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2008年9月18日 (木)

◇080918 米国株概況◇

*米国株急落-金融システムに対する不信感がピークに。金融株への売り膨らむ。

NYダウ   10609.66(前日比▲449.36)

ナスダック  2098.85(前日比▲109.05)

昨日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダックともに急落した。

FRBによるAIG救済のニュースも、市場に蔓延した金融システムに対する不信感を払拭することは出来なかった。結局、当局はリーマン破綻を甘く見たか、一転AIG救済に乗り出したが市場の沈静化には繋がらなかった(ダブルスタンダードなどと批判する動きもあるが、AIGを救済したことは正解だったと思う)。そのAIGの株価は株式希薄化の影響を嫌気した売りが出て急落した。この売りはやむなしとしても、一昨日に市場予想を上回る決算を発表したゴールドマンサックスやモルガンスタンレーまでにも矛先が向かい「次はお前らだ」といわんばかりに売りを浴びせられた。もはや独立した証券会社や投資銀行は存続不可なのであろうか。リーマンの破綻やAIGの救済は、急速な(いや“尋常でない”と言ったほうがいいかも)株価下落に対して、資本増強や身売り先の決定が追いつかなかったことが要因の一つに挙げられる。不正取引をおこなった、あるいは実質破綻しているなどを理由に、市場から退場勧告を受けたとは少し状況が異なる。市場センチメントが極端に弱気に傾いていることで(投資家心理を映し出すVIX=恐怖指数が36.22と今年最大の値まで跳ね上がった)、仮に業績に不安がない企業に対しても、明日までに合併先を決定してください、さもなければ株を売り叩きますと言われも経営者としてはたまらない。

FRBがAIG救済に対して行う融資資金は財務省による臨時の国債発行で賄われる。決して際限なくお金があるわけではない。もちろんFRB自身のバランスシートも痛み始めている。となると、次の破綻懸念のある金融機関は独自で資本調達するか救済合併しか、さもなくば破綻の道しか残されていないことなる。投資家が不安になるのは当然であり、実に異常な相場環境である。

こうした中、SECが7月に続いて空売り規制を発表した。18日から発動されて、今回の空売り規制は全上場銘柄に適用されるとのこと。こうした状況下では、仮に株価下落のスピードがスローダウンする効果しか得られないとしても、発動する意味はあるものと思われる。

最後に、金融システム不安の根源である住宅市場の指標がひとつ発表された。8月の住宅着工件数は前月比▲6.2%減、先行指標とされる許可件数も同▲8.9%と厳しい状況が続いている。市場予想を下回る数字となり、住宅市場の調整は長期化が必至の情勢である。

シカゴ日経平均先物は急反落した。米国市場の急落を受けて寄付きから軟調な展開が続き、直近安値もあっさり下回るなど、ほぼ一本調子の下落となった。この日の高値は11775円、安値は11230円。結局、11325円(前日比▲435円、大証終値比▲405円)で取引を終えた。(小林)

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