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2008年9月 3日 (水)

080903昨日の先物コメント

 昨日の2時からの下げは確かに驚いた。米国が一昨日休場であったことを考えれば先物の仕掛けという一般的な見方に逆らう気はない。

 しかし、一説に言われている、NEの仕掛けには?というよりも、「違う」と思っている。昨日の相場の前フリはやはり先週金曜日の日経平均が300円を超える上昇となった日にある。この日、ウオッチ3社の225、TOPIXの買い超(金額換算、弊社試算)はおよそ3000億円と8月以来なかった大きなものであった。先物主導での上昇時に都度コメントを入れてきたが、8月にそれが大きく表れたのが8/18(225、+146円)、8/25(225、+212円)の二回であるが、弊社試算の買い超金額は、それぞれ1600億円、1100億円であった。また、両日の裁定買い残の増加金額はやはり弊社試算で950億円、1100億円となっている。合計してみると、8/18、2550億円。8/25、2200億円である。

 先週来、「裁定買い残が減少することによる指数下落シナリオ」に対して、断定することは危険であると申し上げてきたが、先週金曜日の裁定買い残は株数で1億1711万株もの増加となり、弊社試算の金額増は2300億円と非常に大きなものとなっている。つまり、金曜日は先物3社+裁定で5300億円もの金額を記録していたのである。

 

 ここのところ、月曜日に3社合計が買いの傾きとなり、その後は売りの傾きとなることが続いたが、先週木曜の夜に米国株がGDPの上方修正により上昇したことを受けて、週末の金曜日にその動きが出たのである。そのため、月曜日は金曜日にデルの決算で米国が下げたこともあって一転して売り超の動き(3社先物▲1500億円)となったのである。

そして昨日の先物の傾き。CSがTOPIXを売り、UBSが225で売りとなっているが、3社計の225、TOPIX合計は▲600億円程度と大きくない。225ラージのザラ場(イブニング含まず)の3社シェアも売り、買いともに44%台と50%を超えることも珍しくないここもとでは小さい方である。

仕掛けの裏にあるものは当然オプションである。事実だけを書く。昨日の前述ラージ市場で、弊社が裁定ビッグプレイヤーと考えている外資2社、国内3社以外で金額ベースで大きな売りの傾きを示したのは2社、JPモルガンとリーマンである。JPの売り超金額換算(ザラ場ラージ、弊社試算)▲2300億円超、リーマン▲4700億円超。

因みに昨日の両社の9月限プットオプション手口、12500円P、JP▲758枚の売り、リーマン▲751枚の売り、13000円P、JP▲100枚の売り、リーマン▲300枚の売りとなっている。そして、8/29(先週末)のプットの残高であるが、9月限プットオプション12500円、買い超1位がリーマンの6007枚(2位はドイツの2685枚)でJPは7位の買い超355枚となっている。9月限プットオプション13000円買い超は同じく1位がリーマンの2994枚でJPは5位の969枚である。これは、あくまでも、昨日のラージ市場の傾きが大きかった2社の数字を載せただけであり、何も仕掛けを誰かが行ったと示唆するものではないことにご注意頂きたい。

このように先物市場で急落する場面では、当然プットが行使される確率が高まり、オプションの先物換算の枚数が大きくなる(デルタの上昇)ため、そのヘッジを行わなくてはならず、先物の売りを行う者が現れ相場下落に拍車がかかる。そのため、先物の売りといっても、仕掛け時の売りと、プットオプション(を売っていた者の)ヘッジに関わる先物売りは根本的に違うことを認識すべきである。以前、プット売りの危険性(8月プットの売りを勧めて、手仕舞いを勧めたあとに載せた)について書いた部分はここに通底する。

先物・オプションの入門書で何か良い本はないかという問い合わせを数件頂いたが、私が友人に以前紹介した本を載せる。「日経225オプション取引 基本と実践」増田丞美著 日本実業社

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