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2008年8月 5日 (火)

080805「ファクターリターン動向」

弊社で日々計測しているファクターリターンの中で、ここにきて「株価割安度」、PERやPBRで構成されたいわゆる“バリュー”のファクターリターンの下落が顕著となってきている。「株価変動性(ボラティリティー)」のファクターリターンの下落も目立つのであるが、こちらは相場の下落に因る部分が大きく、振幅の大きさこそ違うが指数の方向にリンクした動きとなっている。しかし、ここ最近の「株価割安度」のファクターリターンは、相場の上げ下げに関係なく一貫して下落しているのである。同様の動きを見せたのが、記憶に新しいところでは、昨年8月の第一次サブプライムローン・ショックのときである。市場環境の急激な変化によりヘッジファンドの運用成績が悪化し、ファンドの大口解約が相次いだ局面であり、その時の「株価割安度」のファクターリターンは、かつて示現したことが無いような急落(統計学上ありえないような5σ以上の乖離)を短期間で見せたのである。もちろん現在の下落幅は昨年8月当時のそれと比較すると小さいものであるが、急落を契機に昨年8月以降、半年以上に亘って“バリュー不遇の時代”に突入することとなってしまったことを考慮すると、今しばらくは「株価割安度」のファクターリターンの下落傾向が続く可能性はある。

商品相場の下落により損失が発生したことで、エクイティー関連のファンドも益出し目的での合わせ切りなど、投資家が解約売りに動いている可能性が高いと思われる。マーケットニュートラル戦略などロングショート系のファンドは、バリュー重視で銘柄選択を行なっているマネージャーも多く(割安な銘柄を買って、割高な銘柄を売る)、こうしたファンドのポジション手仕舞いが「株価割安度」のファクターリターンの下落に繋がっている可能性は高い。「株価割安度」のファクターリターンの下落が続いているうちは、大なり小なりファンドの解約が続いていると考えてよさそうだ。(小林)

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