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2008年8月11日 (月)

080811日本株ストラテジー

080811nt  まずは、指数の動き。米国市場の買戻しは「商品買い、ドル売り、株売りポジション」のアンワインド(手仕舞い)の動きであるが、これは6/25のFOMC以降述べた「債券がキャッチボールの中心になっても、年初~3月中旬のように株式が3位になるとは限らない。商品市況の軟化シナリオによって2位をキープし、買戻し圧力によって上昇する可能性が高い」というシナリオに沿った動きである。

 この動きが継続するかどうかであるが、まずファンドのアンワインドは継続を見込む。先週、先々週も述べたようにNYSEの買戻し圧力はまだ存在する。注意すべき点は昨日の日経新聞朝刊に私のコメントとして掲載された12日のSECの19銘柄カラ売り規制が解除されることであるが、これによって再度金融株のカラ売りが急激に拡大するとは考えていない。理由は2つ。前述の買戻し圧力の存在と、先週も述べたように現在は、「12日で一旦カラ売り規制を解除し、このまま需給に手をつけない状態で株式市場が安定することを当局は望んでいる。これに対して、再度カラ売りを浴びせることは可能であるが、今までのように、他の金融機関、ファンドが同調するとは限らない。また、それで株価が下落した場合には、再度SECは需給に手をいれてくる可能性が高い」という懸念である。

 一方で日本株。米国株式が7月で一旦の底をうった動きとなっていることは繰り返し述べたが、日本株の動きとしては、他市場との比較で相対的に弱い横バイのボックス圏での動きを想定する。

 

理由はふたつ。まずは、日本株(現物)に春先のような買い戻し圧力がない(カラ売りが溜まっていない)ということ。二点目は、ここまでのストラテジーで「裁定買い残の増加によって指数が上昇し、信用買い残のやや重い13500円~14000円、非常に重い14000円~のゾーンでヤレヤレ売りを消化することを期待」したのであるが、ここもと事ある度に触れているように裁定買い残が急増しているピッチが早すぎるうえに指数上昇に寄与していないという事実である。公表されている8/6現在の裁定買い残株数は20億6120万株、怒涛の17連勝で弊社試算の裁定買い残金額は丁度3兆円に載せた。株数ベースで見ると5/22の水準(日経平均が丁度14000円の水準)であり、その4日前(5/16、日経平均14200円レベル)につけた戻りのピーク22億3000万株弱まであと1億7000万株と迫っている。先週の金曜日はSQであったため、裁定株数が減少していることが推測されるが、それでも現在のペースでいけば今週にも戻りのピークレベルにまで達する勢いである。

ここで注意して欲しいのは、言いたいことは、これから裁定買い残が減少トレンドを描くということではなく、先週述べたようにどのような増加場面でも1週くらいはポジション調整によって裁定買い残が減少し、日経平均が400円~500円程度下落する場面があるということである。そろそろそのレベルに近づいているという懸念をここで述べたいのである。

このシナリオが示現すると、前述の信用買いのゾーンはやはりこれからも重くなってしまうことが予想される。幸いにも今回の裁定買い残増加は現物として日経平均銘柄で行われていることが顕著であるため、(週次の信用動向で繰り返し述べたように、日経平均銘柄を中心に積み上げた)信用買い超銘柄で救われつつある銘柄も散見される。これらのポジションについては一旦軽くすることをお勧めしたい。先週述べた今週までのコアレンジ12800円~13500円を先物中心の荒い動きで超えたとしても、利喰いもあり、その後14000円台を超えていくような上昇トレンドを今月描くことは難しく、レンジを250円程度上方シフトする程度で今月のコアレンジ予想は充分であろうと判断する。

トピックスを3つ。

・私も参加しているとある(機関投資家)ファンドマネージャー調査で今週の日本株の見方が急に強気一色となっている。そして、これが非常にあてにならない。

・裁定買い残の急増がもたらしたもの=NT倍率の上昇。 NTプレイヤーがここから日経平均を買い、TOPIXを売るとは思えない水準。(グラフ後掲)

・先週木曜日、金曜日の2社の先物動向。

8/7NE、225▲540億円程度の売り、TOPIX▲90億円程度の売り、CS、225▲370億円程度の売り、TOPIX▲330億円程度の売り、合計2社、2先物で▲1300億円以上の売り。

8/8NE、225+740億円程度の買い、TOPIX▲85億円程度の売り、CS、225+500億円程度の買い、TOPIX+250億円程度の買い、合計2社、2先物で+1400億円以上の買い。

方向感のない先物主導の展開は続く。イブニングはNEが相変わらずの主役で荒い値動き。

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