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2008年10月14日 (火)

081014コメント

     催促相場が催促したものが、「金融機関に対する措置」であったのか、

「金融機関の株価に対する措置」であったのかがこれから試される。

     確かに金融機関に対して採りうる措置は全て採った。

     しかし、金融機関の株価に対して採りうる措置はまだある。

 欧米市場の上昇について今更詳述することもないが、米国世論云々の前にG7で公的資金注入を「行動計画」として約束した。これによって、先週述べたように「G7の後押し」を利用した最短のシナリオで事は運んだことになる。やはり大統領選などは待っていられなかった。

 “施策に逆らって市場が下落する”という歴史的な出来事であった「AIGショック」の時と違い、昨夜、素直に市場は反応した。しかし、問題はこの上昇の後、先週10/9に書いた時間軸でいう4の部分である。ここにおいて冷静に見ていかなくてはならないのは、先週10/10に述べた金融株の動向である。

 「昨日、モルガン・スタンレーは上昇したではないか」と言われる方もいらっしゃると思うが、これは邦銀の増資完了によるものである。つまりは、「公的資金が資本に入るリスク=株主責任が問われるリスク」が大きく減少したと市場が考えたことによるもので、個別要因である。では、JPモルガンは上昇したか?昨日は結果的に0.8%高と小幅な上昇にとどまり、ザラ場はマイナスの場面が目立ったのである。市場が大きく上昇するなか、少し気味の悪い下げであった。S&Pの業種別指数は10業種全てが上昇したが、上位にはディフェンシブな業種が目立ち、「金融」は6位と微妙な位置である。これからは先週紹介した、メットライフなどの保険株そしてJPモルガンなどの株価動向をやはり注意していかなくてはならない。「GSE2社の呪縛」は市場に根が深い。思えば、リーマンのことを夏前から「達磨落しの一番下」と書いてきた。それでも、当局が破綻させる可能性は実際には低いと思っていた。悪い表現をしてしまったと少し思っている。現在は、公的資金が資本に入ることによって、大手金融機関がここから弾き出されることはなくなったと考えられる。しかし、繰り返しになるが、問題は、上場は維持されても株主責任が問われることのリスクである。この部分は容易に解決されるものではなく、少なくともファンドや機関投資家の新規資金の振り向け先に金融株の現物は選ばれることはないと考えておいたほうが無難であろう。

 本日は新聞休刊日であるが、日経新聞が宅配号外を出すというので昨夜取材を受けた。弊社にはまだ届いておらず、その存在は分からないが、もし、コメントが引用されていたとしたら、真意は以上である。

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