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2008年9月16日 (火)

080916リーマンコメント

     「えっ?メリル」

     当局主導ですごいスピードで決着するもリーマン救済されず。

 13日からの米国金融市場のリーマンを巡る話し合いは連日夜を徹して行われた。そして、結局達磨落としの一番下は場外に弾き出された。山一證券と同じく4番目は救われなかったことになる。

「公的資金を入れる選択肢はなかった」とポールソン財務長官は述べたが、話し合いの後半は次の金融連鎖危機に対応するためのファンドへの民間金融機関の拠出金額の話し合いが行われていたようである。

ベアースターンズの買収を主導した当局が今回リーマンでそれをしなかった背景を考えると、「これで、現在とり沙汰されている個別の金融機関の危機が遠のくわけではない」ということと、「ベアースターンズと違いリーマンはプライムブローカー業務の比率が大きくない」つまり、ヘッジファンドへの影響という点をベアースターンズの際には充分考慮したものの、今回はその影響を限定的と判断したことが推測される。

とにかく、今回のリーマンの破綻でふたつ残されたものがある。それは、前述のAIGや欧州系を含む数社の破綻懸念であり、もうひとつはCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)である。このCDSは逆にベアースターンズよりもリーマンの方がはるかに大きい。この部分の個別金融機関への影響が報道されてくるのはこれからである。緊迫度は増した。

 先週水曜日に日経クイックで、その後、ここでも述べた米国の金融緩和の思惑が週末を経て急浮上している。昨日FFレートは瞬間的に6%まで跳ね上がった。目標値である2%の3倍というこの数字が昨日のショックの大きさを物語っている。昼前に事前の200億ドルに500億ドルの追加供給を決定したことによってFFレートは結局落ち着きを取り戻したが、そこまで資金を取りにいかなくてはならなかった金融機関があったことも事実なのである。そして、一方のFF金利先物市場で11月物は1.78%まで下落している。それまでの期間における0.25%の利下げを織り込んだのである。

 本日のFOMCで利下げが行われるという見方は少ない。しかし、先週末述べたような緊急、そして協調という選択肢を何時とってもおかしくない事態となったことは確かである。ただし、その効果についても先週末に述べたとおりで一時的なものとなる可能性が高い。GSE、リーマンが決着した現在、次の焦点は金融政策ではなく、「また達磨落しが行われるのか」である。「カラ売り規制」の刀はまだ抜かないであろう。「上からだけとる」というストラテジーで来たが、とてもここで逆のストラテジーを述べる気にはならない。例え明日相場が上昇したとしても、とてもそれがトレンドとなるとは思えない。しかし、緊迫度が増した際にはなにが起きるか分からないことも事実。全ては時間軸で考えなくてはならない。3月、7月がそうであったように、そろそろ、ポジションを持たない時間を持つとか量を絞るという時間帯に入ってきているとも考えられる。

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