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2008年9月12日 (金)

080912米国市場コメント

 以前述べた米国2つのイベントのうち“達磨落しの一番上”GSE2社への公的資金投入のスキームが決まり、“一番下”のリーマン問題が風雲急を告げている。私はこのリーマンの買収先決定について、当局主導で非常に早いスピードで決着するのではないかと予想している。理由はふたつ。リーマンの前倒し決算発表で増資への言及が不思議なほどなかったこと。二つ目は、後述する残された二つの切り札を切るには現在はタイミングが合っていないということである。

 二つの切り札のひとつ目は無論、「カラ売り規制」という需給面に再度刀を抜くことである。そして二つ目は、まだ誰も言わないが「利下げ」である。カラ売り規制については、本当に危機的状況にまで催促相場が進展しない限りその刀を抜くことはない。実際に金融株の買い戻しは規制解除後も続いている。当局が刀を抜かないで市場が落ち着くことを望んでいることは言うまでもない。

 そして、二つ目の利下げについては、市場に対して、再度「アメ」を提示することになるが、これは商品市況が下落する一方で世界的に景気減速感が台頭している現在、瞬間的なインパクトはあるであろう。そして、その際に単独でなく、欧米同時利下げさえあり得ると考えている。しかし、今回のFOMCは16日。あまりにも時間がない。そのために、リーマン問題は時間をかけずに早いタイミングで処理する必要がある。

 この「利下げ」、瞬間的な効果はあるものの、持続性には疑問符を打たなくてはならず、市場はその後再度軟調に転じるかもしれない。しかし、今回の利下げは“数ヵ月後”に効いてくる。何に効いてくるかというと、「債券」に対してであろう。「債券」は、まずは一旦買われたとしても、今回でアメがなくなり、私が考えているように、来年初から米国景気の底割れ懸念が後退すれば、一転して材料出尽くし感が広がると予想する。さんざん述べてきた、現在の「商品」「債券」「株式」におけるキャッチボールの順番が変わるのはその時である。つまり、「利下げ」は債券に与えられた「安全な時間」の終わりの始まりを意味していたということにいずれ市場は気がつくのである。

 断りを再度入れるが、“数ヵ月後”の話である。

余談になるが、切り札とはならないが、もうひとつ打つ手として考えられるのは米国自動車業界に対する資金供給である。

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