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2008年8月26日 (火)

080826日本株コメント

 先週月曜日、火曜日のコピーのような相場である。何も状況が変わっていないなか閉塞感だけが漂っている。米国のボラティリティーは相変わらず高い。しかし、よく考えて見れば7月のNYダウの終値は11378ドル、昨夜の引けが11386ドル。結局方向性を出せずに数日単位で上に往ったり下に往ったりしただけなのである。「シカゴCMEがダウに比べて少し弱含む場面があり気掛かり」と書いたが、同期間のCME日経平均の動きは13335円→12685円で▲650円と日経平均がダウに比べて弱含んだことがはっきりと分かる。

 これが、米国にはカラ売りの買い戻しがあったものの、日本株のカラ売りポジションがかつてのように大きくない状態が続いており買い戻し圧力が無かったことの差であり、完全に3月中旬からの戻り相場の逆の状態である。このことについては、7月中旬にSECの19銘柄カラ売り規制を発表してからの2日間の相場の動き(欧米株急上昇、日本株横バイ)で説明した。それでも、日本株が翌週急上昇したときに先物の買い戻し圧力のことを指摘したことを覚えていらっしゃる方も多いかと思う。「おっと、先物に」というタイトルのときである。そして、それが、ずっと、継続しているのである。現物に対する外国人の買いたい、売りたいという動意は全然感じられない。

 “先物ぶんまわし相場”。先週の売買においても目立った時はNEとCSの動きを中心に伝えたが、金額ベースで1000億円超の傾きを2日みせたNEの225先物の週間トータルの金額の傾きは実は弊社試算で20億円程度(限月を移行させるスプレッド取引を含まない)。「えーっつ?!」と思われる方も多いかと思う。CSにしても200億円を大きく下回る金額となっている。これに、なんか枚数が売り、買いともに大きくて傾きがよく分からないが、終わってみればそれなりの傾きとなっているUBSが加わって指数が動き、裁定がそれを追いかける相場が続き、結果的に日経平均は▲350円以上下げたのである。昨日も裁定はきちんと買い残を作っている。これも先週の月曜日と同じであるが、先週の火曜日はその20%以上増の解消売りが出た。同じことを繰り返せば確かに裁定の解消傾向がまだ続いていることとなるが、以前も書いたが判断するには早計な時期である。弊社が計測している裁定に関わる現物株の平均単価が高止まりしている。指数寄与の高い銘柄中心の裁定が続いており、それが指数のボラティリティーを高めている。また、昨日のような場合は皆裁定買いに傾くが、弊社が計測している主要裁定業者グループの動きで跛行色が見られるときが先週も見られた。方向性は確定していない。

 現在分かっていること。

[日本株]・13500円より上に信用が重いゾーンがあるということ、・先物、裁定主導であるが、両者とも確固たる方向性を持っているとは思えないこと(下げた分上げることも、上げた分下げることもいつだって可能な状態。何も意志はない)、・現物に対する外国人のイントが売り、買いともに無いこと、・急落しない限り個人の現金は出動しないこと、・信託(年金)は大きなリバランスが終わっており、アロケーション(国内債、外国債、株式)とおりの動きしかしないこと。

[米国市場]・商品市況の再上昇の可能性が小さいこと(すごろくは戻らない)、・金融株次第であり、大きな浮上は“カラ売り需給”に刀を抜くしか手はないこと。

コメントを紹介します。昨日頂いたものです。

「以前日経株チャンラジオ放送にて、現物市場でエルピーダを買うのであれば、村田を売ったらというようなことを話されておられましたので、それをヒントに最近225主要銘柄の組み合わせを考え、終値と各銘柄の開きをグラフ化し、開き(指数)が大きくなった時、売買をするように(裁定)しております。

例えば、7/23のサッポロ買い・アサヒ売り、8/7 住友鉱買い・三菱マテリアル売りという具合に金額を合わせて行っております。割高を売り、割安を買うようにしております。大きく利益がでるわけではありませんが、損をする確率が以前より少ないように思えます。組み合わせが一番重要ですが、過去のグラフも作成し開き具合も検討しながら行っております。折角グラフを作成しても裁定に不向きな場合もありますし難儀しておりますが、これは使えるという銘柄に出会った時は疲れもとれます。最大6か月以内に反対に開きが大きくなる銘柄を探し出すようにしております。日米とも株価の落ち着きがなく夜も気になって眠れない日がありましたので・・・自分では、安眠レシオ(ANMIN RESIO)となずけております。又裂きにあわないような組み合わせを作りたいと思っております。このようなやり方での問題点等がありましたらご教示いただければ幸いです。

本日のラジオにて井上様が話されていた裁定買い残の話、良く理解できるようになりました。

8/22のブログ「すごろく」の中に、「先物やOPは投機色が強くて、ちょっと気が引ける」・・・とありましたが、先物によって現物株が左右される現実があるわけですから私は避けては通れないと考えるようになりました。ただ現実的には、例えばプット・コールという言葉は理解出来てもそれをどのように運用すれば良いのかわかりません。井上様のブログとラジオを聞いてわかるようになりたいと思っております。

「私は、先物もOPも使わず現物株だけで勝負するということにとても恐怖を感じる・・・」という言葉にとても衝撃を感じました。

今後ともよろしくお願いいたします。」

まさしくずっとこのブログを通して伝えたかったことです。「安眠レシオ」いいネーミングですね。弊社の電子部品の表(本日前場引け情況)を載せます。(「需給」は信用残が左右します。偏差値が大きい銘柄には売り超に傾いている銘柄が多いことにご留意ください。)本当はこの全業種の表を開示したいのですが、コンプライアンス(著作権)の関係で出せません。ごめんなさい。絶対に役立つ表なのに残念です。(さらに詳しいのもあります。)

 あと、先週の「すごろく」で税制のことを指摘することを忘れましたが、そのコメントも頂きました。全くもってそのとおりです。現物との通算が待たれますが、もうじきだと思います。この問題点については臼田さんも強く言われていました。

080826

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