に行き過ぎ感があるようにも見える。この日も市場予想を下回る経済指標の発表に対して株式市場は鈍感であった。オバマ新大統領誕生=実体経済の好転に繋がる、ということでは必ずしもない。株高の持続性にはファンダメンタルズ改善の兆候が必須条件であり、まだ見極めなければならない材料は少なくないのではないだろうか。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅に続伸となった。米国市場の急騰を受けて買いが先行し、一時9700円台まで買い進まれた。円安も支援材料。引けにかけて利食い売りが出てやや値を下げ、結局、9585円(前日比+505円、大証終値比+485円)で取引を終えた。この日の高値は9730円、安値は9195円。

081105商品市況

     昨日はお祭り

     リスク許容度の拡大とドル安で商品市場全面高!

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物は3穀物ともに続伸。大豆の値幅が大きい。昨日も書いたが先週末に出た月末(期末)要因のファンド整理売り一巡を指摘する向きが多い。

ここ37日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント、+21.25セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント、+10.00セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント、+10.50セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.4950ドル(前日比+21.25セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.1300ドル(同+10.00セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.7250ドル(同+10.50セント)。コメも2日続伸。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物も大きく続伸、12月物は前日比+30.6ドル高い1トロイオンス=757.3ドルで取引を終えた。高値799.3ドル、安値721.8ドル。30ドルを超える上昇はほぼ一ヶ月ぶり。

9連敗後のここ38日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル、+30.6ドル

他の主要貴金属も強い。銀、銅は2日続伸で、上昇幅も大きい。プラチナも大きく反発、パラジウムは3日続伸。ロンドンのアルミも2日続伸で、ニッケルも大きく反発した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油相場も上昇、期近のWTI12月物は前日比+6.62ドル高い1バレル=70.53ドルと70ドルを奪回した。高値71.77ドル、安値62.25ドル。

2008年11月 4日 (火)

081104商品市況

     CFTCの建玉発表される。

     金も原油も“やっぱりな”という数値。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物は小麦が大きく上昇、大豆、コーンも小幅に上げる。先週末の月末のファンドによる整理売りをこなした後の午後の地合い引き継ぐ。

ここ36日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント、+3.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント、+1.50セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント、+25.75セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.2800ドル(前日比+3.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.0300ドル(同+1.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.6200ドル(同+25.75セント)。コメも3日ぶりに反発。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は3日ぶりに反発、12月物は前日比+8.6ドル高い1トロイオンス=726.8ドルで取引を終えた。高値739.5ドル、安値721.8ドル。10/28現在のCFTC投機筋建玉は+7万8315枚の買い越し。リーマン・ショック後の9/23に12万枚超の買い越しとなってから徐々に減少し、10月に入ってから減少傾向が鮮明になっていることが確認された。原油と違い金価格動向が投機筋の建玉動向と相関が非常に高いことは、オンライン・セミナーや当ブログ、ラジオ等で喧伝してきたとおり。

9連敗後のここ37日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル、+8.6ドル

他の主要貴金属はこの日もマチマチ、裁定主体の動き。銀は3日ぶりに反発。銅も12月物以降が3日ぶりに反発。パラジウムは2日続伸、プラチナは5日ぶりに反落。ロンドンのアルミは3日ぶりに上昇したが、ニッケルは大きく利喰われ下落した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油相場は反落。期近のWTI12月物は前日比▲3.90ドル安い1バレル=63.91ドルで引けたが、高値69.19ドル、安値63.63ドル。10/28現在のCFTC建玉は▲8406枚。10月初に激減し、遂に10月はNETで1万枚を超える建玉の週はなかったことになる。「とにかくおとなしい。手口に名前が出てこなくなったファンドがたくさんある。というより残っているのは昔からのファンドだけ。

◇081104 米国株概況◇

*米国株小動き-大統領選挙を控えて様子見ムード。商いも閑散。

NYダウ   9319.83(前日比▲5.18)

ナスダック  1726.33(前日比+5.38)

昨日の米国株式市場は、NYダウは小反落する一方、ナスダックは小幅に5日続伸した。大統領選挙など重要イベントを控えて様子見ムードが強く、終日方向感に乏しい相場展開が続いた。NYダウの日中幅は150ドル程度にとどまり、10月には見られなかった平穏な動き?に終始した。

午前10時に発表された10月のISM製造業景況感指数は市場予想を下回る38.9となり、これは実に26年ぶりの低水準。この発表を受けて、それまで100ドル近く上昇していたNYダウはマイナス圏まで下落することとなった。しかし、大きく売り叩くような動きへとは発展せず、その後は再びプラス圏まで買い戻される展開となった。また、昨日は10月の新車販売台数も発表されたが、こちらも厳しい内容だった。販売台数が前年同月比で40%超減少したGMが軟調に推移、米政府がGMとクライスラーの合併支援要請を断る意向にあるとNYタイムズが報じたこともネガティブに働いたようだ。

実体経済の動向が市場のテーマといわれている割には、ISM製造業景況感指数に対する市場の反応は限定的だったという印象。内容的には在庫増→受注減→生産調整と典型的な景気後退サイクルを示すものであったのだが・・・。景気悪化が相場に織り込まれつつあることを意味しているのか、それとも大統領選挙を明日に控えて単に様子見ムードにあっただけなのか、判断はつきにくいところであるが、今週末に控えている10月の雇用統計に対する反応に注目したい。(小林)

シカゴ日経平均先物は続伸となった。米国市場は方向感に欠ける相場展開となったが、円安が相場を下支えして日経平均先物は終日確りした動きとなり9000円台を回復した。結局、9080円(前日比+145円、大証終値比+630円)で取引を終えた。この日の高値は9140円、安値は8940円。

2008年11月 1日 (土)

081101商品市況

     原油小反発も他の商品安い。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物は午前中は月末のファンドの整理売りとドル高により下げ幅を拡大させる場面も見られたがその後は小動き、午後にはポツポツと打診買いも入り下げ渋りの展開となった。

ここ35日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント、▲8.75セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント、▲8.00セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント、▲1.75セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.2525ドル(前日比▲8.75セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.0100ドル(同▲8.00セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.3625ドル(同▲1.75セント)。コメは2日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は続落、12月物は前日比▲20.3ドル安い1トロイオンス=718.2ドルで取引を終えた。高値742.5ドル、安値717.1ドル。「ここから金利差がどうなるかを考えれば、ユーロが対ドルで強含みに転じるには長い時間が必要である」ことが金に対して強気になれない市場心理の根っこにある。

9連敗後のここ36日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル、▲20.3ドル

他の主要貴金属はマチマチ。銀は続落、ここ6日間で1勝5敗。日本シリーズなら終わっている。銅も続落。一昨日4日ぶりに反落したパラジウムは小幅に高く、一人気を吐くプラチナは4日続伸。ロンドンのアルミは続落したが、ニッケルは下落から1日で復活高、ここ6日間で5勝1敗。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油相場が小幅に上昇。期近のWTI12月物は前日比+1.85ドル高い1バレル=67.81ドルで引けたが、高値68.60ドル、安値63.12ドルと高値で70ドルをつける場面はなかった。

2008年10月31日 (金)

081031商品市況

     一昨日の上昇後の利食い。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物は一昨日の急騰後の利喰いが入り反落したが、大豆の下げ幅は小さい。「“異例”の作付け下方修正がやっと下支え効果を発揮した」

ここ34日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント、▲3.25セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)、▲11.25セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント、▲23.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.3400ドル(前日比▲3.25セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.0950ドル(同▲11.25セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.3800ドル(同▲23.25セント)。コメの反落は4日ぶり。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は反落、12月物は前日比▲15.5ドル安い1トロイオンス=738.5ドルで取引を終えた。高値778.3ドル、安値733.0ドル。午後に入り対ユーロで弱含んでいたドルがやや堅調となり原油相場も下落に転じる場面で下げ足を早めた。

9連敗後のここ35日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル、▲15.5ドル

他の主要貴金属は軒並み大幅高となっている。一昨日4日ぶりに反発した銀は反落、銅とパラジウムは4日ぶりに反落、プラチナは3日続伸。ここ4日ほど大きく上昇していたロンドンのアルミ、ニッケルは利喰いに圧されて下落した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で一昨日4日ぶりに反発した原油相場は再度下落。期近のWTI12月物は前日比▲1.54ドル安い1バレル=65.96ドルで引けた。高値70.60ドル、安値64.04ドル。朝方は一昨日の「株高=原油高」の流れを受け継ぐ形で海外株式市場の上昇を好感して始まり1バレル=70ドルを奪回したが、午後に入るとドル高と米国GDPが材料視されて買い上がる流れが止まるや徐々に売り優勢の展開となった。

◇081031 米国株概況◇

*米国株上昇-GDPが市場予想を上回り、買い安心感。

NYダウ   9180.69(前日比+189.73)

ナスダック  1698.52(前日比+41.31)

昨日の米国株式市場は、NYダウは反発、ナスダックは3日続伸となった。アジア株、欧州株が軒並み上昇したほか、7-9月期GDP速報値が予想ほど悪化しなかったことを好感して寄付きから買いが先行、日中にダレる場面もあったが総じて確りした相場展開となった。

朝方発表されたGDPは年率換算ベースで▲0.3%と2007年10-12月期以来となるマイナス成長となったが、事前の市場予想▲0.5%よりも小幅な落ち込みにとどまった。しかし、内容的には決して喜ばれるものではなく、個人消費が▲3.1%とその落ち込み幅がひときわ目を引く上に、住宅投資、設備投資も当然の不振であり、いわば内需総崩れの状況にある。現在のところ、翌10-12月期GDPが最悪の状況になるとの予想がエコノミストの間で大勢となっているが、落ち込み幅には▲1.5%-▲3.5%とバラツキが見られる。果たして、こうした見通しを織り込んだ状況で、今現在相場が反発しているのであろうか。市場のテーマは実体経済に移行したと言いつつも、足元市場を動かしていたのはヘッジファンド等の換金売りを主とした需給懸念であり、実体経済を材料にした売買ではない。本当の意味で実体経済が相場のテーマとなり、株価がそうした状況を織り込み始めるのは、クリスマス商戦も絡めて10-12月期GDPなどが本格的に議論される局面ではないだろうか。VIX指数は一時の高値から低下傾向にあるが、それでもその水準は60%超と依然として高水準にある。まだまだ相場の先行きは予断を許さない状況にある。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅に続伸となった。大証での好地合いを引き継いで堅調な展開。アジア、欧米に次いで米国株も確りした動きとなったことから、買い安心感を誘った。結局、9100円で取引を終えた(前日比+625円、大証終値比+70円)で取引を終えた。この日の高値は9230円、安値は8480円。

2008年10月30日 (木)

081030商品市況

     商品相場は久しぶりに値幅を伴った上昇を示現。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物は軒並み急伸した。原油高、ドル安などを強材料に買いが入った格好。コーンはストップ高で取引を終え、大豆も一時ストップ高となった。

ここ33日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント、+58.5セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント、+30.00セント(ストップ高)

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント、+47.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.3725ドル(前日比+58.50セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.2075ドル(同+30.00セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.6125ドル(同+47.25セント)。コメは3日続伸。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は反発、12月物は前日比+13.5ドル高い1トロイオンス=754.0ドルで取引を終えた。高値775.3ドル、安値736.0ドル。対ユーロでのドル下落が買いの支援材料。

9連敗後のここ34日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル、+13.5ドル

他の主要貴金属は軒並み大幅高となっている。銀は4日ぶりに反発、銅とパラジウムは3日続伸、プラチナも続伸。ロンドンのアルミ、ニッケルともに4日続伸。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物は4日ぶりに反発した。期近のWTI12月物は前日比+4.77ドル高い1バレル=67.50ドルで引けた。高値69.24ドル、安値63.65ドル。FOMCでの利下げを受けて、久しぶりに値幅を伴った上昇。協調利下げによって需要減に一定の歯止めがかかるのではないかとの期待感が先行する格好となったが、相場上昇の持続性は疑問。

◇081030 米国株概況◇

*米国株まちまちの動き-引け間際の大口売りでNYダウは一気に値を消す展開。

NYダウ   8990.96(前日比▲74.16)

ナスダック  1657.21(前日比+7.74)

昨日の米国株式市場は、NYダウは反落、ナスダックは小幅に続伸となった。前日に急騰していた反動から、寄り付きは利益確定の売りが先行する展開となった。その後は、朝方発表された9月の耐久財受注が予想を上回ったことや、原油先物相場が反発していたことが好感されて値を戻し、前日終値近辺での取引が続いた。

この日予定されていた四半期決算の発表を急遽延期したGMは、様々な思惑を誘い動意づくこととなった。当初は業績面からの悪材料が懸念されていたが、クライスラーとの合併話の可能性やGM側がトヨタに経営支援を打診したとの報道などがポジティブに受け止められ同社株は急伸し、この日の相場の下支え要因に働いた。

そして2時過ぎに注目のFOMCの結果が発表された。大方の予想通りFFレートを0.5%引き下げて年1.0%とするものであったが、それに対する株価の反応は当初ネガティブなものであった。0.5%の引き下げは当然のこととして織り込み済みであったが、一部には0.75%の大幅な利下げも有り得ると踏んでいた向きもあって、若干失望的な売りが出て相場は下落した。しかし、大きな売りへとは発展せずに、下値では買いが入ってプラス圏へと浮上することとなった。

しかし、引け間際にまたしても波乱の展開が待ち構えていた。なんと引け前の10分間でNYダウは400ドル超の下落に見舞われた。GEのCEOによるネガティブな業績見通しに端を発した売りと見る向きもあるが、やはり主たる要因は換金売りあるいはプログラム売買であろう。なかば“強制的”に行なわれる売買でなければ、引け間際に注文を出す意図の説明がつきにくい。連日の引け間際の急騰・急落劇に一般の投資家はあっけにとられている。(小林)

シカゴ日経平均先物は続伸となった。大証での好地合いを引き継いで堅調な展開。米国株が急騰する場面では一段高となった。しかし、米国株が引け際に急落したことで上げ幅を大きく縮小させることとなり、結局8475円で取引を終えた(前日比+365円、大証終値比+175円)で取引を終えた。この日の高値は8800円、安値は8265円。

2008年10月29日 (水)

081029商品市況

     金は3日ぶりに下落。株急伸の割りに商品は全体的に静かな動き。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物の先物市場においてコーンは続伸したものの、大豆と小麦は反落。特に大豆は農務省が「異例なこと」として作付け推定面積の下方修正を行ったにも関わらず下落。「今日の大豆の下げは売り圧力の根深さを教えたような気がする」との声。

ここ32日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント、▲14.25セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント、+5.50セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント、▲15.50セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=8.7875ドル(前日比▲14.25セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.9075ドル(同+5.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.1400ドル(同▲15.50セント)。コメは2日続伸。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は3日ぶりに下落、12月物は前日比▲2.4ドル安い1トロイオンス=740.5ドルで取引を終えた。高値756.1ドル、安値724.1ドル。ドルが対ユーロで昼過ぎから堅調な動きとなると一昨日同様に売りが膨らんだが、かつて見られたような、それが日中加速していくような動きはなかった

9連敗後のここ33日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル、▲2.4ドル

他の主要貴金属は強い。銀は3日続落したが、銅とパラジウムは2日続伸、プラチナも4日ぶりに反発。ロンドンのアルミ、ニッケルは大きく3日続伸。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物は小幅に3日続落した。期近のWTI12月物は前日比▲0.49ドル安い1バレル=62.73ドルで引けた。高値65.20ドル、安値61.61ドル。「株の急伸にもついて行かれない。買い材料を探す元気のあるトレーダーがいない。

◇081029 米国株概況◇

*米国株急反発-協調利下げ観測から市場心理が好転、NYダウは過去2番目の上げ幅に。

NYダウ   9065.12(前日比+889.35)

ナスダック  1649.47(前日比+143.57)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急反発した。

アジア株、欧州株が大幅に反発した流れを引き継いで、米国株も寄付きから買いが先行して堅調な動きとなった。しかしその後、午前中に発表された8月のS&Pケースシラー住宅価格指数が前年同月比▲17.7%、そして10月の消費者信頼感指数も前月から23.4ポイント低下するなど、双方とも過去最大の落ち込み幅となったことで景気悪化への懸念が改めて意識され、NYダウは一気に値を消すこととなった。と、ここまでは、投資家の間で根強く燻るリセッション懸念を背景に上値を押さえ込まれてしまうといった、直近何度も見たベア相場の展開。しかし、昨日はちょっと勝手が違い、二の足を使って相場は再度上昇へと転じた。そのきっかけとなったのは、日本にあったようだ。「日銀が利下げを検討している」との報道が伝わると円相場が大きく反応、対主要通貨で円が急落し始めた。ドルに対しては前日比5円超の急落を示現した。ここ最近リスク資産圧縮の象徴的な存在となっていた円急伸が一服したことが、市場心理好転の大きな要因になった。トリシェECB理事長も利下げを示唆する発言をしており、現在開催されているFOMCでの利下げが確実視される中、協調利下げへの期待感が買戻しを誘発した。利下げ自体が実体経済に与える影響は限定的かつ即効性には欠けるものであり、昨日の上昇は市場センチメントの改善がもたらしたもの。経済的合理性(バリュエーションから見て歴史的割安水準にある)を感じながらも、センチメントが邪魔をして実際の投資行動へと移すことが出来なかった一部の投資家層が、もし動いてくれたのであれば有難いことである。(小林)

シカゴ日経平均先物は急反発となった。米国株の急騰を受けて買いが先行、円相場の急落も買いを助長した。引けにかけては一気に8000円台を回復するなど、本日の高値8110円で取引を終えた(前日比+1000円、大証終値比+380円)で取引を終えた。この日の安値は7030円。

2008年10月28日 (火)

081028商品市況

     金相場は続伸、穀物も高いが株価の引け前の急落は織り込んでいない。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物は軒並み反発したが、引け前の株価急落は反映されていない。「ファンドの買いがポツポツ入ったのは意外」との声。

ここ31日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント、+29.25セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント、+12.5セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント、+13.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=8.9300ドル(先週末比+29.25セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.8525ドル(同+12.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.2950ドル(同+13.25セント)。コメも反発。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は続伸。12月物は先週末比+12.6ドル高い1トロイオンス=742.9ドルで取引を終えた。高値747.8ドル、安値707.0ドル。ドルが対ユーロで朝方堅調であったこともあり売り地合いで始まったが、ファンドの売りが一巡するや買いが優勢となった。

9連敗後のここ32日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル、+12.6ドル

他の主要貴金属はマチマチの動き。銀は2日続落、銅とパラジウムは3日ぶりに反発したが、プラチナは3日続落。ロンドンのアルミ、ニッケルは大きく2日続伸。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物は小さく続落した。期近となったWTI12月物は先週末比▲0.93ドル安い1バレル=63.22ドルで引けた。高値65.77ドル、安値1.30ドル。「アジア株が安いと寄りから沈滞ムードだけが漂う。誰も買い上げようとしない。

◇081028 米国株概況◇

*米国株続落-プログラム売買により、引け間際急落。

NYダウ   8175.77(前日比▲203.18)

ナスダック  1505.90(前日比▲46.13)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに続落となった。NYダウは一時200ドル以上高くなる場面があるなど終日堅調に推移していたが、引け間際に投資信託の解約売りやプログラム売買と思われる大口の売り注文によって急落する波乱の展開となった。

朝方はアジア、欧州株安の流れを引き継いで安く寄り付いたが、9月の新築住宅販売件数が予想を上回る数字となったことや地銀の公的資金注入受け入れを好感し、昼過ぎには上昇へと転じた。大幅安をある程度覚悟していた市場参加者にとって、意外に確りした相場展開にホッと胸を撫で下ろしたところであったが、リセッション懸念からくる相場の先行き不透明感はやはり根強く、素材、エネルギー関連などを中心に徐々に売りに押される銘柄が目立ち始め、その後はジリ貧状態に陥った。そして、まさに引け際にかけてプログラム売買による大口売り注文が入って、NYダウは一気に200ドル以上下落する波乱の幕切れとなった。

明日から開催されるFOMCでは、政策金利を0.5%引き下げるとの見方が大勢。実施されれば政策金利は1%となり、次なる一手は日銀がかつてとったゼロ金利政策しか残されていない。もしそうなれば、FRBは“超”低金利政策をしばらく継続することを市場に対して約束し、本来ならば関与することのない長期金利の低下を促すこととなろうが、裏を返せばそれだけ当時の日本同様に景気後退は深刻かつ長期間におよぶ状況にあることを示唆しているともいえ、株式市場の浮上には時間が掛かりそうである。(小林)

シカゴ日経平均先物は続落となった。ザラバは米国の堅調な動きを反映して確りとした相場展開が続いていたが、引けにかけて米国株が急落すると、一気に値を消し始めた。結局、7110円(前日比▲440円、大証終値比▲50円)で取引を終えた。この日の高値は7555円、安値は6995円。

2008年10月25日 (土)

◇081025 米国株概況◇

*米国株急落-リスク資産回避の動きから、再び世界同時株安へ突入。

NYダウ   8378.95(前日比▲312.30)

ナスダック  1552.03(前日比▲51.88)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに大幅安となった。週足ベースではNYダウが▲5.3%、ナスダックは▲9.3%の下落となった。

アジアおよび欧州株式市場が軒並み大幅安となる中、昨日の米国株式市場も寄り付きから売りが先行し、NYダウは早々に500ドル近い下落に見舞われた。金融危機が実体経済に及ぼす悪影響への不安から、全世界的に投資家のリスク資産回避の動きが強まった格好。

朝方の売りが一巡した後は買戻しの動きが拡がって、徐々に下げ幅を縮小させる場面があった。アジアや欧米株式市場に比べて下落幅が思ったほど大きなものとならず、短期筋を中心に買い戻しに繋がったとの指摘があったが、ショートカバー以外の買い手は不在のため、引けにかけては下落基調へ逆戻りとなって取引を終えた。

今後のタイムスケジュールで見れば、11月の大統領選挙終了後も来年1月の新大統領就任までは実質的に政治空白の期間ともいえ、政策面から思い切った株価対策が出されるとは想定しにくい。また、現在佳境を迎えている決算発表で一旦株価は決算悪を織り込みにいくこととなろうが、最大のイベントであるクリスマス商戦が不発に終わることは必至の情勢であり、そこで再度景況感の悪化を嫌気した売りが出てくる可能性が高い。反発のきっかけは?うーん・・・材料が思いつかず、正直って今のところイメージが描けない状況。(小林)

シカゴ日経平均先物は急落。世界的な株価急落、そして90円台に突入した急激な円高を嫌気した売りが殺到、一時前日比▲1000円安のストップ安水準まで売り込まれた。米国株が下げ渋る動きを見せるとストップ安は解かれたが、戻りは限定的なものとなった。結局、ストップ安レベルに近い7550円(前日比▲910円、大証終値比▲70円)で取引を終えた。この日の高値は8480円、安値は7460円。

081025商品市況

     金相場は反発するも、他の商品相場はリスク資産圧縮の動きから売られる展開。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物は軒並み急反落となった。現在の穀物相場は株、他の商品相場との従属性を一層強めており、株安、原油安とあっては自ずとファンド筋を中心とした換金売りに押される展開を余儀なくされた。

ここ30日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント、▲20.75セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント、▲17.50セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント、▲6.75セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=8.6375ドル(前日比▲20.75セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.7275ドル(▲17.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.1625ドル(▲6.75セント)。コメも反落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は4日ぶりに反発、12月物は前日比▲15.6ドル高い1トロイオンス=730.3ドルで取引を終えた。高値750.4ドル、安値681.0ドル。安全資産という位置づけで金を買う動きとの声も聞かれたが、朝方は米国株が大きく売り込まれる過程で、金も一緒になって売られていたところを見ると、必ずしも安全資産という位置づけではなく、前日まで続落していたこともあってショートカバーや値頃感からの買いが優先した面が大きいのではないだろうか。

9連敗後のここ31日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル、+15.6ドル

他の主要貴金属は総じて安い展開。銀は反落、パラジウム、プラチナ、銅はそれぞれ続落となった。ロンドンのアルミは反落、一方ニッケルは反発した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物は急反落した。WTI11物は前日比▲3.69ドル安い1バレル=64.15ドルで引けた。高値69.50ドル、安値62.65ドル。OPEC臨時総会で11月から減産することが決定されたが全くといっていいほど材料視されず、世界景気の悪化に伴う需要減退懸念から売りが先行した。もちろん、世界的株安の影響も売りに拍車をかける展開となった。

2008年10月24日 (金)

081024商品市況

     商品相場全体に勢いが感じられず、様子見ムード強い。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物は軒並み反発した。米国株、他の商品市場が反発した流れを受けて、ファンド筋を中心にショートカバーの動きが強まった。

ここ29日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント、+25.5セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント、+5.25セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント、+5.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=8.8450ドル(前日比+25.5セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.9020ドル(+5.25セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.2300ドル(+5.25セント)。コメは5日ぶりに反発。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は大幅に続落、12月物は前日比▲20.5ドル安い1トロイオンス=714.7ドルで取引を終えた。高値735.2ドル、安値695.2ドル。投資家の換金売りが続いている。一連の金融危機が始まって以来、他の金融商品に比べ相対パフォーマンスが好調な金に対して、利益確定の売りが出た格好。足許は、ドル堅調も売り材料となっている。

9連敗後のここ30日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル、▲20.5ドル

他の主要貴金属はまちまちの動き。銀は反発したものの、パラジウム、プラチナ、銅はそれぞれ続落となった。ロンドンのアルミは4日ぶりに小反発、ニッケルは続落した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物は3日ぶりに反発した。WTI11物は前日比+1.09ドル高い1バレル=67.84ドルで引けた。高値69.42ドル、安値65.90ドル。OPEC臨時総会での減産枠拡大の思惑から買いが先行した。ただ、減産の話は材料性が薄れつつあり、若干ショートカバーが入った程度の動きで、買いの勢いは感じられなかった。

◇081024 米国株概況◇

*米国株まちまちの動き-売り買い交錯し、方向感のない展開。

NYダウ   8691.25(前日比+172.04)

ナスダック  1603.91(前日比▲11.84)

昨日の米国株式市場は、NYダウは3日ぶりに反発、ナスダックは小幅に続落となった。日中は相変わらずボラタイルな動きを続けており、この日もNYダウの高安差は550ドルまでに及んだ。景気・企業業績に対する先行き懸念の売りと値頃感からくる買い戻しが交錯し、結局NYダウは引けにかけて買い戻し圧力が優る格好となり、前日比プラスで取引を終えることとなったが、指数寄与の高いエネルギー株の上昇が貢献しただけの話で、きっちり方向感が出たとは言い難い相場展開であった。

昨日は住宅市場の厳しい現状が浮き彫りとなるデータが発表された。住宅差し押さえ手続き件数に関する数字が発表され、7-9月期は前年同期比+71%と急増し、集計開始以来最大の大きさとなった。これを受けて、住宅セクターの株価指数は過去最低水準まで売り込まれた。金融危機の根源ともいえる住宅市場の低迷は続いており、その脱却にはしばらく時間が掛かりそうである。

一方、昨日発表された主要企業の決算は、今週発表された中ではポジティブな部類に入る内容だった。ダウ・ケミカル、UPSとも市場予想を上回る内容で、両社の株価はともに上昇した。そして注目のマイクロソフトは引け後に決算を発表し、EPS実績は予想を上回ったものの、先行き見通しは下方修正という内容。株価の反応は決算内容をポジティブに受け止めて、時間外取引で上昇している。先行き見通しの下方修正幅が、市場予想よりも小幅なものにとどまったことを好感している模様。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発した。米国がボラタイルな動きを見せる中、おのずと日経平均先物もボラタイルな動きとなってしまう。一時8000円を割り込む場面があったが、引けにかけて米国株が買い戻されると、それに呼応して大きく上昇し、結局本日の高値圏に近い8460円(前日比+245円、大証終値比+10円)で取引を終えた。この日の高値は8520円、安値は7925円。

2008年10月23日 (木)

081023商品市況

     対ユーロでのドル急伸により、商品相場は軒並み安

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物は軒並み急落した。対ユーロでのドル急伸を受けて、他の商品市場が急落する中、穀物市場も連れ安となった格好。新興国経済にも景気減速の恐れが強まりつつあり、需要減を嫌気した売りも出た。

ここ28日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント、▲49.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セント、▲26.00セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント、▲31.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=8.5900ドル(前日比▲49.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.8500ドル(▲26.00セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.1775ドル(▲31.25セント)。コメは4日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は急落、12月物は前日比▲32.8ドル安い1トロイオンス=735.2ドルで取引を終えた。高値777.9ドル、安値720.0ドル。株急落もドル急伸とあっては、さすがに安全資産への逃避といった発想での金買いは見られず、むしろ投資家はリスク資産圧縮の動きに精一杯といったところ。やはり、「リーマンショック以来、金のポジションを積み上げたポジションの損切りが目立つ

9連敗後のここ29日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル、▲32.8ドル

他の主要貴金属も軒並み安。銀は、パラジウムは反落、プラチナ、銅はそれぞれ続落となった。ロンドンのアルミは3日続落、ニッケルは反落した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物は大幅に続落した。WTI11物は前日比▲5.43ドル安い1バレル=66.75ドルで引けた。高値71.80ドル、安値66.20ドル。景気後退懸念がテーマとあっては、株式市場との連動性は高まるばかり。これにドル急伸という材料も加わっては、原油相場はひとたまりもないといった感じで、下げ足を速める展開となった。

◇081023 米国株概況◇

*米国株急落-資源株大幅安。決算発表も不振で売りが先行する。

NYダウ   8519.21(前日比▲514.45)

ナスダック  1615.75(前日比▲80.93)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急落して取引を終えた。結局、アジア株安→欧州株安と流れてきた株安の波に、米国株も飲み込まれてしまった格好だ。

外為市場におけるドルの対ユーロ急伸(ユーロ急落という表現のほうが適切)を受けて、ドル相場に逆行しやすい商品市場が急落したことで、素材・エネルギー関連株が軒並み大幅安となった。特に、エクソンやシェブロンといった銘柄は値がさ株で指数寄与が高く、この2銘柄でNYダウを100ドル近く押し下げた計算になる。加えて、前日のキャタピラーやデュポンに続いて、この日発表されたボーイングやAT&Tなど主要企業の決算も予想を下回るものが多く、景気の先行き不透明感を高めることとなって売りに拍車をかけた

この日の下落でナスダックは直近付けた安値を下回り、NYダウも10日に付けた安値目前まで迫ることとなった。VIX指数(恐怖指数)が一時80%台まで急上昇するなど、新たな下落ステージに突入してしまった可能性が高い。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅に続落した。欧米株の急落を受けて売りが先行、97円台に突入した円高が売りに拍車をかけ、一時8000円割れ寸前まで売りこまれる場面があった。結局、8215円(前日比▲790円、大証終値比▲445円)で取引を終えた。この日の高値は9000円、安値は8005円。

2008年10月22日 (水)

081022商品市況

     どっちもどっちの景気減速ながらドルが対ユーロで買われ商品安

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物市場で大豆、コーンともに反落、小麦は2日続落となった。昨日も大きな売り玉は見られなかったが他の商品市場の軟調な推移につれた動き。

ここ27日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント、▲21.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セン、▲7.50セントト

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.50セント、▲17.25セント、▲0.50セント、+11.00セント、▲2.75セント、▲14.50セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.0800ドル(前日比▲21.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.1100ドル(▲7.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.4900ドル(▲14.50セント)。コメは小幅に3日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において一昨日8日ぶりに反発した金先物12月物は大きく再下落、12月物は前日比▲22.0ドル安い1トロイオンス=768.0ドルで取引を終えた。高値805.0ドル、安値766.4ドル。穀物市場と違い金市場では一昨日は見られなかった大口の売り物も為替市場がドル・ブルに傾く場面で見られた。「リーマンショック以来、金のポジションを積み上げたポジションの損切りが目立つ

9連敗後のここ28日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル、▲22.0ドル

他の主要貴金属はまちまちの動き。銀は2日、パラジウムは3日続伸するも、プラチナは反落、銅は2日続落。ロンドンのアルミは2日続落となったが、ニッケルは上昇。昨日指摘したロンドンのアルミとニッケルの非連動が早くも復活

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で週末から2日続伸した原油先物は反落。WTI11物は前日比▲3.36ドル安い1バレル=70.89ドルで引けた。2日間の上昇分の四分の三を吐き出した。高値75.69ドル、安値69.77ドル。指摘したようにOPEC臨時総会の減産合意は織り込み済みで為替動向の方が昨日は材料視された。

◇081022 米国株概況◇

*米国株急反落-業績悪を嫌気して、利益確定の売り先行。

NYダウ   9033.66(前日比▲231.77)

ナスダック  1696.68(前日比▲73.35)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急反落して取引を終えた。前日に急騰していた反動もあって、寄付きから利益確定の売りに押される展開となった。やはり利益確定の売りを急がせた一番のきっかけとなったのは、企業業績に対する先行き懸念である。前夕発表された半導体大手TI、ネットワーク機器大手サンマイクロ、そして朝方発表された建機大手キャタピラー、化学大手デュポンなど、主要企業の決算および先行き見通しが軒並み市場予想を下回ったことで、リセッション懸念が高まった。厳しい決算になるであろうと予想はされていたものの、当初予想を更に下回るとあっては失望売りに近い動きも見られた。

ただ、世界的な金融危機ピーク時に見られたあの得体の知れない恐怖心からくるパニック的な売りとは違って、相場の焦点が景況感へと移ったいま、争点はシクリカルな話(景気の谷の深さや期間など)であり、投資家としては比較的冷静な判断・対応で臨むことができる。

一方、昨夜は金融ネタもいくつか出ている。リーマンの債券を対象としたCDSの清算が行なわれた。金融機関が多額の損失を被ることになるのではないかと懸念されていたが、とりあえず清算は無事通過したようだ。また、FRBがMMFからCPを買い取る制度を導入するなど、信用収縮の緩和に向けた施策は引き続き行なわれている。短期金融市場でもLIBORが低下傾向にあるなど株式市場にはプラス要因となっている。もちろん油断は出来ないが、金融ネタから株式市場が大きく揺さぶられるようなことはなさそうである。

さて、相場の焦点が景況感へと移り、投資家としては比較的冷静な判断・対応で臨むことができると述べたが、それでも懸念される点はある。金融危機がもたらした安値からあまり上昇していない水準で、景況感の議論をしなければならないということ。つまり、何らかのきっかけで安値に接近してしまうと、景況感うんぬんの話ではなく、安値を切ってしまうのではないかという “新たな恐怖心”が生まれてくることである。東京市場でもバブル崩壊後の安値7600円まで、まだ少し距離があるように見えるが、何かのきっかけで急接近してしまうと同じような恐怖心が芽生えてくるリスクは残っている。(小林)

シカゴ日経平均先物は反落した。米国株同様に利益確定の売りに押される展開となった。また、円高傾向も嫌気されたようだ。一時9000円を割り込む場面があったが、結局、9005円(前日比▲390円、大証終値比▲235円)で取引を終えた。この日の高値は9415円、安値は8880円。

2008年10月21日 (火)

◇081021 米国株概況◇

*米国株急反発-FRB議長による異例の財政出動を促す発言にポジティブな反応を示す。

NYダウ   9265.43(前日比+413.21)

ナスダック  1770.03(前日比+58.74)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急反発して取引を終えた。

アジア、欧州株高の流れを引き継いで、米国株も買い先行で取引がスタートした。その後、利益確定の売りが出てもたつく場面があったが、午前10:00過ぎに下院予算委員会でのバーナンキFRB議長の発言が伝わると相場の上昇に弾みがつくこととなった。

それは、「財政出動要請」とも受け取れる追加景気刺激策の検討を促す発言だった。FRB議長は、今後景気は数四半期にわたって弱含み、景気減速が長期化する可能性が高いことを指摘、財政出動を促す根拠の一つとして掲げた。この裏側には前回の協調利下げによってFFレートは1.5%まで低下しており、金融政策に残された“のりしろ”はもはや限界点に近づきつつあるという苦しい台所事情がある。換言すれば、金融政策には手詰まり感が出ているということで、民主党が提案している追加財政措置を指示するという異例の発言に繋がったものと思われる。

ここもと追加利下げの可能性を示唆するたびに下落してきた株式市場にとって、FRB議長による異例の財政出動要請にはポジティブに反応した。しかし、ここまで金融機関救済の資金を捻出するために国債を増発してきているだけに、追加の財政出動は更なる財政悪化にも繋がるリスクファクターにもなるため注意が必要である。とはいえ、昨日のマーケットはこうした懸念される部分には蓋をして、引けにかけて一段高となり本日のほぼ高値で取引を終えることとなった。

さて、注目の決算発表がひとつ。通常取引終了後に発表された半導体大手TIの決算が事前の市場予想を下回る、減収減益かつ弱めの先行き予想とあって、アフターマーケットで急落している。通常取引を+400ドル超で終えたNYダウであるが、本日の東京市場では額面通りに受け取られない可能性もあるので注意が必要である。(小林)

シカゴ日経平均先物は急反発した。米国株の大幅高を受けて買いが先行し、引けにかけて一段高となった。結局、本日のほぼ高値に近い9395円(前日比+740円、大証終値比+305円)で取引を終えた。この日の高値は9405円、安値は8970円。

081021商品市況

     3資産(株・債券・商品)のボラ低下を予感させる商品市況の動き

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物は小麦以外続伸、大豆は9ドルを奪回。中西部の降雨予想を材料にする向きもいたが、「市場が落ち着きを取り戻しつつあることを感じる」というトレーダーもいる。この「落ち着き」については3資産(株・債券・商品)ともにボラティリティーが下落していく入り口に立っているということを意味していると思われる。尚、中国政府が国内の大豆買い上げ価格を引き上げる方向性を示唆。先々週に大豆の大量買付けが言われた同国の施策だけに市場に明るさを加えた。

ここ26日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント、+35.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント、+15.50セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.5セント、▲17.25セント、▲0.5セント、+11.00セント、▲2.75セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.2900ドル(前日比+35.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.1850ドル(+15.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.6350ドル(▲2.75セント)。コメは小幅に続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物12月物は8日ぶりに反発。12月物は前日比+2.3ドル高い1トロイオンス=790.0ドルで取引を終えた。高値811.8ドル、安値782.8ドル。ヘッジファンドの大口の換金売りが昨夜は見られなかった。

9連敗後のここ27日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル、+2.3ドル

他の主要貴金属はまちまちの動き。3日続落した銀は反発。同じく大きく3日続落していたプラチナも反発。パラジウムは2日続伸するも銅は反落。週末に2日続伸したロンドンのアルミは大きく下落、ニッケルも反落した。ここのところロンドンのアルミとニッケルの非連動が目立っていたが昨日は同じ動き。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で週末に4日ぶりに反発した原油先物は昨日も続伸。WTI11物は前日比+2.40ドル高い1バレル=74.25ドルで引けた。高値76.12ドル、安値71.774ドル。24日のOPEC臨時総会における減産合意よりも、3資産ともに落ち着きを取り戻しつつある影響のほうが大きいと思われる。

2008年10月18日 (土)

◇081018 米国株概況◇

*米国株反落-景気後退懸念燻り、引けにかけて利益確定の売りに押される。

NYダウ   8852.22(前日比▲127.04)

ナスダック  1711.29(前日比▲6.42)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反落して取引を終えた。朝方発表された9月の住宅着工件数が市場予想を上回る減少幅となったことから売りが先行、前日引けにかけて急騰した反動も加わって、NYダウはあっという間に▲250ドル超の下落に見舞われた。今週に入ってから、小売売上高に始まって前日発表された鉱工業生産指数など、一つの経済指標の数字に対して、これ程までにマーケットが反応する状況はあまり記憶にない。

しかし、日中このままで終わらないのが、今の相場の特徴のひとつ。前日同様に、エネルギー関連株に買いが入り始めると一気に株価は持ち直し始めて、午後1時すぎにはNYダウは一転して300ドル高まで上昇した。そして、このまま大引けまで駆け上がってしまうのかと思われた矢先に、今度は利益確定の売りが膨らんで、まるでジェットコースターで一気に駆け下りてくるように下落した。週末要因やオプション権利行使日という特殊要因があったかもしれないが、この日の安値、高値のポイントの格差を計測すると、寄り直後に260ドル幅、午後1時すぎの高値を付けにくまで560ドル幅、そして大引けまでの下落幅が430ドル、ちょっとクレージーじゃない?とでも言いたくなるような相場展開。これが昨日に限ったことでないのだから驚かされる。まさにボラティリティー天国の状態。賢明な投資家は、今の相場には参加していないではないだろうか。

さて、日中の値動きばかりに気をとられてしまうと大局観を見失いそうだが、やはり市場参加者がリセッションに怯えているのは事実で、四半期決算発表で業績見通しを引き下げたハネウエルが大きく下落、キャタピラーがダウ構成銘柄で下落率トップとなるなど引き続き景気敏感株は弱い動きを見せている。金融危機問題のように公的資金の注入といった類の特効薬がない分、解決には一定の時間を要するリセッション問題の方が、株式市場にとってある意味厄介な問題といえるかもしれない。(小林)

シカゴ日経平均先物は反落した。米国株の動向にリンクして非常にボラタイルな相場展開となった。米国株上昇時には一時9000円台を回復する場面があったが、その後は米国株の下落とともに値を消すこととなった。結局、8655円(前日比▲150円、大証終値比▲45円)で取引を終えた。この日の高値は9030円、安値は8435円。

081018商品市況

     「金」7日続落

     OPEC前倒し開催で、減産体制への思惑が働いて原油反発

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物は軒並み上昇した。週間の輸出売上高が予想を上回ったことも支援材料となっている。

ここ25日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント、+27.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント、+18.50セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.5セント、▲17.25セント、▲0.5セント、+11.00セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=8.9400ドル(前日比+27.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.0300ドル(+18.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.6625ドル(+11.0セント)。コメは小反落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物12月物は7日続落。12月物は前日比▲16.8ドル安い1トロイオンス=787.7ドルで取引を終えた。高値816.9ドル、安値772.2ドル。株式市場の動向にかかわらず、ヘッジファンドなどの換金売りが継続している。

9連敗後のここ26日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル、▲16.8ドル

他の主要貴金属はまちまちの動き。銅、パラジウムは反発する一方、銀、白金は続落。ロンドンのアルミは続伸、ニッケルは反発。 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物は4営業日ぶりに反発、WTI11物は前日比+2.0ドル高い1バレル=71.85ドルで引けた。高値74.3ドル、安値69.84ドル。OPECの臨時総会が来週に前倒しで開催されることが決定し、減産体制が強化されるのではないかとの思惑から買いが先行した。

2008年10月17日 (金)

081017商品市況

     「金」1ヶ月ぶりの安値水準で6日続落

     原油70ドル割れ

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物市場において、コーンと小麦は3日続落となったが、大豆は中国の大量買付けの噂も入り小さく反発した。全体的に小動き。

ここ24日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント、+9.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント、▲3.5セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.5セント、▲17.25セント、▲0.5セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=8.6700ドル(前日比+9.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.8450ドル(▲3.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.5525ドル(▲0.5セント)。コメは5日ぶりに反発。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物12月物は大幅下落で6日続落。12月物は前日比▲34.5ドル安い1トロイオンス=804.5ドルで取引を終えた。高値852.1ドル、安値786.7ドル。安値はリーマンショック直後の一ヶ月前の水準。一昨日の株式急落時にも買われずに昨日は株式上昇で大きく売られた金にはファンドの換金売りが出ていると考えられる。

9連敗後のここ25日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル、▲34.5ドル

他の主要貴金属も全面安。銀、銅、パラジウムは大きく続落。プラチナも▲10%近い下落。ロンドンのアルミは上昇したがニッケルの下げは大きい。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物は大きく続落、WTI11物は前日比▲4.69ドル安い1バレル=69.85ドルと70ドル割れで引けた。高値74.5ドル、安値68.57ドル。

◇081017 米国株概況◇

*米国株急反発-突っ込み警戒感から、一旦買い戻しの動きが拡がり反発。

NYダウ   8979.26(前日比+401.35)

ナスダック  1717.71(前日比+89.38)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急反発して取引を終えた。前日とは正反対に、引けにかけて急騰することとなった。

午前中に発表された9月の鉱工業生産指数が34年ぶりとなる落ち込みとなったことや、10月のフィラデルフィア連銀の景気指数が大幅に悪化するなど、景気後退に関わる経済指標の発表には敏感に反応する現在の相場環境を反映して、NYダウは400ドル近く下落する場面があった。しかし、その後8000ドルを下回ることなく下げ渋る動きを見せ始めると、徐々に買戻しの動きが拡がり始めた。きっかけは、原油相場の急落。週間在庫統計が発表され、原油、ガソリンとも予想を上回る在庫増となったことで、原油先物相場が1バレル=70ドル割れを示現した。原油価格の下落は景気減速からくる需要減、つまり今の株式市場のテーマである景気後退が絡んでいるわけで、これまでは原油相場安=株安の構図が成り立っていた。しかし昨日は、この水準まで原油価格が下落してくると、企業業績や個人消費にとってプラスに作用する。つまり、“原油相場は悪材料ではなく、好材料になり始める水準まで下げてきた”という少々身勝手なロジックのようだ。

午後に入ってNYダウは前場の高値を抜いてくると上げ足を速めて、引けにかけての1時間足らずで300ドル近く上昇した。果たして、前述の原油価格下落のロジックだけで、ここまで上昇するだろうか?どうも裏側では個別株オプション売買最終日に絡んだオペレーションが影響していた節がある。プット買いの積みあがっている銘柄に買い戻しの動きが強まったようで、それが引け際に一気に加速したとの見方もある。

昨日のNYダウの日中幅は800ドル超。一日の中で投資家心理がこれほどまでに変化するとは、一体どういうことなのか?昨日ばかりでなく、引け1時間足らずの時間内にその動きが凝縮される展開が数多く見受けられる。投資家は株式というリスク資産を長期間、いや長“時間”にわたって保有したくないがゆえに、超短期の売買に終始しているからではないだろうか。ある程度の期間にわたって保有しても安心感があるのは、プット買いだけと投資家は考えているのかもしれない。ちなみにオプションのボラから算出されるVIX指数(恐怖指数)は、一時80ポイントを越えるレベルにまで上昇するなど依然として高止まりしている。(小林)

シカゴ日経平均先物は反発した。売りが先行し軟調に推移していたが、引けにかけて米国株が上昇すると、一気に上げ幅を拡大させた。結局、ほぼ高値に近い8805円(前日比+340円、大証終値比+555円)で取引を終えた。この日の高値は8845円、安値は8105円。

2008年10月16日 (木)

081016商品市況

     「金」ってこういう日に爆騰するものじゃなかったの?5日続落。

     原油と大豆が1年1ヶ月ぶりの安値

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物市場において、3穀物ともに大きく下落。「先々週にたくさん出された値ごろ感からの買いレポートが虚しい」

ここ23日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント、▲38.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント、▲23.25セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.5セント、▲17.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=8.5800ドル(前日比▲38.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=3.8800ドル(▲23.25セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.5575ドル(▲17.25セント)。コメも4日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物12月物は小幅安で5日続落。12月物は前日比▲0.5ドル安い1トロイオンス=839.0ドルで取引終了。高値859.2ドル、安値833.1ドルと一昨日とほぼ同じレンジ。「今までであれば、このような株安、ドル安であれば安全資産として大きく買われていたのに、昨日は逆に換金売りが目立った

9連敗後のここ24日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル、▲0.5ドル

他の主要貴金属も全面安。銀、銅、パラジウムは3日ぶりに下落。特に、銀、銅の下落幅が大きい。一昨日3日ぶりに反発したプラチナも大きく反落。ロンドンのアルミ、ニッケルともに大きく下落した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物は大きく続落、WTI11物は前日比▲4.09ドル安い1バレル=74.54ドルと75ドル割れで引けた。150ドルと言っていたのがつい最近のような気がする。。。OPECが毎月恒例となった需要見通しの下方修正を行った。大きな減産合意の可能性高まるがそれによって先物価格が上昇するかといえば「?」。高値79.17ドル、安値73.55ドル。

◇081016 米国株概況◇

*米国株急落-リセッション懸念強まり、引けにかけて投げ売りが入る。

NYダウ   8577.91(前日比▲733.08)

ナスダック  1628.33(前日比▲150.68)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急落して取引を終えた。引け間際の急落は、ほとんど投げ売りに近い悲惨な状況であった。

朝方発表された9月の小売売上高は前月比▲1.2%減と市場予想▲0.7%を上回る落ち込みを見せた。市場の関心が金融問題から景気後退へと移行していく中、景気後退を示唆するものとして格好の売り材料とされた。そして、寄付きから主要株価指数がジリジリと値を下げていく中、講演会でのバーナンキFRB議長の発言が更なる売りを誘うこととなった。「金融安定化策によって金融市場が落ち着きを取り戻しても、すぐに景気回復へ繋がるとは限らず、経済活動は潜在成長率を下回るだろう」とリセッション懸念を煽るような発言に市場は動揺した。実際のところ、米景気がおかれている状況は議長の発言通りなのであろうが、改めてバーナンキ議長の口から景気後退についての懸念を発せられると重みが違った。議長は追加利下げの可能性も示唆したが、なおさら景気実態の悪さを露呈することと受け止められてしまい、安値圏で小康状態にあったNYダウは再び下げ足を速めることとなってしまった。

投資家の間ではリセッションを回避することは難しいと薄々感じていたはずで、私自身、景気後退(谷)の深さとその期間についてが相場の先行きを占うポイントとなろうと思っていた。それだけにそうした議論(市場コンセンサスの確立)におよぶ前の段階で起こった昨日の急落は、正直言ってショックである。引け際にNYダウは350ドルほど下げ幅を拡大させたが、ロスカットを巻き込んでの投げ売りに近い状況であった。投資家がプット買いに走ったことで、VIX指数(恐怖指数)は一気に上昇した。(小林)

シカゴ日経平均先物は急反落した。米国株の急落を受けて寄り付きから売りが先行、引けにかけては一段と下げ幅を拡大させた。結局、ほぼ安値に近い8465円(前日比▲970円、大証終値比▲1025円)で取引を終えた。この日の高値は9460円、安値は8435円。

2008年10月15日 (水)

081015商品市況

     金4日続落。穀物・原油も安い。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要穀物先物市場において、コーンは小幅安であったが、大豆、小麦の下げ幅は大きかった。「株式市場が落ち着いても、その後リスクをとる資金は拡大しないであろう。」大豆の9ドル割れは昨年9月以来のこと。

ここ22日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント、▲32.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント、▲0.25セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント、▲15.5セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=8.9600ドル(前日比▲32.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.1125ドル(▲0.25セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.7300ドル(▲15.50セント)。コメも3日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物12月物は4日続落。12月物は前日比▲3.0ドル安い1トロイオンス=839.5ドルで取引終了。高値857.4ドル、安値833.6ドル、値幅23.8ドル。

9連敗後のここ23日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル、▲3.0ドル

他の主要貴金属動向。銀、銅、パラジウムは続伸。プラチナも3日ぶりに大きく反発。ロンドンのアルミは続伸したが、ニッケルは現物が小幅安で先物は変わらずであった。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で一昨日4日ぶりに反発した原油先物は早くも息切れ。WTI11物は前日比▲2.56安い1バレル=78.63ドルと再度80ドル割れとなった。高値84.83ドル、安値78.31ドル。値幅がやや大きいが、株価が400ドル高の後軟調な推移となるなか、穀物とともに敏感に反応した。

◇081015 米国株概況◇

*米国株反落-市場の関心は「金融問題」から「景気」へ移行しつつある。

NYダウ   9310.99(前日比▲76.62)

ナスダック  1779.01(前日比▲65.24)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反落して取引を終えた。

ようやく金融危機の震源地である米国が、公的資金の注入や銀行間取引の保証制度などを含む金融安定化策詳細の発表にこぎつけた。これにより、一連の金融市場の混乱は一応の決着を見ることになったと思われる。注目のLIBORは連日低下傾向となり、短期金融市場は落ち着きを取り戻しつつある。昨日の米国株市場は、金融安定化策の発表を受けて寄付きから買いが優勢となり、NYダウはあっという間に400ドル以上の上昇を見せた。一部アナリストによる銀行セクターの投資判断引き上げもあって、金融株が相場上昇の牽引役となった。

しかし、市場の関心は既に「金融問題」から「景気」へと移り始めていた。寄付きの買いが一巡すると、前日急騰した反動もあって戻り売りが目立ち始め失速、一気に値を消し始めた。金融株の値保ちは良かったのだが、戻り売りの対象とされたのがハイテク株を中心としたいわゆる景気敏感株だった。金融不安は後退しても、景気減速は回避できないという見方から、投資家は利益確定の売りを優先させたようだ。また今週から7-9月期の企業決算が相次いで発表されることもあり、内容を見極めたいとする動きもあったようだ。特に今回は7-9月期の実績よりも10-12月期の先行き見通しを投資家は重要視している様子。なぜなら、金融危機による貸し渋りの影響が、設備投資動向などに色濃く反映される可能性が高いからだ。

昨日のNYダウの高安差は700ドル以上に及んだ。金融問題については一応の目処がたったが、VIX指数(恐怖指数)は依然として高止まりするなど株式市場からまだボラティリティーは消えていない。金融危機というハードルを越えた後には、リセッションというハードルが待ち構えている。(小林)

シカゴ日経平均先物は続伸した。米国株の寄り付き高が好感されて急伸し、1万円大台に迫る勢いを見せた。しかしその後米国株が下落へと転じると、それに呼応する格好で上げ幅を一気に縮小させた。結局、9435円(前日比+435円、大証終値比▲245円)で取引を終えた。この日の高値は9995円、安値は9185円。

2008年10月14日 (火)

081014商品市況

     金は下げ、穀物・原油は反発。でも迫力は「?」

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場で、週末に米農務省の穀物生産量(需給見通し)の上方修正を受けてストップ安をした大豆とコーンを含めて3穀物ともに上昇した。市場が開く前はストップ安で売り切れなかった分の売りが懸念されたが、欧州の株式市場が堅調なオープニングとなったことから徐々に安心感が広がった。

ここ21日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+18.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント、▲30.00セント(ストップ安)、+3.25セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント、▲41.25セント、+25.00セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.2800ドル(前日比+18.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.1150ドル(+3.25セント)、小麦12月物1ブッシェル=5.8850ドル(+25.00セント)。コメは続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物12月物は3日続落。前日比▲16.5ドル安い1トロイオンス=842.5ドルで取引終了。「株式の大きな上昇を受けて下落となったが、ETFの残高を見る限り急落懸念は薄いのではないか」との指摘もあった。高値875.0ドル、安値824.5ドル、値幅50.5ドル。

9連敗後のここ22日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル、▲27.5ドル、▲16.5ドル

他の主要貴金属動向。銀、パラジウムは反発、週末に大きく下落した銅も反発したが、プラチナは2日続落となった。銅と同じく週末に大きく下げたロンドンのアルミ、ニッケルも揃って反発。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で原油先物は4日ぶりに反発、WTI11物は前日比+3.49ドル高い1バレル=81.19ドルで取引終了。金曜日に▲8.89ドル(週末2日間で▲11.25ドル)と大きく下げたことを考えると株式に比べて戻りが限定的であった感は否めない。高値82.52ドル、安値79.45ドル。

◇081014 米国株概況◇

*米国株急騰-各国協調による金融安定化策を好感。NYダウは史上最大の上げ幅。

NYダウ   9387.61(前日比+936.42)

ナスダック  1844.25(前日比+194.74)

週明けの米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急騰した。NYダウは10月に入り9営業日目にしてようやく、史上最大の上げ幅というおまけ付きで上昇した。

週末開催されたG7において採決された「金融市場安定化に向けた行動計画」を好感し、アジア、欧州株が軒並み上昇した流れを受けて、米国株市場も大幅高で取引が開始された。その行動計画であるが、金融機関への公的資金の注入、銀行間取引の政府保証を柱とし、そして必要とあらば今後とも世界各国協調で金融システムの安定化へ向けた施策を打ち出すというもの。それぞれ微妙に利害の異なる共同体で構成されたEUが、しっかりと足並みが揃うか心配されたところであったが、そのEU各国がいち早く計画を実行に移したことで、市場に安心感が拡がった。また、FRBが中心となって主要中央銀行が、事実上の無制限にドル資金を供給すると発表したこともカネ詰まり解消に繋がるとして好感された。昨日の世界的な株上昇は、本丸ともいえる金融機関への公的資金の注入にまで斬り込んだ点を評価したものと思われる。だた、今回の金融危機の震源地である米国は、今後難航が予想される議会と折衝を控えて、まだ具体的な行動にまでは移せていない。未曾有の金融危機に対しては、その対応についても“異例の措置”で臨まなければならず、ある程度のモラルハザードにも目を瞑ることになるかもしれないが、今回は議会との間でのドタバタ劇は絶対に避けなければならない状況だ。

今回の公的資金の注入、そして多様な手段を用いてのドル資金供給によって、とりあえず金融機関に対してとりうる救済策はすべて行なった感じである。今週から本格的に企業決算がスタートするが、今後は一連の金融危機によって実体経済が受けた影響に対する市場の反応を注視していかなければならない段階へと移りつつあるのではないだろうか。(小林)

シカゴ日経平均先物は急伸した。世界各国の金融安定化にむけた施策を受けて、米国株が急騰したことを好感し、寄付きから買いが先行した。引けにかけて米国株が一段高となると、それに呼応する格好で上昇幅を拡大させた。結局、この日の高値である9000円(前週末比+1000円、大証終値比+980円)で取引を終えた。この日の安値は8540円。

2008年10月10日 (金)

◇081010 前場概況◇

日経平均  8183.37円 (前日比▲974.12円)

TOPIX    829.91    (前日比▲75.20ポイント)

東証一部出来高     1550.12 百万株(概算)

東証一部売買代金   1,226,456 百万円(概算)

値上がり銘柄数    59 ( 3.4%)

値下がり銘柄数  1609 (94.7%)

変わらず         31  ( 1.8%)

「東証規模別株価指数」

大型株     872.55 (▲8.51%)

中型株     838.82 (▲8.47%)

小型株    1086.49 (▲6.11%)

「業種別騰落率ランキング」

値上がり業種上位5社 なし

値下がり業種上位5社 医薬品、鉄鋼、海運、保険、その他金融

*記録づくしの暴落。

ダウが大引け2時間で急落し、5年5ヶ月ぶりに8500ドル台まで沈んだ流れを受けて、本日の東京株式市場は朝方から売りが殺到しパニック的な動きとなった。遂に9時8分から15分間のサーキットブレーカーが発動されたが、これは2001年9月の同時多発テロ以来のこと。SQ日であるのにも関わらず9時50分段階で日経平均採用225銘柄のうち30銘柄の値がつかない異常な状態となった。結局同精算値は8000円を割り込んだ模様(試算7992円台)。日経平均の安値は8115.41円。日経平均が8100円台まで落ち込むのはこれも5年5ヶ月ぶり。当時はりそな銀行に公的資金が注入されたことによって、バブル崩壊後の安値水準から脱した時期。今回、米国での資金注入の遅れと金融株のカラ売り解除が米国の急落を招いたことに因果を感じてしまう。表に書いたように95%もの銘柄が値下がりしているが、外国部まで含めた東証1部の下落率トップはAIG(8685)の▲25.71%、メリルリンチ(8675)も▲22.22%で3位に入っている。(井上)

081010商品市況

     注意。商品市場引け後にダウが500ドル下げている。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要3穀物先物市場で、一昨日10日ぶりに反発したコーンが続伸、大豆も3日続伸となったが、小麦は3日ぶりに反落。今週のテーマであった米農務省の穀物生産量(需給見通し)が今夜発表されるが、事前の市場予想は「大豆にポジティブな数字が出て小麦は厳しい数字が出るのでは」というもの。全体的に発表前の様子見気分が強かったが、商品市場がクローズしてからダウが500ドル以上も下がっていることから今夜は寄り付きから波乱の動きとなる可能性がある。

ここ19日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント、+16.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント、+10.75セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント、▲3.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.8000ドル(前日比+16.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.3825ドル(+10.75セント)、小麦12月物1ブッシェル=6.0475ドル(▲3.25セント)。コメは続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物12月物は4日ぶりに反落。前日比▲20.0ドル安い1トロイオンス=886.5ドルで取引終了。「利喰いの動きが少し出ると株式との逆相関が薄れた」との指摘があったが、こちらも市場が終わった後の株価急落により時間外で1トロイオンス=920ドル以上(引け後+35ドル以上)にまで上昇したので注意。高値929.0ドル、安値882.9ドル。

9連敗後のここ20日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル、▲20.0ドル

他の主要貴金属動向。銀は3日続伸、銅、プラチナ、パラジウムは反発。ロンドンのアルミ、ニッケルも揃って反発と貴金属における「金VS他の貴金属」の図式くっきり。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で続落。WTI11物は前日比▲2.36ドル安い1バレル=86.59ドルで取引終了。年初来安値を更新し、引け後の84.19ドルは丁度1年前の水準。しかし、1年前のダウの水準を考えると。。。尚、OPECは11/18に臨時総会を開催すると発表した。明らかに減産協議。昨日の高値89.82ドル、安値84.19ドル。

2008年10月 9日 (木)

081009商品市況

     昨日は穀物市場で“株式連動疲れ”が鮮明

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要3穀物先物市場で、大豆は大きく続伸、コーンも実に10日ぶりに上昇、小麦も2日上昇となった。①“株式連動疲れ”、②10日の農務省生産量見通し待ち③ドル安、④大豆が1年前の水準まで下落、等が材料で全て決して売り材料ではなかった。しかし、市場には「まだ整理しなくてはいけない玉がある」との見方もあり、強気転換などというレベルではないことは確か。

ここ18日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント、+38.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント、+10.50セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント、+4.75セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.6400ドル(前日比+38.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.2750ドル(+10.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=6.0800ドル(+4.75セント)。コメは反落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は3日続伸。「協調利下げ=景気後退懸念が深刻」と囃した買いが優勢となった。高値924.9ドル、安値880.10ドル(値幅44.8ドル)。12月物終値、前日比+24.5ドル高い1トロイオンス=906.5ドル。

9連敗後のここ19日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル、+24.5ドル

他の主要貴金属動向。銀は2日続伸。銅は再度下落し2年7ヶ月ぶりの安値水準(昨年の安値も突破)、プラチナは下落、パラジウムは小反発とマチマチな動き。ロンドンのアルミは反落、ニッケルも大きく下げて5日続落となった。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で一昨日5日ぶりに反発した原油先物市場は早くも下落し、一時10ヶ月ぶりの安値(!)水準にまで到達した。WTI11月物の終値は1バレル=88.95ドル(▲1.11ドル)。安値更新後はドルが対ユーロで軟調な推移となったことと、OPECの緊急総会が開かれて減産合意にむけた話し合いが行われるとの観測から値を戻す場面もあったが、週間在庫統計が先週と同じように需要減からの在庫増を示唆する内容であったことから結局下落した。高値90.99ドル、安値86.05ドル。

◇081009 米国株概況◇

*米国株6日続落-協調利下げも決定打とならず、市場の反応は冷ややか。

NYダウ   9258.10(前日比▲189.01)

ナスダック  1740.33(前日比▲14.55)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに下落し、6日続落となった。

前例のない広範な中央銀行による協調利下げが行なわれた。発表直後は、欧州株、グローベックスの米国株先物ともに急伸したがすぐに失速し、結局、米国市場の寄り付きは大幅安でのスタートとなった。今回の協調利下げは市場では既に織り込み済みでサプライズ性はなく、むしろ市場関係者からタイミングが遅すぎるし、幅も小さすぎるといった不満の声さえ聞かれた。急伸後、即失速した原因のひとつは、協調利下げが行なわれたにもかかわらず、LIBORの高止まりが続き銀行間の資金繰りに改善が見られなかったことと思われる(先日のセミナーで井上が注目指標の一つに取り上げたLIBORの推移を注視していかなければならない)。もっとも、当の中央銀行自身、0.5%の利下げくらいで今回の未曾有の金融混乱を収束できるとは考えておらず、また株価浮揚効果も限定的であると感じていたはずであり、今回の真の狙いは協調姿勢を示したことで、今後更に状況が悪化した場合にも世界各国が協調して対応する用意があるというメッセージ、つまりアナウンスメント効果にあったものと思われる。しかし、週末のG7まで待てなかったあたりに、現状のマーケットの厳しさが感じられる。いずれにせよ、金融当局として今出来ることは、市場に潤沢な資金供給を継続的に行うことしかなく、あとは政治的英断を待つしかない。英国では、バークレイズやHSBCといった大手銀行への資本注入を含む安定化策を発表した。米国や他の欧州諸国も一刻も早く同様の措置をおこなうことが望まれる。

その後、米国株の日中の動きは非常にボラタイルなものとなった。▲250ドルまで下落したNYダウは、一時+180ドルにまで上昇するなど乱高下を繰り返し方向感の定まらない展開が続き、VIX指数(恐怖指数)は一時過去最高値を付ける場面があるなど(これも先日のセミナーで井上が注目指標の一つに取り上げた指標であり、前述のLIBORと合わせて今後とも注視していきたい指標である)、全く落ち着きを取り戻してはいない。大引けにかけての下落は、ポールソン財務が「金融市場の混乱はすぐには終息しない。金融安定化策を講じても破綻する金融機関はでてくる可能性がある」との発言を受けてのもの。一方で、「必要なら一段の手段を講じる用意がある」とは発言しているのだが・・・。(小林)

シカゴ日経平均先物は大幅に続落した。米国株の不安定な動きに呼応する格好で、ボラタイルな展開が続いた。引けにかけては米国株とともに売られた。終値は9185円(前日比▲635円、大証終値比+95円)で取引を終えた。この日の高値は9785円、安値は9055円。

2008年10月 8日 (水)

◇081008 米国株概況◇

*米国株大幅続落-FRBによる利下げ示唆も効果なく、スパイラル的な下げに。

NYダウ   9447.11(前日比▲508.39)

ナスダック  1754.88(前日比▲108.08)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに大幅に下落し、これで5日続落となった。この間のNYダウの下落幅は▲12.9%にまで及ぶこととなった。

昨日はバーナンキFRB議長の2つの発言を受けて、寄り付きは買いが先行した。ひとつめは、一般の事業会社にまで波及している信用危機に対応するため、事業会社が発行するCPをFRBが特別目的会社を通じて買い取るという制度。リーマン破綻後、資金繰りに苦しんでいた事業会社にとっては、大きな救済策。中央銀行が一般事業会社の救済に乗り出すのは、まさに異例中の異例ともいえる。そしてもう一つは、利下げの可能性を示唆する発言。米経済の下振れリスクが高まりつつあるとの見方から、現行の金融政策について考慮するとの内容であった。しかし、今の株式市場はポジティブな材料も、すぐにネガティブなものへと刷りかえるほど、センチメントは悪い。FRBによるCP買取制度も、裏を返せば、それだけ現在の米国経済におけるクレジットクランチは深刻な状況にあると受け止め、利下げ示唆発言については既に織り込み済みで、むしろ何ですぐに各国協調利下げに踏み切らないのかなどと不満の声へと変わってしまう始末。一連の発言による株価浮揚効果は、ものの30分足らずで消え去ってしまった。

一向に下げ止まる気配を見せない株式市場に、投資家はパニック状態に陥っている。その後襲ってきた下落、特に金融株の下げは凄まじかった。減益決算・減配を発表したバンカメへの売り、大型増資計画が頓挫するのではないかという噂によってモルガンスタンレーが急落するなど、皆が疑心暗鬼となりスパイラル的な売りに繋がっている。こういう環境下で空売り規制が解除されたらと思うと、かなり心配である。

大統領選挙や下院選挙を控えているため、政治的決着を必要とする対策が目先出てくることは期待薄だが、金融安定化法案の第二弾は必要不可欠である。金融機関の自己資本不足に備えた措置、つまり公的資金の直接注入である。果たして、今の状況のままで選挙終了まで持ち堪えることはできるのであろうか?至極不安である。

最後に、昨日井上が出演したオンラインセミナー内における質問コーナーで、マン・インベストメントが破綻したとの報道ニュースを見たと投稿してきた方がいらっしゃいましたが、おそらく、クローズ・マン・ヘッジファンドという名のヘッジファンド解散ニュースの誤りではないかと思われます。英大手マン・インベストメントとは関わり合いはないと思われます。

シカゴ日経平均先物は大幅に続落した。米国株の大幅続落を受けて、売り先行の展開となった。4年10ヶ月ぶりとなる1万円大台を割り込んで引けた。終値は9820円(前日比▲275円、大証終値比▲390円)で取引を終えた。この日の高値は10295円、安値は9735円。

081008商品市況

     “株式連動疲れ?”を感じる。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要3穀物先物市場は、10日の農務省生産量見通しを見極めたいとの思惑から大きな動意はなかった。一昨日大豆とコーンがストップ安であったため、処分できなかった売り圧力が懸念されたが、コーンで散見された以外は総じて慌てた売りは見られなかった。午後の株式の急落場面で追随しなかったのは“連動疲れ”を感じさせた。

ここ17日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、+4.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲7.00セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント、+8.00セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.2600ドル(前日比+4.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.1700ドル(▲7.00セント)、小麦12月物1ブッシェル=6.0325ドル(+8.00セント)。コメも小さく反発。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は続伸。この2日連騰しているのが金だけなので、その動きがクローズアップされているが、下の値動きを見て欲しい。先週末2日間の下げ幅を取り返していない。この間の株式の大幅な下落を考えれば、“株式と逆相関”“安全資産”にも「?」このネタで買い推奨を繰り返しているレポートには再度否定的な立場をとる。12月物終値、前日比+15.8ドル高い1トロイオンス=882.0ドル。高値893.7ドル、安値858.0ドル。

9連敗後のここ18日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル、+15.8ドル

他の主要貴金属動向。銀は小反発、一昨日まで1勝6敗であった銅も反発、プラチナは続伸、パラジウムは下げた。ロンドンのアルミも反発したがニッケルは4日続落となった。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物市場は5日ぶりに反発。WTI11月物は前日比+2.25ドル高い1バレル=90.06ドルで取引を終了した。高値93.02ドル、安値87.87ドル。午後に株式が急落する場面で、一昨日と同じように連動性を高める場面もあったが、やはり“連動疲れ”からか一昨日のような下げとはならなかった。穀物と同様。

2008年10月 7日 (火)

081007商品市況

     大豆、コーン再度のストップ安。

     ファンドの手仕舞い売りが商品全般に広がる。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要3穀物先物市場において、株式市場の急落を受けて大豆とコーンがストップ安となり、ファンドによる換金売りが加速した。

ここ15日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント、▲70.00セント(ストップ安)

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、±0.00セント、▲30.00セント(ストップ安)

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント、▲45.00セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.2200ドル(前日比▲70.00セント(ストップ安))、コーン12月物1ブッシェル=4.2400ドル(▲30.00セント(ストップ安))、小麦12月物1ブッシェル=5.9525ドル(▲45.00セント)。先週末6日ぶりに反発したコメも大きく下落した。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は当然のように急伸。取引の中心である12月物は前日比+33.00ドル高い1トロイオンス=866.2ドルで終えた。高値879.0ドル、安値828.4ドル。

9連敗後のここ17日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル、+33.0ドル

他の主要貴金属動向。先週末小反発した銀は下げ、同じく先週末に5連敗で止まった銅は▲8%程度の大きな下落。一方で先週末2日続落となったプラチナは反発、パラジウムは期近が小幅安、期先が小幅高となった。ロンドンのアルミは大きく下落、ニッケルは3日続落となった。 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物市場は4日続落。WTI11月物は前日比▲6.07ドル安い1バレル=87.81ドルで取引終了。高値92.68ドル、安値87.56ドル。既報の通り先週の週間ベースの下落率は▲12.2%と2004年以来で最大の下落率となったが、株式市場との連動を強めるなか昨日は下げが加速した。ファンドの売りも指摘されており、「株式市場が落ち着いても戻るかは疑問」との声。

◇081007 米国株概況◇

*米国株急落-世界同時株安。NYダウは4年ぶりとなる1万ドル大台割れに。

NYダウ   9955.50(前日比▲369.88)

ナスダック  1862.96(前日比▲84.43)

週明けの米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急落となった。まさに「魔の月曜日」というに相応しい、4週連続の月曜日大幅安。アジア株、欧州株の急落を受けて、米国株でも取引開始直後から売りが殺到し、世界同時株安の様相を呈した。新興国株もロシア、ブラジルでは売買停止措置が取られるなど悲惨な状況にある。昨日はNYダウ1万ドル割れ示現による“見切り売り”が下げに拍車をかけて、なんとザラバ安値は前日比▲800ドルまで及んだ。金融安定化法案可決後も、欧州にまで飛び火している金融不安は収まらず、短期金融市場は依然としてマヒ状態にあり(TEDスプレッドは過去最高水準)、“安定化”という言葉には程遠い状況で、世界大恐慌などと大袈裟なことは言わないが、少なくとも景気後退はもはや避けられない状況にあると感じた投資家が見切り売りに出ている。

何らかの世界的な協調行動がとられるのでないかとの思惑から、引けにかけての1時間余りでNYダウは下げの半分程度を取り戻すこととなったが、その何らかの協調行動として思いつくのが、各国当局による協調利下げ。ここにきて次回FOMCまでに0.75%の利下げを予想する向きが急速に増えており、中央銀行がラストリゾート的存在として市場への資金供給に乗り出すことは、短期金融市場に落ち着きを取り戻させる意味においてもちろん大切なことではあるのだが、残念ながら景気浮揚効果として金融政策には即効性がない。センチメントの改善にも繋がるインパクトのある対策は、米金融機関に対して直接的に公的資金を注入する方策しかないのではないか。

シカゴ日経平均先物は大幅に続落した。世界同時株安の影響を受けて寄付きから売りが膨らんだ。NYダウの下落幅が一段と拡大する場面では、一時1万円大台を割り込んだ。また、円高進展も弱材料として捉えられた。結局、10095円(前週末比▲825円、大証終値比▲355円)で取引を終えた。この日の高値は10850円、安値は9920円。

2008年10月 4日 (土)

◇081004 米国株概況◇

*米国株続落-法案可決後に下落に転じる。景気先行き懸念拡がる。

NYダウ   10325.38(前日比▲157.47)

ナスダック  1947.39(前日比▲29.33)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに続落した。週足ベースではNYダウが▲7.3%、ナスダックは▲10.8%の大幅な下落となった。

昨日のNYダウは、前日比+313ドルから同▲157ドルへ転じるといった、実に日中幅は470ドルにおよぶ“往って来い“の相場展開だった。

午後に控える下院での法案採決の前に超えなければならないこの日の一つ目のハードル、9月の雇用統計が寄り前に発表された。非農業部門の雇用者数は前月比15万9000人減少し、9ヶ月連続で悪化した。事前の市場予想10万1000人減を大きく上回る結果に一瞬ヒヤリとしたが、市場の反応はというと、大幅減少は織り込み済とばかりに(前日の新規失業保険申請件数の大幅増が、ある程度ガス抜きに繋がったか?)、雇用統計は売り材料とはならず、むしろ利下げ観測や金融機関への公的救済の報道を受けて欧州株が大きく上昇していたことを受けて、買いが先行する格好となった。昨日の市場は雇用統計の悪い数字に目を瞑ってくれたが、雇用環境の悪化傾向が続いていることに間違いはない。今年に入って月平均8万4000人のペースで雇用が失われており、9月が月間ベースでは今年最悪の数字である。一連の金融機関の破綻あるいは救済合併などの影響はこれから出てくる。雇用指標は遅行性のある指標であることを考えると、先行き予断を許さない状況にあることに変わりはない。

さて、NYダウはその後2つ目のハードルである法案採決に向けて順調に上昇を続けて、お昼過ぎには前日比300ドル高まで到達した。しかし、採決の時間が近づくにつれて徐々に値を消し始め、そして賛成多数で法案が可決されるとNYダウは下落へと転じ、更に大引けにかけて下落幅を拡大させて本日のほぼ安値で取引を終えることとなった。材料出尽くしと言われればそれまでだが、今回の金融安定化策の話が出た9月中旬から昨日まで、数々の紆余曲折を経てようやく決着したが、NYダウは発表当時より1000ドルほど下回る水準にある。当初ポジティブに受け止められた材料も、時間の経過とともに最後には結果的にネガティブな材料へとすり替わってしまった。

これからは、景気動向に対して投資家の視線が向けられることとなろう。もちろん、そこには金利動向、当局の金融政策も絡んでくる。そしてマクロ経済指標もそうだが、7-9月期の個別企業決算発表が待ち構えている。まず来週は、アルコア、GEなどが先陣を切って発表してくる。(小林)

シカゴ日経平均先物は反落した。米国株の上昇とともに買われる場面があったが、法案可決とともに米国株が下落へ転じると、連れ安して値を消していった。結局、10920円(前日比▲140円、大証終値比▲40円)で取引を終えた。この日の高値は11355円、安値は10880円。

081004商品市況

*商品全般にポジション調整の売りが優勢の展開。

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場の主要3穀物はまちまちの動きとなったが、株式市場の動きに左右される展開が続いている。昨日も下院での法案可決とともに株式市場が下落へ転じると、穀物市場も値を消していった。ファンド筋を中心に買いポジションを整理する動きが拡がったようだ。

ここ14日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント、▲12.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)、変わらず

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント、+4.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=9.9200ドル(前日比▲12.00セント)で11ヶ月ぶりに10ドル割れ。コーン12月物1ブッシェル=4.5400ドル(前日比変わらず)、小麦12月物1ブッシェル=6.4025ドル(+4.25セント)。コメは6日ぶりに反発。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は続落した。取引の中心である12月物は前日比▲11.1ドル安い1トロイオンス=833.2ドルで終えた。ドルが対ユーロで上昇することとなり、週間ベースでは大幅安となっている。代替投資という観点から株式市場を睨みながらの展開が続いたが、週末要因もあって最終的にはポジション調整の売りに押される格好となった。高値852.7ドル、安値822.5ドル。

9連敗後のここ16日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル、▲11.1ドル。

他の主要貴金属はまちまち。銀と銅が反発する一方、プラチナ、パラジウムは続落となった。ロンドンのアルミは反発、ニッケルは続落した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物市場は小幅に3日続落。WTI11月物は前日比▲0.09ドル安い1バレル=93.88ドルで取引終了。高値96.03ドル、安値91.30ドル。週間ベースでは▲12.2%の下落となり、これは2004年以来で最大の下げ。景気後退懸念からくる原油の需要減が売り材料として捉えられている現状では、基本的に株式市場とパラレルな動きが続きそうである。

2008年10月 3日 (金)

081003商品市況

*全て安い。

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場の主要3穀物はコーンのストップ安を含めて軒並み急落した。法案の下院通過が不透明だからという論評が多いが、市場にあるのは米景気に対する不安感の方と思われる。ワコビアは毎度のことながらダウ構成銘柄の先陣を切って7日に決算発表が行われるが、ここにきてアナリストの見方がシビアとなっており、昨日は▲9%安と売り込まれた。ファンドの換金売り圧力も加わって貴金属の先物が下落するとともに下げ足を早めた穀物市場の動向は商品市況全体のトレンドを反映したものと考える。穀物アナリストのなかには強気なレポートを発表する動きがここのところ目立つが、「株式市場の落ち着きなくして商品無し」が現在のテーマであることを肝に銘じなくてはならない局面と思われる。

ここ13日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント、▲49.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント、▲30.00セント(ストップ安)

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント、▲33.75セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=10.0400ドル(前日比▲49.00セント)で一時10ドル割れ。コーン12月物1ブッシェル=4.5400ドル(前日比▲30.00セント)ストップ安、小麦12月物1ブッシェル=6.3600ドル(▲33.75セント)。コメも5日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は急反落。取引の中心である12月物は前日比▲43.0ドル(!)安い1トロイオンス=844.3ドルで終えた。ドル上昇局面で売りが加速したが、市場に飛び交っていたのが「UBSがエネルギー及び金属のトレーディング・デスクを廃止するのでは」という噂(弊社未確認)。高値881.6ドル、安値833.5ドル。

9連敗後のここ15日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル、▲43.00ドル。

他の主要貴金属はこの日も全面安。銀は10%を超える急落。銅は5日続落。一昨日5日ぶりに反発したプラチナ、パラジウムは早くも反落、プラチナは下げ幅も大きい。ロンドンのアルミは大きく5日続落したが、一昨日5日ぶりに反発したニッケルも大きく売り込まれた。 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物市場は大幅に続落。WTI11月物は前日比▲4.56ドル安い1バレル=93.97ドルで取引終了。利下げを示唆するトリシェの発言後、ユーロとともに下落基調を辿った。高値100.37ドル、安値93.56ドル。

◇081003 米国株概況◇

*米国株大幅に続落-経済指標の悪化を受けて、景気先行き不安高まる。

NYダウ   10482.85(前日比▲348.22)

ナスダック  1976.72(前日比▲92.68)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに大幅に続落した。

朝方発表された新規失業保険申請件数は49万7000人と約7年ぶりとなる水準まで上昇、雇用環境の予想以上の悪化を受けて、明日発表が予定されている雇用統計に対する警戒感が強まった。また、午前中に発表された製造業新規受注も前月比▲4%ほどの落ち込みをみせるなど、先日のISM製造業景況感指数や新車販売台数の不振と合わせて、米景況感の悪化を示す経済指標が相次いだことでリセッション懸念が増大することとなった。

こうしたリセッション入りへの懸念を更に決定付けたのが、トリシェECB理事長の発言。ユーロ圏経済の減速兆候を指摘した上で、理事会では「据え置きと利下げの双方を議論として取り上げた」と発言、これまでノーバイアス!との発言を繰り返してきた姿勢から明らかに変化してきている。また、FF金利先物も今月末に予定されているFOMCでの0.5%利下げをほぼ織り込んだ数字となっており、景気後退を意識した金利動向になっており、リセッションは避けられない状況にあるとマーケットは見ている。こうした流れを受けて、鉄鋼、非鉄といった素材関連、建設機械、運輸、輸送用機器などの景気敏感株が軒並み値を下げて、NYダウは取引開始直後から大引けまでの間ほぼ一本調子の下落となり、主要株価はすべて本日の安値近辺で取引を終えている。

金融安定化法案に関しては、上院での可決は全く材料視されず、明日行なわれる下院での採決結果を見極めようとする動きが強かったが、いまや可決はMUSTの条件として市場では考えられており、反対票の内の12票をひっくり返すために政府関係者は奔走している。

シカゴ日経平均先物は大幅に続落した。米国株市場の大幅安を嫌気して売りが先行する展開。米国株が一段安となる局面では、一時11000円大台を割り込む場面があった。結局、11060円(前日比▲540円、大証終値比▲90円)で取引を終えた。この日の高値は11595円、安値は10955円。

2008年10月 2日 (木)

081002米国市場コメント

さきほど緊急経済安定化法案(金融安定化法案)の修正法案が上院において可決された。前回との違いは預金保護上限の拡充程度であり、根幹の部分は何も変わっていない。上院の委員100人のうち賛成74票、反対25票という大差による可決により3日の下院での可決の可能性はより高まったといえる。さすがに777ドル下げは議員にとってもショックであったはず。あの日、S&P500社の時価総額は1日にして9000億ドル以上が吹き飛んだことになるという。7000億ドルの金融法案否決で9000億ドル以上の国富が減ったと考えると、基盤選挙民に富裕層が多い共和党議員の多くは叛意せざるを得ないであろう。

 しかし、カラ売り圧力の小さい状態で大下げ時に20億株近くに膨らんだNYSEの出来高はその後、16億株、13.7億株と早くも減少傾向にあることが気になる。先週初の出来高まで逆戻りすると、ますます買い戻しのペースは鈍るであろう。そのカラ売り規制であるが、これも先ほどSECが金融株のカラ売り規制を正式に17日まで延長することを発表した。しかし、現在はそれ以降も延長されるという見方は非常に少数派である。

 777ドルの下げの構成要素である、『「金融安定化法案が否決されたショック分」+「その後の不安の一部」』の「金融安定化法案が否決されたショック分」については翌日戻したと考えると、これからのテーマはやはり可決後の不安になってしまう。果たして懲罰的な色合いを含む今回の法案を利用する金融機関がどのくらい出てくるのか、現在の疑心暗鬼な銀行間取引が落ち着くのか、協調利下げ以外の有効な手立てが見当たらない状態のもと、一昨日低下した恐怖指数が再度昨日は小さくではあるが上昇しており、低下するまでにはまだ時間を要しそうである。昨夜の恐怖指数上昇は寄りつき後の軟調な地合いが影響したものであるが、その原因となったのが、指標。3月、6月に続いて、またも3の倍数月である9月に発表された米国の経済指標は弱かったが、月が替わった昨日のISM、新車販売台数における市場の反応もヒヤリとさせられるものがあった。GE、IBMなど業績の下方修正が囁かれる銘柄も多くマクロ・ミクロの経済指標、業績に相場の下支えを期待できる状態ではまだない。

 もうひとつ注意を要するが欧州の金融株動向である。イタリア市場でウニクレディットとインテーゼ・サンパオロという最大手2行の株式取引が一時停止されるという事態が昨日起きている。ユーロ圏失業率(8月)が7.5%にまで上昇していたことが発表され、フランス主導でユーロ圏内の金融機関の資金繰り安定のための基金を3000億ユーロ以上の規模で設立される可能性があるという報道がされているが、当のラズガルド財務相が否定しているところをみると、どうやら、ドイツとの交渉が円滑に進んでいないようである。

*諸事情により現在はストラテジーを述べるよりも市場解説に傾斜した文章を載せるに留めていることをお詫びします。

081002商品市況

*全体的に軟調ななか、「金」「銀」が確り

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場の主要3穀物のうち、2日間大きく下げた大豆は小反発となったが、コーンは5日続落、小麦も反落した。対欧州通貨でドルが強含む場面が見られ、全体としては軟調な印象。

ここ13日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント、+8.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント、▲3.50セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント、▲10.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=10.5300ドル(前日比+8.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.8400ドル(前日比▲3.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=6.6975ドル(▲10.25セント)。コメは4日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において一昨日3日ぶりに反落した金先物は反発。取引の中心である12月物は前日比+6.5ドル高い1トロイオンス=887.3ドルで取引を終えた。ISMの悪化で株式市場が大きく下落して始まったことや米上院の金融安定化修正法案の採決を控え市場が再度緊張を高めるなか、唯一買い連想が働く金に資金が回った。高値898.7ドル、安値869.6ドル。

9連敗後のここ14日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル、+6.5ドル。

他の主要貴金属は一昨日に続いて全面安。銀は3日ぶりにやや大きく反発した一方で銅は4日続落。プラチナ、パラジウムは5日ぶりに上昇。ロンドンのアルミは4日続落したが、ニッケルは5日ぶりに反発した。

 

一昨日3日ぶりに反発したNYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物市場は反落、WTI期近11月物は前日比▲2.11ドル安い1バレル=98.53ドルで取引終了。高値102.84ドル、安値95.95ドル。発表された週間石油在庫統計の分析で在庫の増加がガソリン需要の減少によるものとの指摘があり、発表後やや売りが膨らむ場面があった。

◇081002 米国株概況◇

*米国株小幅に反落-景況感の悪化を嫌気。上院での修正案採決を控え様子見。

NYダウ   10831.07(前日比▲19.59)

ナスダック  2069.40(前日比▲12.93)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに小幅に反落した。昨日は、前日に急騰した反動もあって、寄付きから売りが先行した。午前中に発表された9月のISM製造業景況感指数は前月より▲6.4ポイント下落して43.5となり、事前の市場予想49.5を大きく下回って7年ぶりの低水準に落ち込んだ。弱地合いのところに景況感の悪化を嫌気した売りが重なって、IBM、GE、キャタピラーなど主力大型株を中心に下げが加速し、NYダウは一時前日比▲220ドルほど下落する場面があった。

売り一巡後は、今晩の上院で修正案採決を控えていることもあり様子見となったが、欧州での3000億ユーロ規模の政府による金融機関救済の話や上院での修正法案可決の可能性が高いとの期待感もあって徐々に買戻しが入り始めた。こうした中、この日アナリストの業績見通し引き下げにより▲10%急落していたGEが120億ドル規模の増資計画を発表、ウォーレンバフェット氏率いる投資会社がその一部を引き受けるとのことでGE株が急速に下げ渋ると、市場全体の心理が好転しNYダウは前日比プラスとなる場面があった。

昨日は、金融安定化法案可決の期待感による金融株の上昇と景況感悪化懸念による製造業・ハイテクを中心とした景気敏感株売りの綱引きの状況が続いた感じである。

シカゴ日経平均先物は反落した。基本的に米国株の動きにリンクした格好。朝方は米国株安を嫌気して売りが優勢となったが、引けにかけて米国株の戻りとともに下げ幅を縮小させた。結局、11600円(前日比▲55円、大証終値比+160円)で取引を終えた。この日の高値は11640円、安値は11390円。

2008年10月 1日 (水)

081001商品市況

*穀物、貴金属市場の下落続く

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場の主要3穀物のうち、一昨日ストップ安となった大豆とコーンが大幅に続落。昨日は米農務省による四半期在庫量の発表というイベントがあったが、小麦の在庫量が事前の予想を下回ったものの、他の穀物は概ね市場予想を上回ったことから、軟調な展開となった。「昨日(ストップ安で)売れなかったファンドの整理売りが続いた。」

ここ12日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)、▲49.00セント

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)、▲25.50セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント、+12.00セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=10.4500ドル(前日比▲49.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=4.8750ドル(前日比▲25.50セント)、小麦12月物1ブッシェル=6.8000ドル(+12.00セント)。コメも3日続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は3日ぶりに反落。取引の中心である12月物は前日比▲13.6ドル安い1トロイオンス=880.8ドルで取引を終えた。ドル相場の上昇が重石。高値は920.2ドル、安値は860.1ドル。値幅60.1ドル(!)

9連敗後のここ13日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル、▲13.6ドル。

他の主要貴金属は一昨日に続いて全面安。銀は2日続落、銅は3日続落。プラチナ、パラジウムは4日下落。ロンドンのアルミは3日続落、ニッケルは4日続落した。 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物市場は3日ぶりに反発。WTI期近11月物は前日比+4.27ドル高い1バレル=100.64ドルで取引終了。高値102.46ドル、安値93.36ドル。「さすがに昨日はドル高よりも株高に反応した。」

◇081001 米国株概況◇

*米国株急反発-金融安定化法案の再審議や会計ガイドラインの見直しなどを好感。

NYダウ   10850.66(前日比+485.21)

ナスダック  2082.33(前日比+98.60)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急反発となった。9月のNYダウは▲6.00%の下落、一方ナスダックは▲12.05%の下落となった。

NYダウが史上最大の下げ幅を演じ、第二のブラックマンデーともいえる日から一夜明けた米国株市場の話題の中心は、やはり金融安定化法案であった。政府は議会幹部と金融安定化法案の改定・再提出に向け審議を再開し、早期成立を目指しているとの報道を受けて、廃案という最悪のシナリオは回避できそうだとの安心感から、自律反発狙いの買いが優勢の展開となった。否決された段階から、政府による法案の改定・再提出へ向けた取り組みは当然の行為であり、さしてサプライズ的な要素はないと思われるのだが、ここにきて反対票を投じた議員の中に翻意する者が現れ始めてきているとのことで、今度は法案の成立する可能性が高まってきているとの報道もある。(もっとも、今回の金融安定化法案に関する報道では、メディアの二転三転するミスリードによって振り回された経緯もあり、鵜呑みにはできないが・・・)

午後に入ると、ポシティブ・サプライズなニュースが飛び込んできて、NYダウは上げ幅を拡大させた。SECと財務会計基準審議会(FASB)が、資産評価会計法の補正について協議していると報じられ、住宅ローン証券化商品などの金融商品の評価手法を実質的に緩和する方向で作業が進んでいる模様である。例えば、市場価格がない場合の金融商品については、「自社のモデルで適正価格を推定しても構わない」とする内容らしいが、これによって証券化商品の評価額を高めることができれば、金融機関の評価損計上額も減少するとの思惑が働いたようだ。ただ、金融危機真っ只中とはいえ、資産評価ルールを厳格なものから、ある意味自己に都合が良いように価格評価できるルールに変更してしまうことは、判断が分かれるところではないだろうか。

さて、昨日発表された経済指標であるが、9月の消費者信頼感指数は59.8と前月の58.5から上昇している。ただ、原油相場の下落が心理的にプラスに働いていることは間違いないのだが、今回の一連の金融混乱前に行なわれた調査であり、そのまま額面通りに受け取るのは危険かもしれない。一方、7月のS&Pケースシラー住宅価格指数は依然として厳しい内容となっている。前月比ベースでの下落率は五ヶ月ぶりに拡大している。やはり今回の指標でも住宅価格の底打ち感は出ていない。

シカゴ日経平均先物は急反発した。米国株の大幅上昇を受けて、買戻しの動きが活発化した。結局、11655円(前日比+440円、大証終値比+335円)で取引を終えた。この日の高値は11745円、安値は11250円。

2008年9月30日 (火)

080930商品市況

*CRB指数▲5.9%下落。過去50年間で最大の落ち込みとのこと。

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場において、主要3穀物のうち、大豆とコーンはストップ安。小麦も大きく下落した。「法案否決でパニック的な売り」

ここ11日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント、▲70.00セント(ストップ安)

コーン:▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント、▲30.00セント(ストップ安)

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント、▲48.00セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=10.9400ドル(前日比▲70.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=5.1300ドル(前日比▲30.00セント)、小麦12月物1ブッシェル=6.6800ドル(▲48.00セント)。コメも大きく続落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は続伸。取引の中心12月物は前日比+5.9ドル高の1トロイオンス=894.4ドルで終えた。高値は932.0ドル、安値は872.2ドル。値幅59.8ドル(!)。「高値は“パニックには金”の連想で通常取引後の否決報道で一時的に買い進まれてつけた。」高値は7/31の水準。

9連敗後のここ12日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル、+5.9ドル。

他の主要貴金属は総じて安い。銀は反落、銅は2日続落で9ヶ月ぶりの安値水準。プラチナ、パラジウムは3日下落。ロンドンのアルミは2日続落、ニッケルは3日続落した。 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物市場は大きく続落。WTI期近11月物は前日比▲10.52ドル(!)安い1バレル=96.37ドルで取引終了。高値106.91ドル、安値95.04ドル。「金融安定化法案否決で投げが続いた」。

◇080930 米国株概況◇

*米国株暴落-金融安定化法案否決によるショック安。NYダウは過去最高の下げ幅。

NYダウ   10365.45(前日比▲777.68)

ナスダック  1983.73(前日比▲199.61)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急落となった。NYダウの下落幅は過去最高となり、2005年10月以来の安値に沈んだ。

欧州金融大手のフォルティスの一部国有化や英住宅金融大手B&Bが政府管理下に入るとの報道を受けて欧州株が急落、米国発の金融危機はいまや完全に欧州に飛び火したとの懸念から、米国市場でも朝方から売りが先行した。NYダウはあっという間に▲300ドル超の下落に見舞われた。その後は、下院での金融安定化法案採決の成り行きを見極めようと安値圏での取引が続いた。

午後2:00過ぎ、金融安定化法案は賛成205票、反対228票で否決された。おそらく、金融機関のディーリングルームでは、“まさか!”という叫び声がいたるところで聞かれたのではないだろうか。法案成立への期待感が高かっただけに、否決のニュースはウォール街を落胆に陥れて、失望売りが一気に膨らむこととなり、NYダウは本日の安値で引けた。税金を使って特定業種を救済することに過半数の議員はNO!を突きつけたわけだが、否決のニュースを受けて出された売り注文の多くは、金融市場の混乱が他の一般事業会社の経営にも影響を与えて、景気後退を一層深刻なものにするとの読みが働いてのものだろう。今回の混乱によってのちのち、一般事業会社への悪影響が露呈し、そして回りまわって国民生活にも甚大な影響が出た後で、あの時の否決に投じた票を後悔してもあとの祭りである。決して、特定業種だけを救済する目的の法案ではないと思われるのだが、間近に迫った選挙を意識するあまり、世論を気にしすぎた結果であろうか。

いずれにせよ、引き続き政府は金融市場の安定に向けた施策を模索していくこととなろうが、いま目の前にある危機に即座に対応できるのは、FRBが独自に持つ権限を行使していくしかない。世界各国と協調してドル資金の供給を潤沢にし、協調利下げも視野に入れた行動しかないのではないだろうか。(小林)

シカゴ日経平均先物は急落した。米国株の急落を受けて売り先行。金融安定化策の否決によって、売りが一段と加速した。結局、11215円(前日比▲905円、大証終値比▲565円)で取引を終えた。この日の高値は11715円、安値は11120円。

2008年9月27日 (土)

◇080927 米国株概況◇

*米国株まちまち-NYダウは引け際に急伸、一方ナスダックは小幅な反落。

NYダウ   11143.13(前日比+121.07)

ナスダック  2183.34(前日比▲3.23)

昨日の米国株式市場は、NYダウは続伸、ナスダックは3日ぶりの反落となった。週足ベースではNYダウが▲2.15%、ナスダックは▲3.98%の下落となった。

寄り付き直後のNYダウは▲150ドル超の大幅安に見舞われた。主な下落の要因は、S&L最大手ワシントン・ミューチュアルの破綻に端を発した地銀に対する金融不安である。連邦預金保険公社(FDIC)が作成した6月末時点における「問題行リスト」の中に入った金融機関は117行あったが、ワシントン・ミューチュアルという地銀上位行があっさり破綻してしまったとなると、他の問題行もバタバタと破綻してしまうのではないかとの不安感から地銀株中心に売りを誘った。昨日は大手銀行3行(バンカメ、JPモルガン、シティバンク)が大きく上昇する一方で、地銀最大手ワコビアが集中的に売りを浴びせられ▲27%下落するなど(シティグループに買収されるとの報道が一部メディアからあったが、真偽のほどは定かでない)、金融セクター内ではハ行色の強い展開となった。一方で、地銀破綻の受け皿は増えつつある。株主規制の緩和によって、いわゆる企業買収ファンドが資金の出し手となることが可能となったことや、先日モルガンとゴールドマンが銀行持ち株会社制に移行したことで、その傘下に銀行を置くことが可能となった。小規模な地銀は破綻・消滅していくこととなろうが、それなりの規模を持つ地銀は円滑な事業譲渡が行なわれて、金融パニック的なことは起こらないものと思われる。

さて日中は、金融安定化法案を巡る修正協議の動向を見守りながらの一進一退の展開が続いていたが、協議進展の鍵を握る下院共和党が話し合いに参加するとの姿勢を示したことを受け、審議が進展するのではないかとの期待感から、引けにかけての1時間足らずでNYダウは150ドル近く急伸することとなった。

一方、ハイテク中心のナスダックは軟調な推移となったが、人気携帯端末「ブラックベリー」を手掛けるリサーチ・イン・モーションが業績に対して弱気見通しを発表し、株価が▲27%安と急落したことが重石となっている。グーグルやアップルなども安く終わっている。

一週間前に金融安定化策が発表された当時には、選挙の問題も絡んでこれほど議員から激しい抵抗を受けるとは正直思いもしなかった。時間の経過とともに発表当時の金融安定化策のポシティブ・サプライズ的な“材料性”は完全に失われつつある。市場が落ち着きを取り戻すためにも一刻も早い法案の可決・成立は望まれるが、修正の上に修正を重ねた法案が可決・成立しても、もはや株式市場にとっては一過性の好材料でしかなくなってしまった気がする。時間が惜しまれる。(小林)

シカゴ日経平均先物は反落した。大証からの軟調な地合いを引き継ぐ格好で、米国株の下落とともに売り先行での取引が続いた。その後、引けにかけての米国株上昇とともに、買戻しの動きが拡がって下げ幅を縮小させた。結局、12120円(前日比▲85円、大証終値比+160円)で取引を終えた。この日の高値は12210円、安値は11840円。

080927商品市況

*金融安定化法案を巡って、金相場は日中ボラタイルな動き。

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場において、主要3穀物は軒並み下落した。生育に適した天候、高めの単収報告、そして原油安といった具合に、穀物相場にとって多くの材料がネガティブに働いた。週末要因も加わって、ポジション調整の売りが優勢となった。

ここ32日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲10.00セント、▲55.00セント、+70セント(ストップ高)、▲13.00セント、+24.00セント、+48.00セント、▲21.00セント、+20.00セント、▲2.50セント、+3.50セント、▲24.00セント、±0.00セント、▲25.50セント、▲47.00セント、▲16.50セント、▲58.00セント、+15.00セント、+9.00セント、▲23.00セント、▲2.00セント、+26.00セント、▲23.00セント、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント、▲19.00セント

コーン:+30.00セント(ストップ高)、+18.75セント、▲27.75セント、+23.25セント、+11.75セント、+10.50セント、+22.50セント、▲11.00セント、▲6.50セント、▲6.00セント、+2.00セント、▲8.25セント、▲2.75セント、▲15.75セント、▲7.00セント、+2.25セント、▲16.00セント、+0.50セント、▲4.50セント、▲7.75セント、▲3.50セント、+30.00セント、▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント、▲15.25セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+14.25セント、▲40.25セント、+35.50セント、▲14.50セント、+29.50セント、+22.50セント、▲31.75セント(9月限)、▲25.75セント(12月限)、▲10.25セント、▲28.75セント、▲14.75セント、▲9.75セント、▲34.50セント、+8.00セント、+2.25セント、▲25.50セント、▲7.75セント、▲13.25セント、▲4.75セント、▲0.50セント、▲7.00セント、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント、▲20.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=11.6400ドル(前日比▲19.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=5.4300ドル(前日比▲15.25セント)、小麦12月物1ブッシェル=7.1600ドル(▲20.25セント)。コメも反落している。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は反発。取引の中心12月物は前日比+6.5ドル高の1トロイオンス=888.5ドルで終えた。引き続き「安全資産」という位置づけで、金融安定化法案の成立を巡っての株、ドル相場の動きと逆相関を強める展開。取引開始まもなく、今週の高値を抜いてきたが、その後は手仕舞い売りに押される展開。日中の動きはかなりボラタイルで高値は920.1ドル、安値は871.2ドル。

9連敗後のここ11日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル、+6.5ドル。

他の主要貴金属はまちまちの動き。銀は急反発となったものの、銅、プラチナ、パラジウムは下落。ロンドンのアルミ、ニッケルは下落した。

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物市場は反落、WTI期近11月物は前日比▲1.13ドル安い1バレル=106.89ドルで取引終了。高値108.11ドル、安値104.25ドル。現在、原油相場固有の材料は乏しく、金融安定化法案の早期成立見通しを受けた株、ドル相場の動向を睨んだ展開が続いた。金融安定化法案については、成立が長引けば景況感悪化による需要減に繋がるとして弱材料視する傾向が続いている。

2008年9月26日 (金)

080926商品市況

*商品相場は、金融安定化法案の早期成立見通しを受けた株高、ドル高を嫌気。安全資産としての金の位置づけにやや陰りが。

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場において主要3穀物はまちまちの動き。コーンと大豆は産地の天候見通しを受けて下げた。コーンについては、産地の単収報告が予想を上回ったことも嫌気されている。一方、小麦は確りした動きとなった。

ここ31日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲10.00セント、▲55.00セント、+70セント(ストップ高)、▲13.00セント、+24.00セント、+48.00セント、▲21.00セント、+20.00セント、▲2.50セント、+3.50セント、▲24.00セント、±0.00セント、▲25.50セント、▲47.00セント、▲16.50セント、▲58.00セント、+15.00セント、+9.00セント、▲23.00セント、▲2.00セント、+26.00セント、▲23.00セント、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント、▲4.00セント

コーン:+30.00セント(ストップ高)、+18.75セント、▲27.75セント、+23.25セント、+11.75セント、+10.50セント、+22.50セント、▲11.00セント、▲6.50セント、▲6.00セント、+2.00セント、▲8.25セント、▲2.75セント、▲15.75セント、▲7.00セント、+2.25セント、▲16.00セント、+0.50セント、▲4.50セント、▲7.75セント、▲3.50セント、+30.00セント、▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント、▲4.75セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+14.25セント、▲40.25セント、+35.50セント、▲14.50セント、+29.50セント、+22.50セント、▲31.75セント(9月限)、▲25.75セント(12月限)、▲10.25セント、▲28.75セント、▲14.75セント、▲9.75セント、▲34.50セント、+8.00セント、+2.25セント、▲25.50セント、▲7.75セント、▲13.25セント、▲4.75セント、▲0.50セント、▲7.00セント、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント、+6.00セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=11.8300ドル(前日比▲4.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=5.5825ドル(前日比▲4.75セント)、小麦12月物1ブッシェル=7.3625ドル(+6.00セント)。コメは続伸している。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は反落となった。取引の中心12月物は前日比▲13.0ドル安の1トロイオンス=882.0ドルで終えた。全般に金融安定化法案の早期成立見通しを受けた株高、ドル高を嫌気する展開となった。安全資産という位置づけで金が買われていた面があり、一旦そうした材料性に陰りが見られ始めた格好。高値は903.5ドル、安値は868.8ドル。

9連敗後のここ10日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル、▲13.0ドル。

他の主要貴金属はまちまちの動き。銅は反発したものの、銀、プラチナ、パラジウムは下落。ロンドンのアルミは上昇したが、ニッケルは続落した。

 NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物市場は反発、WTI期近11月物は前日比+2.29ドル高い1バレル=108.02ドルで取引終了。高値108.67ドル、安値103.22ドル。金相場同様に、金融安定化法案の早期成立見通しを受けた株高、ドル高を嫌気する展開となったが、金融市場が落ち着きを取り戻せば石油需要の増加が期待されるという需給面での材料あった分だけ金とは違った動きとなった。

◇080926 米国株概況◇

*米国株大幅高-金融安定化策の早期成立観測から、買いが優勢の展開に。

NYダウ   11022.06(前日比+196.89)

ナスダック  2186.57(前日比+30.89)

昨日の米国株式市場は、NYダウは4日ぶりに反発、ナスダックは続伸となった。

共和・民主両党の幹部を交えた最終調整の協議を経て、ようやく週内にも金融安定化策が議会で可決・成立する見通しとなった。法案を巡っては、政府と議会の対立が予想以上に長引いて、その間に株式市場は大きく調整することとなってしまった。議会によって金融安定化策が頓挫させられるのではないかという最悪のシナリオは回避されたことで、昨日のマーケットは素直にこれを好感し、寄付きから買い優勢の展開となった。NYダウは一時前日比+300ドルまで上昇する局面があったが、買い取り価格の決定方法など未確定部分もあり、引けにかけては伸び悩んだ。

一方、昨日発表された経済指標は、軒並み市場予想より悪い内容となっている。8月の新築住宅販売は前月比▲11.5%減(前年同月比▲34.5%)と、市場予想を大幅に上回る減少幅となり2ヶ月ぶりにマイナスへと落ち込んだ。今週発表された3つの住宅関連指標からは、住宅市場の悪化に歯止めがかかりつつあることを示唆するものはなく、むしろ住宅市場の長期低迷は必至の情勢である。また、8月の耐久財受注額が前月比▲4.5%減、そして週間新規失業保険申請件数が49.3万人と、こちらも予想以上に悪い数字となっている。これらの数字に対して昨日のマーケットが大きくネガティブに反応することはなかったが、直近発表された経済指標を見る限り、景気はかなり厳しい状況にある。今後、マーケットの視線が金融システムの動向から景気動向へと向けられた場合、株式市場の重石になってしまう可能性は高く、今回の金融市場の混乱が景気に与えた悪影響も含めて、今後とも注視していかなければならないものと思われる。

シカゴ日経平均先物は続伸した。金融安定化策の早期成立観測から米国株が大きく上昇したことを反映して堅調に推移した。引けにかけてはやや伸び悩んだが、結局、12205円(前日比+195円、大証終値比+165円)で取引を終えた。この日の高値は12335円、安値は12000円。

2008年9月25日 (木)

080925商品市況

     法案議会承認後のドル安がコンセンサスとなりつつある。

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場において主要3穀物のうち小麦は大幅反落したものの、大豆は小動き、コーンは4日続伸とマチマチの動き。「コーン市場では、場が開けた頃は金融安定化法案の可決見通し、ゴールドマンへのバフェット氏の出資などにより原油市場が上昇するのではないかとの期待があったが、原油需要の減退が伝わり徐々に値を消した。」小麦の下落はイラクが米国産を敬遠しロシア産小麦を買い付けたとのニュース。

ここ30日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲10.00セント、▲55.00セント、+70セント(ストップ高)、▲13.00セント、+24.00セント、+48.00セント、▲21.00セント、+20.00セント、▲2.50セント、+3.50セント、▲24.00セント、±0.00セント、▲25.50セント、▲47.00セント、▲16.50セント、▲58.00セント、+15.00セント、+9.00セント、▲23.00セント、▲2.00セント、+26.00セント、▲23.00セント、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント、±0.00セント

コーン:+30.00セント(ストップ高)、+18.75セント、▲27.75セント、+23.25セント、+11.75セント、+10.50セント、+22.50セント、▲11.00セント、▲6.50セント、▲6.00セント、+2.00セント、▲8.25セント、▲2.75セント、▲15.75セント、▲7.00セント、+2.25セント、▲16.00セント、+0.50セント、▲4.50セント、▲7.75セント、▲3.50セント、+30.00セント、▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント、+2.75セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+14.25セント、▲40.25セント、+35.50セント、▲14.50セント、+29.50セント、+22.50セント、▲31.75セント(9月限)、▲25.75セント(12月限)、▲10.25セント、▲28.75セント、▲14.75セント、▲9.75セント、▲34.50セント、+8.00セント、+2.25セント、▲25.50セント、▲7.75セント、▲13.25セント、▲4.75セント、▲0.50セント、▲7.00セント、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント、▲20.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=11.8700ドル(前日比±0.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=5.6300ドル(前日比+2.75セント)、小麦12月物1ブッシェル=7.3025ドル(▲20.25セント)。コメは6日ぶりに反落。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は小反発。取引の中心12月物は前日比+3.8ドル高の1トロイオンス=895.0ドルで終えた。「金融安定化法案が可決後のドル安がコンセンサスとなりつつあり、株式・商品市場で現在買って安心感があるのは避難先である金だけとの見方が大勢に傾きつつある。7月中旬で姿を消していたファンドで買いを入れ始めたところがある。」高値は907.8ドル、安値は880.40ドル。

9連敗後のここ9日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル、+3.8ドル。銀、プラチナ、パラジウムは1日で反発、銅は続落。ロンドンのアルミ、ニッケルは期近が続落した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物市場において、WTI期近11月物は前日比▲0.88ドル安い1バレル=105.73ドルで取引終了。高値109.50ドル、安値104.80ドル。週間の石油在庫統計で過去4週間の消費量が日量で1950万バレルと大きく前年比で落ち込んでいたことが発表され、景気減速による原油需要の減退がまだ続くとの見通しから売り優勢の展開となった。

 

◇080925 米国株概況◇

*米国株まちまちの動き-金融安定化策を巡る不透明感から様子見ムード。

NYダウ   10825.17(前日比▲29.00)

ナスダック  2155.68(前日比+2.35)

昨日の米国株式市場は、NYダウは3日続落、ナスダックは小反発となった。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが、ゴールドマンサックが実施する総額100億ドル以上の増資(前日公表分の2倍に増額。なお、今回の増資には三井住友FGは参加せず)に対して50%出資するとの報道を受けて、やや買いが優勢となる確りした展開で取引はスタートした。

こうした中、バーナンキFRB議長の議会証言が行なわれ、「金融システムの安定化は、景気回復に不可欠な前提条件である」と説明、金融安定化法案の早期の議会通過を強く望んだ。しかし、議員の間からは法案に対して難色を示す意見が多く出され、市場参加者の間では法案可決に向けてまだまだ紆余曲折があるとの懸念や、実効性が薄れるのではないかとの不安感が拡がり始めている。議会におけるバーナンキと議員の間でのやりとりに一喜一憂し、金融株の動向を横睨みしつつの売買にNYダウは前日比終値近辺での動きに終始した。

午前中に8月の中古住宅販売件数が発表された。前月比▲2.2%減と市場予想を下回る結果となった(在庫件数は前月比で▲7.0%減)。前日発表された住宅価格指数にも下げ止まり感が見られなかったことから、住宅市場の長期低迷が意識され、相場に対してはネガティブに働いた。

ハイテク株は比較的確りした動きとなった。マイクロソフト、アップル、オラクルといった大型ハイテク株は軒並み高くなっている。ただ、景気の先行きを考えると腰の据わった買いとも思えず、金融株に比べて不安感が小さい分、急落を受けての値ごろ感からの買いが入りやすかったことだけではないだろうか。

シカゴ日経平均先物は反発した。大証での地合いを引き継いで買戻しが入り、堅調な動きで取引はスタートした。米国株が上昇する局面では騰勢を強める場面があったが、その後米国株の下落とともに引けにかけては値を消した。結局、12010円(前日比+280円、大証終値比▲110円)で取引を終えた。この日の高値は12175円、安値は11660円。

2008年9月24日 (水)

◇080924 米国株概況◇

*米国株大幅続落-金融安定化策の実効性に不安感が台頭、早期の議会通過にも暗雲。

NYダウ   10854.17(前日比▲161.52)

ナスダック  2153.33(前日比▲25.65)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに大幅に続落した。

前日のNYダウが▲372ドル急落したこともあって、寄り付きは値ごろ感からの買いが先行したが、午後に入ってバーナンキFRB議長とポールソン財務長官の議会証言を受けて、徐々に売りに押される展開へとなった。金融市場の緊張を緩和し、金融機関の連鎖破綻を断ち切る施策として一旦は好感された総合金融安定化策であったが、ここにきて市場ではその実効性に対して懐疑的な見方が出始めるとともに、議会においても一部法案修正を求める意見が出されるなど早期の法案可決に暗雲が立ち込め始めたことで、法案を巡る先行き不透明感が一昨日からの売りに繋がっている。その他にも、GSE救済分なども含めると今回政府が支出する救済額は約1兆ドルにのぼり、そのかなりの部分を国債の増発で賄われることが債券市場を揺るがし、不良債権を引き受けるFRBのバランスシートが一段と悪化することでドルの信認が揺らぐ恐れがあるとの懸念から外為市場でドルが売られ、そしてドルとの逆相関の動きから商品市場の急騰を招くなど、複合的な要因が重なったことも株式市場をより不安定な状況にしている。

こうした中、景気後退懸念にも市場の目は向いており、耐久消費財や一部ハイテク株にも売りが拡がっている。また、この日発表された7月の住宅価格指数は前月比▲0.6%とマイナスは五ヶ月連続。マイナス幅は前月の▲0.3%より拡大しているなど金融不安の根源である住宅市場の下落には歯止めが掛かっていない状況。住宅株は下落している。

米国トップ5の証券会社がこの数ヶ月のあいだに破綻、救済、そして専業証券を捨て銀行へ転換という異様な金融情勢にある。市場に蔓延していた金融不安を断ち切りし、これ以上世界経済に深刻な打撃を与えないことからも総合金融安定化策は必要不可欠なものである。議会では「総論賛成、各論反対」といったところであろうが、いまの金融情勢を考えると一刻も早い議会通過が望まれる。

シカゴ日経平均先物は続落した。寄り付きは前日急落した反動から買戻しが入って堅調な動きとなったが、その後引けにかけて米国株が下落し始めると、これに呼応する格好で一転下落し、結局、11730円(前日比▲135円、大証終値比▲320円)で取引を終えた。この日の高値は11985円、安値は11685円。

080924商品市況

     22日(米国)で商品市況全般に大幅上昇

     23日(米国)は利喰いで小反落

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場において主要3穀物のうち、大豆は前日までの2日間で79セントも上昇した反動で利喰いが入ったものの、コーン、小麦は3日続伸。「先週来の買戻しの動きがまだ見られる。商い全体は大きくないが、原油市場が売られる局面でも大きく値を崩すことはなかった。」

ここ29日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲10.00セント、▲55.00セント、+70セント(ストップ高)、▲13.00セント、+24.00セント、+48.00セント、▲21.00セント、+20.00セント、▲2.50セント、+3.50セント、▲24.00セント、±0.00セント、▲25.50セント、▲47.00セント、▲16.50セント、▲58.00セント、+15.00セント、+9.00セント、▲23.00セント、▲2.00セント、+26.00セント、▲23.00セント、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント、+61.50セント、▲18.00セント

コーン:+30.00セント(ストップ高)、+18.75セント、▲27.75セント、+23.25セント、+11.75セント、+10.50セント、+22.50セント、▲11.00セント、▲6.50セント、▲6.00セント、+2.00セント、▲8.25セント、▲2.75セント、▲15.75セント、▲7.00セント、+2.25セント、▲16.00セント、+0.50セント、▲4.50セント、▲7.75セント、▲3.50セント、+30.00セント、▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント、+16.25セント、+1.75セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+14.25セント、▲40.25セント、+35.50セント、▲14.50セント、+29.50セント、+22.50セント、▲31.75セント(9月限)、▲25.75セント(12月限)、▲10.25セント、▲28.75セント、▲14.75セント、▲9.75セント、▲34.50セント、+8.00セント、+2.25セント、▲25.50セント、▲7.75セント、▲13.25セント、▲4.75セント、▲0.50セント、▲7.00セント、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント、+19.75セント、+12.75セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=11.8700ドル(前日比▲18.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=5.6025ドル(前日比+1.75セント)、小麦12月物1ブッシェル=7.5050ドル(+12.75セント)。コメは5連騰。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は反落。取引の中心である12月物は前日比▲17.8ドル安い1トロイオンス=891.2ドルの引けとなった。高値915.2ドル、安値885ドル。因みに22日は前週末比+44.3ドル高でこの大きく反発した反動の利喰いが出た模様。ドルの反発局面で売りが加速したが、FF金利先物の推移などから、ドルの信認は確かなものではないとの見方も強く、大きく売りこまれることはなかった。

9連敗後のここ8日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル、+44.3ドル、▲17.8ドル。前日1ドル近い上昇となった銀は反落、パラジウムは2日ぶり、銅、プラチナは4日ぶりに下落。ロンドンのアルミ、ニッケルも反落した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物市場において、昨日から期近物となったWTI11月物は反落、前日比▲2.76ドル安い1バレル=106.61ドルで引けた。(22日は+6.62ドル高)。株安局面で景気減速=需要低迷が想起されたとのことであるが、こちらも前日の大幅上昇の利喰い玉が出たとの見方の方が支配的。高値109.58ドル、安値104.05ドル。

2008年9月20日 (土)

◇080920 米国株概況◇

*米国株大幅続伸-米政府による金融安定化策を好感し、大幅に続伸。

NYダウ   11388.44(前日比+368.75)

ナスダック  2273.90(前日比+74.80)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに大幅に続伸した。週足ベースではNYダウが▲0.29%の下落、ナスダックは+0.56%の上昇と、数字だけでは小動きにしか見えないが、間違いなく米金融史に残る波乱の一週間であった。

米政府は金融市場の混乱を回避すべく、総合金融安定化策の大枠を固めた。今回の対策は、金融システム安定化策と金融市場安定化策の二本柱から構成されており、これまでの“個別”対応型から“包括”対応型の制度として確立するものとなっている。なかでも、空売り規制に関しては、一昨日より上場全銘柄を対象として発動した規制を更に強化し、期間限定ではあるが金融株については空売りそのものを禁止する措置が盛り込まれている。英国でも空売り規制が強化され、さながら“空売り包囲網”といったところである。一昨日の引け1時間前より始まった金融株を中心とした強烈な買戻しの動きはこの発表を受けて更に加速し、NYダウは寄付きからあっという間に400ドル超の上昇となり、株式市場を震撼させたリーマン破綻のショック安をほぼすべて取り戻す水準まで回復することとなった。市場から次の標的とされていたモルガンスタンレーやゴールドマンサックスも大きく上昇、個別企業による資本増強に向けた自助努力や合併交渉などはまだ続くのであろうが、金融システムの混乱は、今回の政府の対応で収束へ向かいつつあるといえる。しかし、世界景気が減速する中で起こった今回のような金融市場の大混乱は、一層、実体経済を萎縮させた可能性が大きく、このまますんなりと株高の流れが続くとは思えない。確かにセンチメントは大きく好転したが、ファンダメンタルズが好転するまでにはまだ時間が掛かりそうである。

シカゴ日経平均先物は大幅続伸した。米国株高を反映して寄り付きから大きく上昇し、5営業日ぶりに12000円大台を回復した。この日の高値は12510円、安値は11750円。結局、本日の高値圏である12475円(前日比+715円、大証終値比+595円)で取引を終えた。

080920商品市況

*金融不安の後退から、金相場急反落。

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場において主要3穀物は急反発した。原油高を受けて、投機筋を中心にショートカバーの動きが拡がった。また、週末要因のポジション調整による買いも一部で見られた。

ここ27日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲10.00セント、▲55.00セント、+70セント(ストップ高)、▲13.00セント、+24.00セント、+48.00セント、▲21.00セント、+20.00セント、▲2.50セント、+3.50セント、▲24.00セント、±0.00セント、▲25.50セント、▲47.00セント、▲16.50セント、▲58.00セント、+15.00セント、+9.00セント、▲23.00セント、▲2.00セント、+26.00セント、▲23.00セント、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント、+27.50セント

コーン:+30.00セント(ストップ高)、+18.75セント、▲27.75セント、+23.25セント、+11.75セント、+10.50セント、+22.50セント、▲11.00セント、▲6.50セント、▲6.00セント、+2.00セント、▲8.25セント、▲2.75セント、▲15.75セント、▲7.00セント、+2.25セント、▲16.00セント、+0.50セント、▲4.50セント、▲7.75セント、▲3.50セント、+30.00セント、▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント、+15.00セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+14.25セント、▲40.25セント、+35.50セント、▲14.50セント、+29.50セント、+22.50セント、▲31.75セント(9月限)、▲25.75セント(12月限)、▲10.25セント、▲28.75セント、▲14.75セント、▲9.75セント、▲34.50セント、+8.00セント、+2.25セント、▲25.50セント、▲7.75セント、▲13.25セント、▲4.75セント、▲0.50セント、▲7.00セント、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント、+25.25セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=11.4350ドル(前日比+27.50セント)、コーン12月物1ブッシェル=5.4225ドル(前日比+15.00セント)、小麦12月物1ブッシェル=7.1800ドル(+25.25セント)。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物は大幅に下落、3日ぶりに反落した。12月物は前日比▲32.3安い、1トロイオンス=864.7ドルで引けた。高値は880.0ドル、安値は828.5ドル。金融不安を背景に安全資産という位置づけから、金相場は前日まで大きく上昇していたが、政府による金融安定化策の発表を受けて、利益確定の売りから反動安となった格好。9連敗後のここ6日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル、▲32.3ドル。

銀、パラジウムは3日ぶりに反落する一方、銅、プラチナは続伸するなどまちまちの動き。ロンドンのアルミ、ニッケルは続落した。 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物WTI10月物は大幅に続伸した。前日比+6.67ドル高い1バレル=104.55ドルで取引を終えた。高値105.25ドル、97.39ドル。終値ベースでの100ドル台回復は9月12日以来となる。政府による金融安定化策を受け、株が急騰したことから、投資家のリスク許容度が改善し、リスクマネーが再度動き出すのではとの思惑が働いているようだ。ところで、あのゴールドマンサックスのアナリストが、ようやく2009年WTI原油予想を引き下げるレポートを出した。従来の1バレル=平均140ドルの予想から110ドルへの下方修正。深刻な供給障害が起こらないと仮定して、世界景気の減速からくる需要減が主な引き下げ理由。

2008年9月19日 (金)

080919商品市況

すみません。朝方配信したつもりが、操作ミス(?)によって投稿されていないことを知りました。井上ストラテジーと前後してしまい恐縮ですが、配信致します。

後ほど米国株コメントで商品についてもコメントを行う。

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場において主要3穀物は軒並み急反落した。一昨日はドル安、原油高、金相場の急騰を囃して上昇したが、昨日は一転反動安に見舞われた。早霜観測が後退したコーンは一時ストップ安。昨日述べたように「流れが変わったとは判断できない。」

ここ26日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲10.00セント、▲55.00セント、+70セント(ストップ高)、▲13.00セント、+24.00セント、+48.00セント、▲21.00セント、+20.00セント、▲2.50セント、+3.50セント、▲24.00セント、±0.00セント、▲25.50セント、▲47.00セント、▲16.50セント、▲58.00セント、+15.00セント、+9.00セント、▲23.00セント、▲2.00セント、+26.00セント、▲23.00セント、▲55.00セント、+15.00セント、▲23.00セント

コーン:+30.00セント(ストップ高)、+18.75セント、▲27.75セント、+23.25セント、+11.75セント、+10.50セント、+22.50セント、▲11.00セント、▲6.50セント、▲6.00セント、+2.00セント、▲8.25セント、▲2.75セント、▲15.75セント、▲7.00セント、+2.25セント、▲16.00セント、+0.50セント、▲4.50セント、▲7.75セント、▲3.50セント、+30.00セント、▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント、▲26.75セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+14.25セント、▲40.25セント、+35.50セント、▲14.50セント、+29.50セント、+22.50セント、▲31.75セント(9月限)、▲25.75セント(12月限)、▲10.25セント、▲28.75セント、▲14.75セント、▲9.75セント、▲34.50セント、+8.00セント、+2.25セント、▲25.50セント、▲7.75セント、▲13.25セント、▲4.75セント、▲0.50セント、▲7.00セント、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント、▲33.00セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=11.1600ドル(前日比▲23.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=5.2725ドル(前日比▲26.75セント)、小麦12月物1ブッシェル=6.9275ドル(▲33.00セント)。

 COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物が大幅続伸した。12月物は前日比+46.5高い(+5%高)、1トロイオンス=897.0ドルで引けた。高値は926.9ドル、安値は836.1ドル。値幅89.9ドル(!)(!)(!)「ドル安、株安のなか、安全資産という位置づけから投資資金が向かっている。昨日は株が急騰しても金相場は高値圏で推移した。」との声。私の意見は「クレイジーな投機資金が暴れているだけ」

9連敗後のここ5日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル、+46.5ドル。

銀も大きく2日続伸するも、3日続落した銅の反発は2セント程度。プラチナ、パラジウムも2日続伸したが、ロンドンのアルミは期近が売られ期先が買われる方向感の定まらない動き。ニッケルは4日続落。マチマチ

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物WTI10月物は小幅に続伸した。前日比+0.72ドル高い1バレル=97.88ドルで取引を終えた。高値102.24ドル、95.73ドル。ハリケーン「アイク」の影響で原油在庫が減少したことを材料に、一時100ドル台を回復する場面があったが、株式市場の上昇とともにドルが買い戻される動きとなり、引けにかけては値を消す展開となった。

◇080919 米国株概況◇

*米国株急反発-現代版RTC設立を検討中との報道を受け、引けにかけて急騰。

NYダウ   11019.69(前日比+410.03)

ナスダック  2199.10(前日比+100.25)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急反発、前日の下げ幅をほぼ埋め合わせる格好となった。

まさに乱高下というにふさわしい一日となった。NYダウの高安の差は何と617ドルに及んだ。信用収縮の影響から欧米の民間銀行が短期金融市場でのドル資金調達が困難となっていることを受けて、主要中央銀行が協調してドル資金の供給を行なうと発表(LIBORが3%台まで低下)、これを好感する格好で朝方は買い先行での取引となった。ただ、その後は投資家の金融株に対する先行き不安感は根強く、徐々に売りに押される展開となった。単独での生き残りは難しいとの思惑からモルガンスタンレーやゴールドマンサックスに売りが膨らんで株価は急落、金融株の下落とともに他の業種も軟調な動きとなって、昼過ぎにはNYダウが前日比▲150ドル程度下落する場面があった。その後は買戻しなども入って、前日比変わらず近辺での一進一退の取引が続いた。

午後3:00過ぎに一つのニュースが飛び込んできた。議会関係者の話として、90年代に多くの貯蓄金融機関(S&L)が破綻した際に、その不良債権処理の受け皿として使われた整理信託公社(RTC)と似た現代版RTCを設立する構想があると一部のメディアが報じた。当局の対応は後手ばかりだ、場当たり的な資金供給では解決しない、AIG救済の件は救済の基準が明確でなくダブルスタンダードだ、などとこのところ当局の対応に対してバッシングが続いていたが、現代版RTCの設立は、金融機関が抱える不良債権の処理が制度的に粛々と行なわれるではないかとの期待感が高まり、金融株全般に強烈な買戻しが入り始めた。引けにかけての1時間は、ラリーという言葉がぴったりの展開。NYダウは300ドル超の上昇で、一時▲48%下落していたモルガンスタンレーは前日比プラスとなるまで切り返す場面があった。もちろん他の金融株も大幅高となっている。ひとまず、前日まで続いていた次の破綻先探しは一時休止の状況となった。

最後に、昨夜から上場全銘柄を対象とした空売り規制が発動されたが、米国の3大公的年金基金は、モルガンスタンレーとゴールドマンサックス2社の株式について、「空売り用の貸し出しを停止する」と発表した。他の基金にも同様の措置を取るように呼びかけを行なっている。年金基金は貸株市場において最大の貸し手の一つである。ついでに、Recallもかけてくれるともっと影響が大きくなるのだが・・・

シカゴ日経平均先物は急反発した。日中はやや弱含みの展開が続いていたが、引けにかけて米国株が上昇するとともに、上げを加速して取引を終えた。この日の高値は11890円、安値は11220円。結局、11760円(前日比+435円、大証終値比+350円)で取引を終えた。

2008年9月18日 (木)

080918商品市況

(遅くなって申し訳ない。取材がひきもきらない。)

     AIG救済されるも株下落、ドル軟調を受けて金、原油爆騰

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場において主要3穀物は軒並み急反発。原油、金の上昇につられる動き。「昨日まで手仕舞いを入れていた向きも今日はおとなしかった。ここ数日例え高かったとしても流れが変わったと判断はできない。」

ここ25日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲10.00セント、▲55.00セント、+70セント(ストップ高)、▲13.00セント、+24.00セント、+48.00セント、▲21.00セント、+20.00セント、▲2.50セント、+3.50セント、▲24.00セント、±0.00セント、▲25.50セント、▲47.00セント、▲16.50セント、▲58.00セント、+15.00セント、+9.00セント、▲23.00セント、▲2.00セント、+26.00セント、▲23.00セント、▲55.00セント、+15.00セント

コーン:+30.00セント(ストップ高)、+18.75セント、▲27.75セント、+23.25セント、+11.75セント、+10.50セント、+22.50セント、▲11.00セント、▲6.50セント、▲6.00セント、+2.00セント、▲8.25セント、▲2.75セント、▲15.75セント、▲7.00セント、+2.25セント、▲16.00セント、+0.50セント、▲4.50セント、▲7.75セント、▲3.50セント、+30.00セント、▲1.25セント、▲29.75セント、+21.75セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+14.25セント、▲40.25セント、+35.50セント、▲14.50セント、+29.50セント、+22.50セント、▲31.75セント(9月限)、▲25.75セント(12月限)、▲10.25セント、▲28.75セント、▲14.75セント、▲9.75セント、▲34.50セント、+8.00セント、+2.25セント、▲25.50セント、▲7.75セント、▲13.25セント、▲4.75セント、▲0.50セント、▲7.00セント、+7.75セント、▲37.00セント、+35.75セント

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=11.3900ドル(前日比+15.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=5.5400ドル(前日比+21.75セント)、小麦12月物1ブッシェル=7.2500ドル(+35.75セント)。コメも4日ぶりに上昇。

 COMEX(ニューヨーク商品取引所)において金先物が急伸。12月物は前日比+70ドル(!)高い(+9%高)、1トロイオンス=850.5ドルで引けた。高値、872.9ドル、安値777.5ドル、値幅95.4ドル(!)(!)。高値は8/11以来の水準。その日は何の日かというとカラ売り規制解除前日。。。「ドルが軟調な場面で先週末に買っていたむきが思い切り仕掛けた。」

9連敗後のここ4日間の動き(古い順)+19.0ドル、+22.5ドル、▲6.5ドル、+70.0ドル。

銀も大きく切り返したが銅は3日続落(!)。プラチナ、パラジウムは切り返したが、ロンドンのアルミ、ニッケルは3日続落。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物WTI10月物は3日ぶりに急反発。前日比+6.01ドル高い1バレル=97.16ドルで取引を終えた。高値97.63ドル、91.36ドル。「株式の軟調さもあったが、ドルが売られる場面で上昇が加速した。」

◇080918 米国株概況◇

*米国株急落-金融システムに対する不信感がピークに。金融株への売り膨らむ。

NYダウ   10609.66(前日比▲449.36)

ナスダック  2098.85(前日比▲109.05)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急落した。

FRBによるAIG救済のニュースも、市場に蔓延した金融システムに対する不信感を払拭することは出来なかった。結局、当局はリーマン破綻を甘く見たか、一転AIG救済に乗り出したが市場の沈静化には繋がらなかった(ダブルスタンダードなどと批判する動きもあるが、AIGを救済したことは正解だったと思う)。そのAIGの株価は株式希薄化の影響を嫌気した売りが出て急落した。この売りはやむなしとしても、一昨日に市場予想を上回る決算を発表したゴールドマンサックスやモルガンスタンレーまでにも矛先が向かい「次はお前らだ」といわんばかりに売りを浴びせられた。もはや独立した証券会社や投資銀行は存続不可なのであろうか。リーマンの破綻やAIGの救済は、急速な(いや“尋常でない”と言ったほうがいいかも)株価下落に対して、資本増強や身売り先の決定が追いつかなかったことが要因の一つに挙げられる。不正取引をおこなった、あるいは実質破綻しているなどを理由に、市場から退場勧告を受けたとは少し状況が異なる。市場センチメントが極端に弱気に傾いていることで(投資家心理を映し出すVIX=恐怖指数が36.22と今年最大の値まで跳ね上がった)、仮に業績に不安がない企業に対しても、明日までに合併先を決定してください、さもなければ株を売り叩きますと言われも経営者としてはたまらない。

FRBがAIG救済に対して行う融資資金は財務省による臨時の国債発行で賄われる。決して際限なくお金があるわけではない。もちろんFRB自身のバランスシートも痛み始めている。となると、次の破綻懸念のある金融機関は独自で資本調達するか救済合併しか、さもなくば破綻の道しか残されていないことなる。投資家が不安になるのは当然であり、実に異常な相場環境である。

こうした中、SECが7月に続いて空売り規制を発表した。18日から発動されて、今回の空売り規制は全上場銘柄に適用されるとのこと。こうした状況下では、仮に株価下落のスピードがスローダウンする効果しか得られないとしても、発動する意味はあるものと思われる。

最後に、金融システム不安の根源である住宅市場の指標がひとつ発表された。8月の住宅着工件数は前月比▲6.2%減、先行指標とされる許可件数も同▲8.9%と厳しい状況が続いている。市場予想を下回る数字となり、住宅市場の調整は長期化が必至の情勢である。

シカゴ日経平均先物は急反落した。米国市場の急落を受けて寄付きから軟調な展開が続き、直近安値もあっさり下回るなど、ほぼ一本調子の下落となった。この日の高値は11775円、安値は11230円。結局、11325円(前日比▲435円、大証終値比▲405円)で取引を終えた。(小林)

2008年9月17日 (水)

◇080917 米国株概況◇

*米国株反発-AIG救済策巡り乱高下。FOMCで金利は据え置き。

NYダウ   11059.02(前日比+141.51)

ナスダック  2207.90(前日比+27.99)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに反発した。

急落から一夜明けた株式市場は、リーマン破綻によって急速に高まった金融システム対する不安感が収束する気配はなく、欧州株が大幅続落している流れを引き継いで、寄付きから売り先行での取引となった。市場参加者の関心は保険大手AIGの一点に集中。格付け会社から相次いで格下げを食らい、この日も財務不安から株価は下落を続けて、一刻も早い資本増強策あるいは第三者による救済策が望まれていた。さもなければ、リーマン同様に破綻への道を歩まなければならない状況まで追い込まれていた。リーマンへの公的資金の投入を拒んだ政府が自らAIG救済に乗り出してくることも思えず、AIGを巡って数々の噂が飛び交い、市場は落ち着きのない動きが続いた。

こうした中、米最大手証券ゴールドマンサックスが四半期決算を発表した。内容は大幅な減収減益決算。1株当たり利益は市場予想を上回るものだったが、最終的に株価は▲2%弱ほど下落して終わった。そして、明日決算発表を予定していたモルガンスタンレーが発表を前倒しで行なってきた。こちらも、1株当たり利益は市場予想を上回り、減益幅も1桁台にとどまるなど、内容的には健闘していたが、株価は乱高下した後、前日比マイナスで引けた。証券会社に対する市場の目は厳しいようだ。

そして、もう一つの注目材料であったFOMCの声明文が2時すぎに発表された。リーマン破綻を受けて急速に高まっていた“利下げ期待”(利下げ観測は75%まで高まっていた)であったが、FOMCが出した答えは“据え置き”だった。株価の反応は“失望売り”で一時発表前のレベルから100ドル近く下落した。しかし、これは超短期筋の勝手な失望売り。これまで利下げなんて一言も口にしていなかった連中が取った行動であり、徐々に相場は落ち着きを取り戻した。FOMCの声明文はこれまでと同様に景気とインフレ動向の双方に注視しつつ、金融市場の緊張感が急速に高まった点に言及している。仮に利下げしても市場が好感するのは一過性のもの、利下げは切り札的存在として残しておく方がベターであり、それより救済スキームあるいは破たん処理を円滑に進めるスキーム作りのほうが先決と踏んでいるのではないだろうか。

引けにかけて、一部メディアを通じてそのFRBとAIG絡みのニュースが報じられた。FRBが直接つなぎ融資を行い、AIGを救済するというもの。昨日の引けにかけてのNYダウの上昇は、このニュースを好感する買いに拠るものであるが、真偽の程は定かではない。

シカゴ日経平均先物は反発した。一時前日の安値を大きく下回るなど寄付きから軟調な展開が続いていたが、引けにかけて米国株が上昇へと転じると買戻しの動きが拡がった。この日の高値は11770円。結局、11320円(前日比+30円、大証終値比+180円)で取引を終えた。

080917商品市況

     短期的に最も確度が高い運用は「金売り」?

 

CBOT(シカゴ穀物市場)の先物市場において主要3穀物は軒並み急落した。「商品ファンドの解約売りが止まらない」「流れは結局何ひとつ変わっていない」大豆、コーンの下落幅大きい。小麦の中心限月は7ドルをあっさりと割り込んだ。

流れを読んで欲しい。ここ24日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲10.00セント、▲55.00セント、+70セント(ストップ高)、▲13.00セント、+24.00セント、+48.00セント、▲21.00セント、+20.00セント、▲2.50セント、+3.50セント、▲24.00セント、±0.00セント、▲25.50セント、▲47.00セント、▲16.50セント、▲58.00セント、+15.00セント、+9.00セント、▲23.00セント、▲2.00セント、+26.00セント、▲23.00セント、▲55.00セント

コーン:+30.00セント(ストップ高)、+18.75セント、▲27.75セント、+23.25セント、+11.75セント、+10.50セント、+22.50セント、▲11.00セント、▲6.50セント、▲6.00セント、+2.00セント、▲8.25セント、▲2.75セント、▲15.75セント、▲7.00セント、+2.25セント、▲16.00セント、+0.50セント、▲4.50セント、▲7.75セント、▲3.50セント、+30.00セント、▲1.25セント、▲29.75セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+14.25セント、▲40.25セント、+35.50セント、▲14.50セント、+29.50セント、+22.50セント、▲31.75セント(9月限)、▲25.75セント(12月限)、▲10.25セント、▲28.75セント、▲14.75セント、▲9.75セント、▲34.50セント、+8.00セント、+2.25セント、▲25.50セント、▲7.75セント、▲13.25セント、▲4.75セント、▲0.50セント、▲7.00セント、+7.75セント、▲37.00セント。

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=11.2400ドル(前日比▲55.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=5.3225ドル(前日比▲29.75セント)、小麦12月物1ブッシェル=6.90000ドル(▲37.00セント)。コメも3日続落。

 COMEX(ニューヨーク商品取引所)において2日間で41.5ドル上昇していた金先物は3営業日ぶりに反落、12月物は前日比▲6.5ドル安の1トロイオンス=780.5ドルで取引を終了した。少しドルが買われた途端に急落。高値794.0ドル、安値775.2ドル。銀は3日ぶりに大きく下落。銅は続落で1月の水準まで下落。2日連続安のプラチナの下落率は9%を超える(!)、パラジウムも続落。ロンドンのアルミ、ニッケルは大きく続落。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物WTI10月物は前日比▲4.56ドル安の1バレル=91.15ドルで取引を終了。2日間での下げ幅は▲10.03ドル(!)。高値94.32ドル、安値90.51ドル。

2008年9月16日 (火)

080916商品市況

     金買われるも見方に変更なし。

 

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要3穀物先物市場においてトウモロコシと大豆は下げ、小麦にはショートカバーが入った。とにかく、「おっかなびっくり。株式市場を横目で見てその推移を見守るだけで主体的な動きはなかった。」「原油相場が下げて、慌てて穀物にも売りを入れる向きもあったが、先週末の生産量発表もあり、追随する動きは限定的であった。」

ここ23日間の値動き(古い順)。

大豆:+70.00セント(ストップ高)、▲10.00セント、▲55.00セント、+70セント(ストップ高)、▲13.00セント、+24.00セント、+48.00セント、▲21.00セント、+20.00セント、▲2.50セント、+3.50セント、▲24.00セント、±0.00セント、▲25.50セント、▲47.00セント、▲16.50セント、▲58.00セント、+15.00セント、+9.00セント、▲23.00セント、▲2.00セント、+26.00セント、▲23.00セント

コーン:+30.00セント(ストップ高)、+18.75セント、▲27.75セント、+23.25セント、+11.75セント、+10.50セント、+22.50セント、▲11.00セント、▲6.50セント、▲6.00セント、+2.00セント、▲8.25セント、▲2.75セント、▲15.75セント、▲7.00セント、+2.25セント、▲16.00セント、+0.50セント、▲4.50セント、▲7.75セント、▲3.50セント、+30.00セント、▲1.25セント

小麦:+60.00セント(ストップ高)、+14.25セント、▲40.25セント、+35.50セント、▲14.50セント、+29.50セント、+22.50セント、▲31.75セント(9月限)、▲25.75セント(12月限)、▲10.25セント、▲28.75セント、▲14.75セント、▲9.75セント、▲34.50セント、+8.00セント、+2.25セント、▲25.50セント、▲7.75セント、▲13.25セント、▲4.75セント、▲0.50セント、▲7.00セント、+7.75セント。

各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=11.7900ドル(前日比▲23.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=5.6200ドル(前日比▲1.25セント)、小麦12月物1ブッシェル=7.2700ドル(+7.75セント)。コメは2日続落、ここ9日間で6勝3敗。

 COMEX(ニューヨーク商品取引所)で金曜日に反発した金先物は大幅続伸。12月物は前週末比+22.5ドル高の1トロイオンス=787.0ドルで取引を終えた。「債券に買いが入ったことを受けて、金にもパニックに乗じた買いが入った」高値791.4ドル、安値767.4ドル、値幅24ドル。為替市場でドルが対円で安く推移したことも相場を後押ししたが、「金」に対する見方を変更するつもりはない。銀も8日続落後2日上昇、先週末にチリ地震ネタで3日続伸した銅は反落、6日ぶりに金曜日に上昇したプラチナは1日で下落に転じ、パラジウムも下げた。「マチマチ=」をなんと表記したかを思い出して欲しい。ロンドンのアルミ、ニッケルは大きく下落した。

 

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物は金曜日に4日ぶりに小反発したものの、昨日は大きく反落した。WTI10月物は前週末比▲5.47ドル安い1バレル=95.71ドルと終値で100ドルを大きく割り込んだ。高値、101.19ドル、安値94.00ドル。2月中旬レベル。原油の見方についても先週述べたとおりで変更なし。

◇080916 米国株概況◇

*米国株暴落-リーマンの経営破たんを受けて、金融株を中心に急落。

NYダウ   10917.51(前日比▲504.48)

ナスダック  2179.91(前日比▲81.36)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急落した。

リーマン問題の決着は、破産法申請というショッキングな形で幕を閉じた。しかも、バンカメによるメリルリンチ買収のニュースというおまけつきで。この週末に、全米第4位の大手証券会社が事実上倒産し、全米第3位の大手証券が経営難から買収されることとなった。現地12日の夜からリーマン問題解決に向けて、財務省、NY連銀、SEC、そして主要金融機関の経営陣が一同に会して緊急会合が開催された。98年のLTCM破綻による金融混乱に対応するためにNY連銀によって召集された緊急会合が思い起こされるが、それほど今回の事態の深刻さが窺えた。会合では早々にリーマンを現在の経営形態のままで存続させることは困難と判断し、優良事業と不良資産を分離して、不良資産については民間の金融機関が共同で出資した別会社が買い取るというスキームで救済策の調整を進めていたようだ。ただ、この会合において政府は、JPモルガンによるベアー買収時、そしてGSE2社救済時とは一線を画して、“公的資金による救済”には慎重な姿勢を貫いた。度重なる公的支援は過度に財政負担が膨らみかねないことに加えて、金融機関のモラルハザードにも繋がるとして、あくまで“民間主導での救済”を望んだ。しかし、程度の差こそあれ、リーマン同様にサブプライムローン問題で体力を消耗している大手金融機関にとって、政府による援助なくして、更なる損失を背負い込むことになりかねない破綻寸前のリーマンを救済することは困難と判断し、最終的には揃って手を引くこととなったようである。そして、リーマンの買収先として名前が挙がっていたバンカメが結局メリルリンチの買収に動いたことで、リーマン救済の万策は尽きてしまった。

多くの市場参加者の頭の片隅には「何とか後ろ盾となるスポンサーが見つかる、あるいは身売りという形でリーマンは救済される」という期待感があっただけに、予想外とも言える破綻という結末にマーケットは大きく動揺した。リーマン破綻による負の連鎖によって金融不安が拡大するとの恐怖心が高まり、投資家は一旦投げ売りするという形でしか対応できなかったようだ。NYダウは寄付きからあっという間に300ドル超の下落。場中、ブッシュ大統領が緊急記者会見し、金融不安の火消しに躍起となったが効果はなく、引けにかけて一段安となり、結局約7年ぶりの下げ幅となる500ドル安で取引を終えることとなった。市場では、早くも第二、第三のリーマンを探す動きが出始めている。資本増強策が明らかになっていない保険大手のAIGや貯蓄金融機関のワシントンミューチュアルなどの名前が挙がっている。

これから、リーマンの保有する資産が投げ売りに近い形で処分される。スワップ契約など複雑に入り組んだ金融商品などが多数存在するものと思われ、これらが処分される際に生じる損益など、リーマンの破綻が他の金融機関に与える影響の度合いが見えてこない限り、株価の底値も見えてこないのかもしれない。

シカゴ日経平均先物は急落した。金融不安の高まりから米国株が急落したことを受けて、寄付きから売り先行の取引となった。ほぼ一本調子の下落となり、3月の安値水準まで売り込まれることとなった。この日の高値は12000円。結局、11660円(前週末比▲585円、大証終値比▲440円)で取引を終えた。

2008年9月13日 (土)

◇080913 米国株概況◇

*米国株まちまちの動き-リーマン買収の思惑から、日中の動きは引き続きボラタイルに。

NYダウ   11421.99(前日比▲11.72)

ナスダック  2261.27(前日比+3.05)

昨日の米国株式市場は、NYダウは3日ぶりに反落、ナスダックは小幅に続伸した。週足ベースではNYダウが+1.79%、ナスダックは+0.24%の上昇となった。

寄付きから金融株を中心に売りが先行し、NYダウは1時間足らずで150ドル超の下落に見舞われた。朝方発表された8月の小売売上高の数字も下げを助長した。前月比▲0.3%減と市場予想(+0.3%増)に反して減少し、前月分も下方修正されたことがネガティブに働いた。直近おこなわれた戻し減税の使い道に関するアンケートでは、消費にお金を回したと回答した人が全体の2割程度で、残りは借金の返済や貯蓄という結果であった。クレジットカードを使い、将来の収入を先喰いしてまで消費に明け暮れていたあの米国人がここまで変わってしまったの?と驚かされたが、それだけサブプライムローンの影響は甚大であるということかもしれない。

この日もリーマン問題に対する先行き不透明感から、金融株が乱高下している。もはや公募増資で資本増強を図り自力再建の道を歩むことは困難となったリーマンに残された手段は“身売り”であるが、昨日も買収候補先として、バンカメや英バークレイなどの名前が取り沙汰されているが、恐らく買収に名乗りを上げている企業は他にも複数あろう。実際にこのディールがDONEに至っていないのは、買収額での折り合いもそうであるが、政府による公的関与の度合い(ベアー救済時のように資金援助や損失処理の際の負担など)が障害となって面も大きいのではないだろうか。ポールソン財務長官はこの件に関して消極的な姿勢を示しているが、市場は公的関与なくして決着は難しいとの見方が多い。先週のGSE救済策に続いて、今週日曜日に何か動きは出てくるのだろうか?いずれにせよ、金融市場の混乱を回避するためにも、できるだけ早い決着が望まれる。昨日もそうであるが、買収先企業の名前がメディアに出るたびにリーマン株は上昇する、しかし注目されるのは買収先ではなく、当然買収に関わるスキームである。

最後に、昨日は原油相場以外の材料で自動車株が上昇している。政府による低利融資枠拡大の思惑でGMやフォードが大きく上昇した。金融業界同様に、自動車業界も財務不安を抱え、市場から厳しい洗礼を受けているだけに、ポジティブなニュースとして受け止められた。

シカゴ日経平均先物は反発した。米国株が軟調に推移していたこともあり、売り先行での取引となったが、引けにかけては米国株の戻りとともに買い戻される格好となった。この日の高値は12350円。結局、本日の高値圏に近い12315円(前日比+70円、大証終値比+145円)で取引を終えた。

080913商品市況

     商品相場反発。ドル安を受けて、値ごろ感からの買いが入る。

CBOT(シカゴ穀物市場)の主要3穀物は、需給見通しの差からまちまちの動き。最近は他の商品市況の動向に左右されがちだった穀物相場であるが、昨日は久しぶりに需給見通しを材料に動意づくこととなった。9月の穀物需給でコーンと大豆の生産量見通しが前月比で下方修正されたため、需給逼迫を見込む買いが入った。コーンはストップ高で引け、大豆も急伸した。一方、小麦は推定生産量が前月比上方修正されたことから、こちらは反落した。各穀物中心限月先物終値、大豆11月物1ブッシェル=12.0200(前日比+26.00セント)、コーン12月物1ブッシェル=5.6325ドル(前日比+30.00セント)、小麦12月物1ブッシェル=7.1925ドル(▲7.00セント)。

 COMEX(ニューヨーク商品取引所)で金先物は10日ぶりに反発した。取引の中心12月物は前日比+19.0ドル高い1トロイオンス=764.5ドルで取引を終えた。主な材料は対ユーロでのドル下落であるが、さすがに9日連続安ともなると値ごろ感からの買いも入りやすい環境にあった。この日の高値は770.5ドル、安値は749.2ドル。昨日は銀、銅、プラチナ、パラジウムなど他の主要貴金属も足並みそろえて上昇、ロンドンのアルミ、ニッケルも高かった。

NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の原油先物は4日ぶりに小反発。WTI期近10月物は前日比+0.31ドル高い1バレル=101.18ドルで引けた。高値102.89ドル、安値99.99ドル。ちょうど先週の土曜日に「どうも100ドル割れを示現しないと収まりがつかない相場展開のようだ。」とコメントしたが、その100ドル割れを昨日ザラ場に付けた。ハリケーン「アイク」の動向だけでは材料不足で売買は盛り上がりに欠ける展開だった。台風一過ではないが、ハリケーンネタはまさに一過性の材料。となると、原油相場を動意づかせる要因としては、世界景気やドル相場の動向が重要視される。これまで原油相場を動意づかせる主たる要因であったファンドや年金といった“大口需給”が抜けてしまったいま、少なくとも高ボラティリティーな相場は当分見られそうもない。しかし、100ドルを明確に割り込んでくるか、それとも何とかここで踏みとどまるのか、チャート的には原油相場にとって重要なポイントなのかもしれない。

2008年9月12日 (金)

◇080912 米国株概況◇

*米国株続伸-バンカメによるリーマン買収の思惑から、引け際急伸。

NYダウ   11433.71(前日比+164.79)

ナスダック  2258.22(前日比+29.52)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに続伸となった。

いやはや何とも、終値ベースでは続伸という格好となったが、実は日中の8割方は重苦しいムードでの取引が続いていた。前日に発表されたリーマンによる再建策を市場は受け入れずに、寄付きから同社株には売りが膨らみ急落した。メリルリンチなど他の証券も連れ安となり、NYダウは一時160ドル超安くなる場面があった。一方、原油相場は100ドル割れを窺う展開となり、直近は原油安=世界的な景気減速の裏返しと受け止められ、株式市場にはマイナス要因として働く傾向にあった原油安もさすがにここまで安くなると、この日は自動車、航空、運輸といった直接的に原油安がプラス効果として表れる業種を中心に買いが入り始めて相場を下支えした。そして、金融株同様、軟調な展開が続いていたハイテク株、特に大型ハイテク株のクアルコム、マイクロソフト、グーグルなども物色されて軒並み上昇した。しかし、それでも、金融株、特にリーマンの株価動向を横睨みしながらの相場展開を余儀なくされていたため、NYダウはなかなかプラス圏へと浮上することができないでいた。

こうした中、取引終了間際にバンカメによるリーマン買収話を一部のメディアが報じたことをきっかけに、金融株中心にショートカバーが一気に入って大きく切り返すこととなった。引けにかけての僅か30分足らずで、NYダウは170ドル超の急騰を演じた。ちなみに、リーマン株は時間外取引では、再び下落に転じている。

結局、一昨日の自主再建策が受け入れられなかった限り、リーマンに残された道は“身売り“しかないのではないだろうか。これまでメディアが報じている通り、買収に名乗りをあげている企業は多いと思われるが、買収価格での折り合いが付かずに(おそらくリーマン側がごねている?)DONEに至っていない状況が想像される。FRBと財務省が共同で、買収先の斡旋をしているとの声も聞こえてくる。ちなみに全米第4位大手証券会社といわれているリーマンの現在の時価総額は、日本の地銀上位行クラスの3000億円程度にまで落ち込んでしまった。